18年目の逆転〜放たれたDL6・5の死神〜(第2話)
 広がっていく憎悪。徐々に私は、それが自分の近辺へと向けられていく気がした。  そしてその憎悪は、意外にも身近なところから感じた。  己のみに近づいてくる憎しみの刃、そして、疑惑。  Chapter 2 〜憎悪の対象〜    第1部・検事局  同日 午後1時2分 地方検事局・スタッフルーム  私は大急ぎで検事局に戻った。東山管理官から聞いた、今回の被害者は検事だという言葉。  「おい!本当かよ・・今度は検事が殺されたらしいぜ。」  周りの検事や事務官が口々にそう言っている。  (そんなことはどうでもいい!一体誰が!?)  私はその被害者の名を知りたくてたまらなかった。何故だろう? きっと、この事件の被害者がDL6号事件に関わっていると聞いたからだろうか?  「おや?御剣君?そんなに慌てて、どうかしたのかね?」  「ム・・亜内検事。いや・・この騒ぎはどうしたものかと思いまして・・」  私はスタッフルームの真ん中で、亜内検事と鉢合わせした。  「あぁ、どうやらね。この検事局の検事が1人、殺害されたらしい。」  亜内検事の言葉を聞いて私は、東山管理官の言った言葉は事実だったのだと理解した。  「しかも、半年前から起きている、“警察関係者連続殺害事件”と同一犯らしいのだよ。」  「そうなのですか・・」  同一犯。それは捜査本部が動いていることから想像はついた。しかしだ。  「だからと言って、どうして犯人が同じだと言えるのでしょうか?」  亜内検事は少しメガネの位置を調整すると、自信はないようだがこう言った。  「どうやら、詳しい検査はまだみたいだがね。一連の犯行と同じ銃殺だったらしい。そして、線条痕もほぼ一致しているとか。」  なるほど。確かにそれなら同一犯の可能性が高いだろう。  「それにしても、一体誰が殺されたので?」  そこが一番の知りたいところだった。今回の被害者。それが分かれば全てが見えてくる気がした。  「それがだね・・」  亜内検事はそっと私にささやいた。  「斬月検事なんだよ。」  「斬月検事が!?」  斬月正馬(きりつきせいば)検事。年齢は確か今年で50だったはずだ。かなり古くから検事局にいる検事で、ベテランだ。ただ・・  「斬月検事がDL5・DL6号に関わっていたのか?」  「ん?何か言ったかね?御剣君?」  亜内検事がそう呟いた私に尋ねてくる。だが、糸鋸刑事が言ったように、 この事件でDL5・DL6号事件の当時の捜査関係者が殺害されていることは極秘だ。あまり口には出せない。  「いや、なんでもありません。それでは、少し用があるので私はこれで失礼します。」  「え!?それまたどうして・・」  私はまだ疑問を残したままの亜内検事に、悪いと思いながらも別れた。とにかく私は、まだ何も知らない。 どうしてDL6号事件とDL5号事件の関係者が狙われているのか?DL5号事件とは何なのか?だが、今すべきことは1つ。  「斬島検事とDL6・DL5号事件の接点だ。」  私は1つ上の階のある部屋へ向かった。  同日 午後1時13分 検事局・上級検事執務室1001号  いわゆる斬島検事の部屋だ。  斬島検事は上級検事執務室を与えられていた。つまりそれだけ優秀だということ。 同じ50代の亜内検事でも、こんな立派な執務室は与えられていない。 この部屋をもらえるのはそれなりに優秀な検事に限られるわけだ。  そんな私も、上級執務室を与えられているが・・一応1202号室。この番号の基準が分からない。  「結構綺麗なのだな。」  きちんと整理されたデスクなどから、斬月検事の性格がうかがえる。部屋はその検事の個性をあらわすものである。 私の知っている検事で、1353室の検事なのだが、彼は部屋中が散らかっており、上級執務室はもったないくらいだ。  「おそらく、斬月検事があの2つのどれかに関わっていたなら、資料が残っているはずだ。」  私は資料が整理されている本棚を調べた。DL6号事件は今から18年前の2001年に発生したはずなので、 2001年の資料を見れば分かるだろう。  「ん?DL6号事件の資料はないな。」  私は今回の事件と一連の事件の犯人は同じと思っていた。だから、当然DL6号事件に関わっていると思ったのだが。  「違うのか?となればDL5号事件か?しかし、私は知らないのだよな・・DL5号事件を。」  そんな長い独り言を言いながら、本棚に目をやっているときだった。  「!?」  気になる項目があった。  “DL6号捜査妨害詐欺事件”  たいそうな名がつけられているではないか。私はその項目のDL6号が気になり、思わずそいつを手に取った。  「これは・・!!」  内容はこうだった。DL6号事件の捜査に行き詰まった警察が、1人の霊媒師に協力を求め容疑者を特定したが、 その霊媒師はインチキで嘘の霊媒を行い、警察に多大な被害をもたらしたと。  「この霊媒師・・まさか!!」  被告人の名は、そう・・忘れもしない。綾里舞子。真宵君の母親だった。  「ということは・・この事件の担当検事は・・」  担当検事。それは言うまでもなく斬島検事だった。  「なんということだ・・。」  私は頭を抱えた。これはどういうことなのか?と。だが・・  「ん!?しかし・・」  今この瞬間。御剣はもう1つの謎に気づいた。  「今思えば何故、東山管理官は私に被害者を教えたのだ?」  一応、今回の事件は公表されているといっても、肝心の共通点などは一切伏せられてきた。  (まぁ、あの共通点は糸鋸刑事が教えてくれたにしても、おかしすぎる・・)  あの言い方。明らかに極秘捜査をしている人間には見えない。ましては管理官だ。口が軽すぎる。  (彼は・・一体?)  御剣の中で、1つの疑惑が生まれた。  第2部・便り  同日 某時刻 検事局・上級執務室1202号室  私はそのまま斬島検事の部屋を出て、自分の部屋に戻ってきた。その際に、事務官から手紙を渡される。エアメールだ。差出人は・・  「冥か。」  私は端正で美しい手書きの文字から、冥が女であることを改めて感じる。  「さて、手紙とはどういうことなのだ?」  私はペーパーカッターで手紙の封を切ると、中身を読み始めた。 まぁ、なんとなく内容は分からない気もしない。噂になっていたから。  「どれどれ・・」  私はその手紙を読み始めた。  レイジへ。  相変わらず仕事ばかりやってるのかしらね。あなたは。  結構酷いでだしだな。  元気にやっているかしら?  特にヒゲ。あの男に限ってないだろうけど。貧乏すぎて死んでいるということはないかしら?  まあ、バカは死なないというから気にはしてないけど。  そうやって手紙に書く当たり心配してるのではないか?  そしてまた、成歩堂龍一はどうかしら?  裁判で負けてたりしてないでしょうね?  成歩堂龍一が負けたら、私の立場がなくなってしまうじゃない。  今度あなたからもしっかりと気合いを入れてやることをお願いするわ。  心配するな。負けてはいない。  それどころか仕事がないようだ。あの男は。  それにしても冥。君が気合いを入れたほうが絶対に良いだろう。  私の言葉よりも君の鞭のほうが絶対に効果的だ。  さて、本題に入るわ。  私が日本に戻ってくる理由は1つよ。それはリベンジ。  やはりか・・。  そっちの検事局でも噂になっていると思うけど、私は不機嫌よ。  何故なら、遂にアメリカで敗北したのだから。どこの馬の骨だか分からない男に。  数週間前のことだった。  私がアメリカで冥が敗北したと聞いて衝撃を受けた。これはどういうことかと?  そして私は、そいつにリベンジをすると誓った。  しかし、そいつは近日日本に帰国するらしいの。もともと私と同じ日本人だったようなの。  まぁ、早い話私は、その弁護士が日本に帰国することを聞き、  私自身も帰国することにしたわ。奴に勝つまでは絶対に戻らない。  そんなわけで、近々私も戻って来ると思うわ。  その時は追って連絡をするけど、楽しみにしていてちょうだい。  さらにパワーアップした鞭裁きを見せてあげるわ。                                                    冥  相変わらず強気なものだ。  しかし、それにしても冥を打ち負かすとは、どんな弁護士なのだ?  「そういえば、どこかに新聞があったような・・」  そこに書いていたはずだ。その弁護士の名が。  確か、自由の国アメリカで、若干13歳にして弁護士になった男と聞いた。いわゆる冥の男性・弁護士バージョンというわけだ。  「確かあの弁護士の名は・・」  弁護士の名。確か・・  「ツイン・・だったような。」  第3部・面会  11月28日 午前7時6分 拘置所・面会室  「ホワット?君は誰だい?」  体格のよい男が、係官に連行され、アクリル版の向こうに姿を現した。  「私はだな。こう言うものだ。」  俺は名刺を見せた。  「ほう、ミスタ・東山か・・そんな警視庁のお偉いさんが僕に何の用で?」  俺としては聞き出したいことは1つだ。  「アンタ昔、情報屋だったってね。」  「オゥ・・過去の話さ。ミスタ・東山。もう過去へは戻れない。ドント・リターン・ザ・パスト。」  いい加減その英語は止めて欲しいがな。  「まぁ、死刑判決も下ったわけだ。もう残り少ない人生だし、私に1つ話を聞かせてくれないか?」  そう言うと私は、1枚の写真を見せた。  「ん?これはミス・チヒロのマザーじゃないか?」  奴は顔を怖がらせながら言う。  「話は早い。DL6号事件だ。当時警察が捜査で霊媒を用いたことは最重要秘密事項だった。 それが灰根高太郎に無罪判決が下った直後。マスコミにもれた。」  奴の顔が曇ってくる。  「マスコミに公表したのは貴様だろ?小中?」  一時の沈黙。奴は口を開く。  「だからそれがどうしたと言うんだい?ミスタ・東山?」  俺は単刀直入に聞く。  「早い話。貴様に警察が霊媒捜査を行ったことを漏らした人間は誰なんだ?」  これさえ分かればよい。警察その人物の尻尾だけは掴めなかった。全てを知るのはもうこの男のみ。  「そういうことか・・それなら簡単さ。ぼかぁ、星影大先生からその情報を買ったのさ。」  「なにっ!?」  私はその言葉を聞いたとき衝撃を受けた。嘘だろ・・彼は綾里舞子を救ったのだぞ!!  「・・ふふっ。ふふふふふふ。」  「何がおかしいんだい?ミスタ・東山?」  そうか・・じゃあ、意外なところにいたんじゃないか。  「いや、そうか・・わざわざすまなかったな。それが聞ければ満足だ。」  「そうかい。それじゃあ、僕はこれでおさらばしても?」  奴は立ち上がる。あぁ、おさらばしてもいいさ。  「そうだな。それじゃあ、さよならだな。」  私も立ち上がった。そうだ・・1つ言っておかないと。  「そうだ、1つ聞かせてやろう。面白いことを。このことは誰にも言うなよ。」  「ドント・ウォーリ。心配は要らないさ。」  心配ねぇ。確かに貴様が心配する必要はないわけだ。  「残り少ない人生。楽しめたか?これで?」  その言葉に奴が振り向く。  「ワット?何を言っているんだい?ミスタ・東山。」  「そうだな。まぁ・・これを見れば分かる。」  私はポケットから1枚の資料を取り出した。  「こ、これは!?」  奴の額から一筋の汗が流れた。  「死刑執行書だ。これにな。日付が書いている。」  そう、“小中大。死刑執行期日・11月28日”ってな。  「11月・・28日!?」  「そうだ。」  俺は動揺している奴に言ってやった。  「おかしいと思わなかったな?こんな面会時間よりも早い早朝に面会なんて、まぁ、私の役職から面会が可能になったわけだが。」  奴の体が震えだした。  「今日の朝一番。お前の所に来た看守が言ったろ?面会だと。実はあれな。 私が来なかったら死刑執行の知らせを言うはずだったんだよ。お前に。」  そして話は終わった。  「さて、これから貴様は自分の独房には戻らなくて済む。もう朝に、死刑を告げる看守が自分の独房の前に止まるなんていう悪夢を、 夜に見なくて済む。これからはゆっくり眠れるんだ。」  そう、永遠の眠りにな。  「そ、そんな・・」  「まぁ、これで約束は守れるわけだ。エターナル・サイレンスという約束は。」  小中がこの言葉を聞いて倒れそうになる。既視感だろう。  「それじゃあ、天国にいけることを祈ってやるよ。係官。わざわざすまなかったな。執行の日に。」  「いえ、そんなことはありません。」  係官はそう言うと、そのまま小中を連行しようとする。  「ちょ、ちょっと待ってくれ!!プリーズ!頼む!ぼかぁ、まだ死にたくない!!」  必死に抵抗しやがる。全く、貴様はそれ相応のことをしてきたんじゃねぇのか?  「もともと決まっていた刑だ。騒ぐ必要もないだろう?」  「黙れ!!ミスタ・東山!!」  アクリル版を通しての会話。というより言い争いだ。  「貴様・・一体どういうつもりなんだ!?わざわざ僕のところまで来て!!何が目的だったんだ!?」  目的ねぇ・・一応、こいつになら言っていいかもな。どうせ長く生きられないんだ。  「目的か・・それを聞けばお前は、何かを思い出すかもな。情報屋で、DL6を知ってんだ。」  俺は言ってやったさ。ぶっきらぼうに。  「DL5は知ってるだろ?」  奴はハッとする。DL5。思い当たる節があるようだ。俺は続けた。  「復讐さ。父と・・・・のな。」  その瞬間だった。やつはあることに思い出す。  「なっ!?ま、まさか・・東山・・・ああっ!!」  俺はそのまま面会室を去った。これが分かれば明らかだろうよ。  「ちょ、ちょっと待て!!」  扉の向こうからは小中の断末魔が響く。  「小中大。貴様からはいろいろな情報を貰った。コナカルチャーの捜査で必要な資料も3年前に手に入れた。」  そうだ。計画はずっとあの頃から狂いなく進んでいる。ただ、てめぇの罪は1つ。  「綾里の破滅が、お前の重罪だったのさ。」  俺はそのまま拘置所の廊下を歩く。足音だけが空しく響く。  「それにしても、意外と身近なところに裏切り者がいたもんだ。」  いいさ、じっくりと計画を練ってから動くとしよう。  12月2日 午後12時57分 警察署・第1会議室  「以上で、今回の被害者・斬島検事の報告を終わる。各自会議での内容通りに動くこと。解散!」  俺は立ち上がる。  「東山管理官。どこかお出かけッスか?」  そんな俺に尋ねてきたのは、あの男。確か糸鋸といったな。  「どうした?糸鋸君?」  「えっ・・いや・・ッスね。ちょっと・・」  何がしたいんだ?この男。はっきりしないやつだ。  「まぁ、少し本庁のほうへ戻る。何かあったら連絡はちゃんとするように言っているから心配は要らない。 それより、ちゃんと捜査を頼む。」  管理官として、俺は少し風格ができたっぽいな。  「了解ッス!!」  そう言うと奴は去っていく。さて、俺も仕事に取り掛かろう。そのまま階段を下り、 車に乗り込む俺は、車の中に隠していたアレを取り出す。  「全ての始まりだったんだ・・。」  黒い塊が異様に冷たかった。  同日 午後2時3分 地方検事局・上級執務室1202号室  私は紅茶を飲みながら考えていた。  (今回の被害者。徐々に広がっている気がする。)  この世界は広い。とてつもなく広くて、無限に広がるかのように見える。だが、今回の事件の被害者も共通点はある。  「ただ、その対象がずれてきているのだ。」  ふとそう漏らした。そう、今までは警察関係者だ。それが急に検事。犯人の目的が分からない。  「一体・・これはどういうことなのだ?どうしても私に無関係とは思えない。」  私が遠く見据えた先には、一体何が見えていたのだろうか?これから起こる、更なる悲劇か・・。  同日 午後1時31分 星影法律事務所  「もしもし・・星影ぢゃが?」  星影法律事務所の所長。星影宇宙ノ介。言わずと知れた有名な弁護士だ。  そんな彼の携帯に、非通知で電話がかかってくる。  『星影先生ですね?』  電話先からした声は、明らかに機械的な声だった。  「君は誰ぢゃ?」  明らかに怪しいその声。星影は顔を険しくする。  『実はですね。お宅の事務所があるビルの屋上に私・・いるんですよ。』  「・・どういうことぢゃ?」  意味が分からない。星影は首をかしげる。  『飛び降り自殺・・しようと思ってるんですよ。』  「なんぢゃと!?」  星影は思わず叫んだ。事務所の上から飛び降り!?  「チミ。そんな冗談は・・!!」  『冗談と思うなら窓から見てくださいよ。本気ですから。』  「なにぃ・・!?」  星影は慌てて事務所の窓を開けた。最近また太ったせいか、窓から身を乗り出すのに時間がかかった。  「はぁ・・はぁ・・上ぢゃと?ん!?」  そこにいたのは、サングラスとタオルで口を覆った人間の顔。  「なっ・・!?」  右手に携帯。左手に黒い鉄の塊。                           バンッ!!  星影の放り投げた電話の受話器から、ボイスチェンジャーを使っていない。生の声が静かに響く。  『あなたは罪深い人だ。』  Chapter2 end  ・・・It continues to chapter 3

あとがき

 さて、Chapter2は憎悪の対象。  徐々に広がりを見せる被害者の範囲。それはやがて、身近なところを支配し、いつかは自分のもうすぐ後ろへ・・。 そんな感じの話です。  御剣は早速違和感を感じていましたが、もうこれで分かったでしょう。この事件の犯人が。さて、それでは各部の解説を。  第1部・検事局。まぁ、検事局が初登場というだけの話。この作品を投稿しようと思った矢先。 御剣の部屋の詳細が明らかにされました。(蘇る逆転から)  まぁ、それを早速使った第1部。斬島検事という検事が殺された・・というかこの人。重要なのかイマイチ分からん。(オイ    第2部・便り。さて、文面だけですが彼女の登場です。しかも衝撃的な内容です。アメリカで敗北。  御剣はその男を知っているようですが、名前がツイン。それ以外は一切情報なし。こいつに意味があるのか? 実は、後のキーパーソン・・なんてことがあるのかもしれません。  とにかくこの話。人物やその裏にある事件を読み取ることが重要なのです。序章を読んだ人は序章も含めて。  第3部・面会。情報屋登場。とは言っても刑の執行を待っている状態でしたが。  あの男がここで登場。なんだかこの話。死刑になる予定の人がよく出るな。ちなみにここは彼の視点が多かったですね。 そして星影先生が・・で終わります。  意外と御剣視点と彼視点が多かったり、というか、自分をよく知っている人は彼の名前を見て首をかしげるだろうな。  以上です。

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