レイトン教授×逆転裁判 暗闇の時計塔 逆転旅行 [3] | |
作者:
たこやきDJ
URL: http://gyakutensaibansaikoudesu.rakurakuhp.net
2011年01月22日(土) 12時38分45秒公開
ID:MR.JAqBDX.k
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「じゃ、逝こっか。」 という訳で、天国へ逝くことに…って、違います!!美雲さん、逝く、ではなくて、行くですよ。 7月26日午後3時20分 運転席 という訳で、またやってきました運転席。煙突からは相変わらず煙が、溶鉱炉からはすごい熱気が漂っています。そんな中、プランクトンさんは日陰に座っていました。 「海へ…海へ行きたい…海へ行ってクラゲと戯れたい…」 そして、うわごとのように何かを言い続けていました。それに、クラゲと戯れるのは危ないですよ。あ、戯れるはたわむれると言います。 「クジラの潮吹きが見たい…イルカの大ジャンプを見たい…」 また何か言ってます。鯨の潮吹きはともかく、イルカの大ジャンプは水族館でも見れると思います。 「マグロの刺身が食べたい…タイの塩蒸しが食べたい…」 …これって、すでに海に行かなくてもいい気が… 「キノコ!!キノコ!!松茸が食べたい…」 すでに海じゃなくなっています。キノコは山に生えるものです。大いにキャラ崩壊しています。 「…アロマさん。美雲さん。帰りませんか?」 「え、言いだしっぺが何言ってんの!!」 美雲さんがすかさず僕の意見に異議を唱えてきました。 「いや、多分、話しかけると当分はなしてくれませんよ。」 僕は目の前の状況をよく見ながら言いました。うわごとをぶつぶつ言っているプランクトンさんが居ます。 「でも…せっかく来たんですから、とりあえず話を聞いておきましょう。」 アロマさんはそう言いましたが、その言葉には少し気だるさがありました。 「…仕方ありませんね。」 満場一致です。しかし、今度はどうやって話しかけるかを議論しました。 「いや、ここは普通に話しかけるのが…」 僕はもっともふつうな話しかけ方を提案しました。 「いや、ここは話しかけるのを待つほうが…」 アロマさんは指をあごに当て、首をかしげながら言いました。 「というかさ…そろそろ私達の存在に気付いてくれてもいいんじゃない?」 美雲さんはプランクトンさんのいる方向をちらりと見ながら言いました。改めて思うと、プランクトンさんはさっきからうわごとをつぶやいていますが、本当に僕達の存在に気づいていないんでしょうか? 「ぶつぶつぶつぶつぶつぶつぶつぶつ…」 まだプランクトンさんは何かをぶつぶつ言ってます。ああ…………プランクトンさん。気づいてくださいよ。気づいてくれないと僕達はどうにもできません。 「せいじゅくのーーまーちーゆらぎにみーちてー…」 ついに、三雲さんは何かをつぶやき始めました。いや、これはあの歌ですね。ナムコクロスカプコンのあれ、すばらしき新世界。 「…あ、お前たちは…」 やっと、プランクトンさんはこちらに気づいてくれました。短いようで長い1分でした。 「あ、気づいてくれたみたいです。」 美雲さんが言いました。その言葉には、少し疲労感が、顔にも、少し疲労感がありました。 「おや…何かご用でも?」 プランクトンさんはよろよろと立ちあがると、気だるそうに近くの台に肘を置きました。 「いや…少し話を聞きたくて。」 「話?主に何を?」 プランクトンさんに言われて、僕は少し黙りました。そう言えば、まだ考えていませんでした。 「えーと…そうだ、盗まれたクイーンエメラルドについて教えてください。」 僕はふと気になって聞きました。そう言えば、結局ヤタガラスは現れずに、人が殺されかけたので、クイーンエメラルドのことについて聞くことにしました。 「!!…」 気のせいでしょうか?今、一瞬アロマさんの顔がゆがんだような気がします。 「クイーンエメラルド?あれ以上話すことはないはずだが。」 魚トークが少なくなってきましたね。 「いや、あの宝石の入手経路とか知りませんか?」 「入手経路?予算管理人に聞いておくれよ。」 予算管理人…ですか。 「じゃ、列車で起こった、2つの事件について、何か知っていることはありますか?」 「事件…ねぇ…宝石強奪…のことなら少しは知っているがな。私は愛が欲しいだけなんだがな!!」 …最後のあれ?いったいなんですか?欲しいだけ愛が?…ま、あえてツッコマズ、僕は話を進めます。 「え、ほんとですか?」 「ええ、といっても、俺がトイレに行っていたときに、宝石が盗まれたことぐらいなんだがな。」 プランクトンさんがそう言った時、僕はプランクトンさんの頬をおもいきりグーで殴りたい衝動にかられました。 「あの…この列車には、副操縦士が載っていなんですか?」 アロマさんも、今にも殴りかかりたそうな感じです。 「ねーよ、予算削減のためだそうだ。全く、この神童神神神運転手の給料も少し下がってしまうとは…」 僕はそう聞いた時、はっきりとこう思いました。この列車は危険だ…と。それに、神童の意味、分かっていますか? 「知っていることと言えばこれくらいかな。」 そう言うと、またプランクトンさんは仕事に戻りました。僕たち三人は思いました。二度とここには来るもんか!! 7月26日午後3時25分 5両目廊下 僕たちは運転席から逃げて、食堂車を通り、5両目廊下へと戻ってきました。 「しゃちょ〜(-_-;)待ってくださいよ〜」 あ…この少し頼りなさそうな声は… 「羽祖紺君。これくらいのスピードについてこれない様じゃ駄目だよ〜。」 いや…結構速く歩いていますよ。小池さん。 「アロマさん…どうします?関わりますか?」 僕はアロマさんのが居る方向に話しかけました。羽祖紺さんと…一応、社長秘書みたいな立場の人ですよね。 「そ……うで…す…ね。関わ…って…みま………しょう…………か。」 …なんですか。今のセリフの「…」の多さは…そこまでためらうことですか。 「そっか。じゃ、す・み・ま・せーん!!」 美雲さんが大声で叫びました。すると、小池さん達は気付いたようで、小走りでこちらへやってきました。連れの羽祖紺さんがひぃひぃ言ってます。 「僕達、いったいこんな所で何をしているのかな〜?」 小池さんは、相変わらずの口調で話しかけてきます。子供扱いはやめてほしいですけど…多分、言ってもどうにもならないでしょう。 「いや、ちょっと捜査を…」 「ダメだよ〜、そんな事して、真犯人と出くわしたりしたら、どうするつもりなのかな〜?子供だけなのに。」 う…僕は反論できませんでした。確かに、真犯人出くわしたら、殺されてもおかしくありません。 「ムッカー!!美雲ちゃんを子供扱いするなんて!!1000年早いよ!!」 そうでした。一応、美雲さんは高校生ぐらいの年齢でした。そう言えば、アロマさんもですよね。 「ごめんねー。」 …ムカつきますね。どうしたらこうもムカつくのでしょう。 「それはそうとして、何か知りませんか?」 僕は話を切り替えるべく、事件のことについて、小池さんに聞くことにしました。 「そうだね〜…と言っても、第一発見者は君たちだからね。第二発見者の私達は、何も知らないよー。」 うーん…確かに、第一発見者は僕達ですからね。怪しまれたのはそれも原因ですし… 「でも社長、そう言えば、社長、少し前あの第一発見者の、レイトンさんと何かを話していましたよね。のねをほのせちえとわぢすこ。」 あ…そう言えば、小池さん。リフレッシュルームで先生と何かを話していましたね。 「え…あ、あいや、あれはね。」 あ…小池さんが、珍しく焦っています。冷や汗も流れていて、表情をゆがめています。そんなにすごいことを話していたのでしょうか… 「もしかして…大人の話…って奴?キャー!!」 美雲さんは勝手に妄想して、勝手にはしゃいでいます。 「美美美美美美美美美、美雲さん!!いったい何かんがえているんですか!!」 アロマさんは、顔を真っ赤にして、腕を曲げながら問いかけています。そういうアロマさんは何を考えているのか?ショウイチジカントイツメタイデス。 「社長…教えてくださいよ!!僕は、一応秘書ですよ!!」 羽祖紺さんも、必死に訴えています。いや、訴えては違うような… 「ううん…でも…」 小池さんは冷や汗をタラタラ流して、困った顔をして、悩んでいます。いけ、羽祖紺さん。もっと行け!! 「お願いします。僕も聞いてみたいです。」 ここで、僕は追い打ちをかけるかのように聞きました。 「…分かったよ…ただ、この謎が解けたらね〜。」 ム…どうやら、小池さんはまいったようですが、この謎を解かなければいけないみたいです。 「分かりました。…社長、容赦しませんよ!!」 お…羽祖紺。やる気みたいですね。 謎5 マラソン大会 さー、よいこの謎ときの時間だよ〜。 さぁ、子供たちが、何人かでマラソンをしたよ〜。 で、みんな走り終わって、1位のA君はかなり喜んだんだけどね、なぜか2位のB君はものすごく悔しがっていたの。 さぁて?なぜだか分かるかな〜? そうそう、B君はA君を恨んでいたわけじゃないし、いつものB君は、びりにならない限り、ここまで悔しがることはないみたいだよ〜。それと、B君の体調は悪くはないみたいだよ さぁ、分っかるかな♪分っかるかな♪ うーん……………なぜか、普通の謎のはずなのに、最後のあれで、謎がものすごく簡単に感じてしまいます。 「さぁ、この謎が分からなければ、私とレイトンさんの話の内容は分からないよ〜。」 小池さんはニコニコしています。そこまでこの謎に自信があるんでしょうか? 「うむ…社長、もう少し優しい問題にしてくださいよ。」 羽祖紺さんはうなっています。ちなみに、僕はこの謎の答え、分かりました。 「小池さん。僕はこの謎の答えわかりましたよ。」 「あ、私もです。」 「うっうー!!私も私も!!」 僕がそう言うと、美雲さんとアロマさんもわかったと言いました。 「ふふふん。子供のころ、こんな問題を出されたことがあるんだ♪」 美雲さんが言いました。へぇぇ、幸運の持ち主ですね。 「じゃ、よい子のみんな〜、わかったら、ここに整列で並んで、順番に教えてね〜。」 そう言うと、小池さんは耳を僕たちの口があるくらいの高さまで下げてくれました。なるほど、あんな口調なだけあって、ある程度のことはできるみたいです。 「じゃ、まずは私から。」 そう言って、一番ノリノリの美雲さんから、答えをコショコショト話しました。 「正解。次の人どうぞ〜。」 そう言って、今度はアロマさんが答えました。羽祖紺さんは、相変わらず悪戦苦闘しています。こういう謎って、頭の柔らかい子供のほうが分かりやすいのでしょうか? 「正解。じゃあ、最後の子、こっちにおいで〜。」 そして僕の順番がやってきました。僕は小池さんの耳元で、ゴニョゴニョと答えを言うと、小池さんは笑顔で「正解♪」と言ってくれました。 「やった。」 僕は周りに聞こえないように、小声で言いました。そうそう、謎の答えは、羽祖紺さんが答えが分かるまでは秘密です。 「うーん…だめだ、頭の固い僕には、やくわこれもしん。」 訳、うーん…だめだ、頭の固い僕には、よくわかりません。ですね。 「だめだね〜、仕方ない、良い子のみんな〜!!この頭の固いおじさんにヒントを教えてあげてね〜。」 ヒント…ですか。 「そうですね…ヒント2、B君はビリにならない限り、悔しがることはありません。」 僕がそう言うと、続いて美雲さんが。 「ヒント?、何人かで競争したの。一人ではないよ。」 なぜ…2を?と表したのでしょうか?続いてアロマさんも。 「ヒント3、2位はビリではないとは言いきれません。」 ここまで言うと、小池さんは「これだけ言えばわかるでしょう。」みたいな感じの表情で羽祖紺さんを見ています。 「うむー…あ!!」 と言って、羽祖紺さんは答えを言いました。いよいよ、羽祖紺さんも分かったみたいです。 「競争したのは二人だけだった!!…からですよね?」 「正解!!」と、僕達と小池さんは同時に言いました。早い話はこうです。競争したのは二人だけ、だから、2位=ビリとなる訳です。何人か、という言葉に騙されて、4、5人居ると思った羽祖紺さんは、なかなか答えがわからなかった。そういうことです。 「では、社長、いったい何を話していたのかを教えてください。」 羽祖紺さんがそう言うと、待っていましたと言わんばかりに、僕達3人は小池さんの方に向きました。 「え…そう言えば、そうだったけ。」 ………もしかして…忘れていました?ちょっとぉぉぉぉぉぉぉ!!大人として、約束は守ってください!! 「…仕方ないなー…」 小池さんは堪忍したようで、ぼそっと一言、言いました。 「…クイーンエメラルドのことについて聞かれたよー…」 え…クイーンエメラルドって…あの、盗まれた奴ですか? 「え、なんでヤコウダケさんに聞かなかったのですか?」 アロマさんの意見はもっともです。プランクトンさんも、ヤコウダケさんが宝石の事を知っていると言っていました。 ⇒To Be Continued... |
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