MOTHER1&2 グッズ紹介 - MOTHER1&2 GOODS impression


■大人も、子供も、おねーさんもエンディングまで、泣くんじゃない。
ゲーム/◆攻略本/◆サウンドトラック

▼MOTHER 1+2
・2003年6月20日発売 5,040円(税込)ゲームボーイアドバンス用カートリッジ
・2006年2月2日 バリューセレクション版発売 2,800円(税込)
■Amazonでも現在発売中!

発売元/任天堂 開発元/HAL研究所 ゲームデザイン/糸井重里

●レビュー

 MOTHER2発売から9年。64で開発していた3も陽の目を見ることなくまま開発中止となり、MOTHERシリーズはもう終わってしまったんだなとすっかり諦めていた私の元に、突然GBAでの1+2の発売と3の開発再開というニュースが飛び込んできた。このニュースに心の中で狂喜乱舞したファンは私だけではあるまい。MOTHERシリーズは掴んだ人の心を離さない、他のRPGにはない不思議な魅力を持ったゲームだからだ。

 このシリーズでは最初に自分や仲間の名前を入れる。これは他のRPGでも見られる光景だが、MOTHERシリーズ独特なのは、この後自分の好きな食べ物を入れるというところ。ゲーム本編で主人公(=プレイヤーの分身)が自分の自宅に戻ると、ママが最初に入れた好物を用意して待っていてくれる。ゲームの中の主人公とプレイヤーを同化させる心にくい演出だ。(2ではこれに加えてペットの犬の名前もつけられる。)さらに1,2ともに共通しているのはどちらも現代(1は1980年代、2は1990年代)のアメリカが舞台となっているところだ。グラフィックもポップだが、どこかへんてこりんで独特な世界観を築いている。ほのぼのとした雰囲気の中にちょっとブラックで毒気がそれとなくブレンドされているのが絶妙だ。町の人たちの会話もコピーライターの糸井氏らしくコミカルなものからシニカルなものまで一人一人のセリフに味があり、実に多彩に富んでいる。戦う敵も1の最初の戦いが「電気スタンド」だったり普通のおばさんやおにいさんから動物たちが襲いかかってきたりするのだが、主人公一行は決して彼らを殺したりはしない。戦闘に勝利すると彼らは「われにかえった」り「おとなしくなる」のである。お金も敵から奪うのではなくパパが振り込んでくれる。(戦闘勝利回数に比例はしますが…)どこか殺伐したところが出てきてしまうのはほとんどのRPGの宿命とも言えるが、このシリーズに限ってはそういうものとは無縁である。「日常の中の非日常」的な作品が好きな私にとってはすごく好みに合ったシリーズと言えるのである。

 また、1,2とも「音」を集めるのがゲームの目的となることでも分かるように、音楽はこのシリーズにとっては重要な位置を占めている。元ムーンライダーズの鈴木慶一氏により実に聞き心地の良い音楽が奏でられている。それ故にGBA版では本体性能の問題で原版より音楽が劣っているのは実に残念な所だ。

 そしてこのシリーズ個人的に最大の醍醐味なのはラストバトルだ。1,2とも普通に戦っていては永久に倒せない。戦うのではなく別に何かをする必要があるのだが・・・。感動を十分味わうために出来れば自分で試行錯誤してその方法を見つけて欲しい。特に2のラストバトルは自分の中で一生記憶に残るだろうというほどの傑作ものだ。好みはあるだろうが、このためだけにでもこのゲームをやってほしいくらいだ。(2の後に1をやったらやや最後があっさりかなという気はしました^^;)

 1は今からやるとグラフィックや、(今から見れば)やや突き放した感のあるゲームバランス(その分2より自由度は高い)、少ない情報量は辛い面もありますが、それを差し引いても十分良作と呼べる作品に仕上がっています。個人的にはリメイクをして欲しかったですが。2の前にファミコン版をやっていればきっともっと高い評価をあげられたでしょう。2はSFC版の所でも言っている通り言わずもがなの傑作。弱い敵と接触すると一瞬で倒してくれたりとプレイヤーにストレスを感じさせない親切設計が組み込まれているところもさすが。名作2本をまとめて遊べて2,800円という価格になったのですからお買い得という他ないでしょう。3で初めてMOTHERに触れた人にも是非遊んで欲しい作品です。
レビュアー/今師@管理人
オススメ度…★★★★★

▼マザー百科 新装復刻版
・2003年6月発行 950円(税込)
■Amazonでも現在販売中!

編集元/エイブ 出版元/小学館

 ファミコン版「MOTHER」発売時に従来の攻略本の概念を覆す構成でまさに「伝説」となった攻略本がGBA版発売を契機に復活!
 旅行ガイドを思わせるような作りで、MOTHERの世界を実写写真で再現。さらに各界の気鋭クリエイターによるアイテムやPSIのイメージ作品や作品についてのコメントが掲載。 ゲーム本編では知りえなかった主人公をはじめとするメインキャラクター達の詳細解説もバッチリ。攻略した後もずっと手元に置いておきたくなる本。
※「MOTHER」の世界をもっとディープに楽しみたい人なら絶対に「買い」!!

▼任天堂公式ガイドブック MOTHER1+2
・2003年7月発行 1,260円(税込)
■Amazonでも現在販売中!

発売元/小学館 編集協力/任天堂

MOTHER1・2ともにパーフェクトに攻略!写真が多用されておりビジュアル的にも充実。
よりディープに楽しむための「寄り道情報」も随所に用意されている。「任天堂公式」は伊達じゃない。
※MOTHER1+2を楽しむのならこの攻略本で十分!オススメ度★★★★★です!!

▼MOTHER(サウンドトラック復刻盤)
・2004年2月18日発売 2,625円(税込)音楽用CD
■Amazonでは現在2,363円で販売中!(10%オトク!)

発売元/ソニー・ミュージックエンタテイメント 作曲/鈴木慶一

1989年発売の「MOTHER」伝説のサントラが15年の時を経て遂に復活。
ファミコン版そのままの原曲はもちろん、ボーカル入りで生まれ変わった曲まで。
※新たな命を吹き込まれた珠玉の曲はきっとあなたの耳に感動を残す筈。

▼MOTHER2 ギーグの逆襲(オリジナルサウンドトラック復刻盤)
・2004年2月18日発売 2,854円(税込)
■Amazonでは現在2,711円で販売中!(5%オトク!)

発売元/ソニー・ミュージックエンタテイメント 作曲/鈴木慶一・田中宏和

MOTHER2のオリジナルサウンドトラックも10年の時を経ての復刻!
スーパーファミコン版の原曲がそのまま、全24曲入っているぞ。
※前作のサントラのようなボーカル入りはなし。ちょっと残念!?

▼MOTHER1+2 オリジナルサウンドトラック
・2003年8月20日発売 2,500円(税込)音楽用CD
■Amazonでは現在2,250円で販売中!(10%オトク!)

発売元/東芝EMI 作曲/鈴木慶一・田中宏和

MOTHER1・2より人気曲を厳選した26曲(1より10曲、2より16曲)を収録。
収録曲全てにアレンジが加えられ、よりグレードアップが施されている。
※MOTHER1・2の代表曲をお手軽に1枚で聴くなら、これがオススメ!

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