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▼ワイルドアームズ ・1996年12月20日発売 5,800円(税抜)プレイステーション用CD-ROM
・2001年10月12日に廉価版(PSone Books)として再販 1,890円(税込)
■Amazonでは現在税込1,606円で販売中!
・推定売上本数 415,529本(エンターブレイン調べ、廉価版は含まず)
開発元/メディア・ビジョン 製作元/コントレイル 発売元/ソニー・コンピュータ・エンタテイメント
ゲームデザイン/金子彰史 音楽/なるけみちこ |
●レビュー FFVII発売を目前に控えた当時、他の多くのRPGが新たな映像表現・奇をてらったストーリーやシステムを追求する中で、敢えて「古き良き正統派RPG」として発売されたのが『ワイルドアームズ』でした。
戦闘シーンこそ史上初めて3Dポリゴンを使用したゲームとなりましたが、その他の部分は斬新な所は特にありません。悪く言えば過去の名作のいいとこ取りとも言えるかもしれません。しかしその分、各部分が非常に丁寧に作られています。
戦闘に参加するメインキャラは機械兵器ARMを使いこなす少年・ロディと、ハンペンというカゼネズミを相棒にもつザック、そしてアーデルハイド公国の姫君セシリアの3人。少なく感じられる方もいるかもしれませんが、その分各キャラごとに本編開始前にプロローグが用意されているなど描写はハンパじゃなく深いです。物語を進めていけば意外な事実も明らかになります。
さらにこのゲームの特徴の一つが、歯ごたえのある謎解き。各キャラが持つ「グッズ」を使って数々の仕掛けに挑戦していきます。その中にはかなり難しいものもあり、その解法を見つけた時は、他のRPGでは得がたい快感を味わえるでしょう。(どうしても分からない箇所にぶつかったら、私のHPを使って下さい!)
その他冒険心を高めるオープニングアニメから、個性派揃いの脇役キャラ、心に突き刺さる重みのある台詞の数々(中には爆笑ものも!)、エンディングでは思わず拍手してしまったほど感動したストーリー、更にそれを引き立たせる心地よい音楽など全てがバランス良く高水準なのには驚かされます。
唯一戦闘だけは終盤やや退屈さを感じてしまったのが惜しい所ですが。それでも本編以外にも豊富な隠しボスやもしかしたらエンディング以上に感動するかもしれない隠しエピソードなど長く遊べる要素などを考慮すれば、これは十ニ分に名作と言える出来。現在のRPGに食傷気味の人には今からでも是非オススメしたい逸品。
オススメ度…★★★★★
●体験者の皆様の声 ※雑談掲示板に寄せられた投稿より抜粋しました。
・いままでやった中で一番おもしろかったです。(TERUさん)
・プレイしてみるとかなりプレイしやすかった記憶があります。
今のRPGより余程WA1の方が充実感があります。ドット絵も好きですし。(エルさん)
・ゼットかっこいいいいーーーー!!!!(人さん)
・OPムビとその曲に感動したのを覚えています。ストーリーも良いし、やりがいのあるRPGですよね。(EVEさん)
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