レイトン教授×逆転裁判 暗闇の時計塔 逆転旅行 [3] | |
作者:
たこやきDJ
URL: http://gyakutensaibansaikoudesu.rakurakuhp.net
2011年01月22日(土) 12時38分45秒公開
ID:MR.JAqBDX.k
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「チャコフさーん!!」 僕はチャコフさんを見つけて、少し大きな声で叫びました。…少し大きかったですね。 「おや、ルーク様達ですか。」 チャコフさんはボーイの仕事をしていたようで、少し慌ててこちらにやってきました。 「いったい、今度はどのような御用で…」 チャコフさんはボーイらしく振舞いました。…ボーイと聞いて、殺し屋を思い出してしまうのですが…なぜでしょう? 「いや、ウエイトレスさん知りませんか?」 ちょ、美雲さん。単刀直入すぎです。 「ウエイトレス…?そんな人、モレントリー急行にはいませんよ。」 え…?ウエイトレスは…いない?じゃあ…カステラを配ったウエイトレスの正体は… [深まる謎・消えたウエイトレス] 「カステラを配ったというウエイトレス、そのウエイトレスがモレントリー急行から突如、姿を消した。いったいどこへ行ったのでしょう…」 うーん…深まる謎がどんどん増えていきます。ここは、あっち側のやつもまとめて、全部出してみます。 [深まる謎・怪しすぎる福引] 「ただの福引にしてはサービスがよすぎる。明らかに変過ぎる……」 [深まる謎・脅迫状の謎] 「アロマに送られてきた謎の脅迫状。一体誰が何のために送ってきたのだろうか…」 [深まる謎・ハイジャックした目的(解明)] 「ハイジャックをした目的、それは飛行機ごと海に突っ込むためだった。理由は不明。」 [深まる謎・消えた宝石] 「モレントリー急行のシンボル、クイーンエメラルドが消失した。いったいどこへ行ったのだろうか…」 [深まる謎・消えたウエイトレス] 「カステラを配ったというウエイトレス、そのウエイトレスがモレントリー急行から突如、姿を消した。いったいどこへ行ったのでしょう…」 うーん…5つもあるんですか。そのうち1つは解明しましたけど…やっぱ多いです。それにしても、深まる謎の数、これだけ…でしたよね?まだある場合は、コメントによろしくお願いします。 「では、私はこれで…」 そう言って、チャコフさんはまたボーイの仕事に戻って行きました。よほど忙しいのでしょうね。 「これからどうする?チャコフさん行っちゃったし、ウエイトレスはみつからないし。」 美雲さんはあ〜あと言わんばかりに、手を後ろへやりぶらぶらと動かしました。 「そうですね…ひとまず先生と合流しましょう。恐らく、そろそろ部屋へ戻っていても、おかしくないはずです。」 という訳で、僕たちはひとまず部屋へ戻ることにしました。 7月26日午後3時5分 自室 「あ、先生!!」 僕たちは部屋へ戻ってきました。すると、先生は椅子に座り、何やら考え事をしていました。…僕には分かります。あの先生の表情、何かを隠しています。 「ルーク達か…ルーク、何か収穫はあったかい?」 「はい。この通りです。」 僕は先生に、今持っている証拠品を全て渡しました。 「なるほど…これだけあれば…」 また先生は、何やら言ってます。 「先生、いったい今度はだれから話を聞いていたんですか?」 「…チェルミー警部だよ。それと、バートンさんからあれを返してもらったよ。」 そう言い、先生からあれを渡されました。 (証拠品・布ナプキン) 「モレントリー急行の料理の下に敷く物。食堂車の床に落ちていた。赤黒いものが付いている。赤黒いものの正体は血で、血液検査の結果、マリアンティア夫人の血液であることが判明した。」 「これ…マリアンティア夫人の血でしたか。」 僕は布ナプキンをまじまじと見妻ながら言いました。…血をまじまじと見てると、何か気持ち悪くなります。 「ううう、血を見てたら気持ち悪くなります。」 アロマさんが布ナプキンから目をそらしながら言いました。…というより、これをポケットの中にアロマさんは入れていたんですよね…すごい。 「先生、そういえば…チェルミー警部と何を話していたんですか?」 「…………。」 僕がそういうと、先生は黙りこんでしまいました。…僕は分かります。こういう時、先生は何かすごい秘密を抱えています。 「先生!!僕だって昔とは違います!!そろそろ僕を信頼してください!!」 僕は強めに言う放つと、先生ははっとした様子で、うすら笑いを浮かべました。 「…分かった。だがルーク、これから話すことは少しショッキングだ。それでもいいかい?」 「構いません!!僕は何度も死にかけた男です。少しくらいなら平気ですよ!!」 そういうと、先生は少し苦笑して、ふぅと小さなため息をつくと。 「分かった。アロマも、ルークも、もう大人だからね。」 と言いました。遂に…遂に先生に認められました。 「え、なぜ私の名前がそこで出てくるのですか?」 「美雲ちゃんの名前はないんだね…」 二人は二人なりに、感想があるようです。美雲さんはともかく、確かにアロマさんの名前が今出てくるのは少しおかしいです。 「…目覚めたマリアンティア夫人は、犯人は私達だと言ったらしいんだ。私に、ルークに、アロマだ。」 先生がそう言った時、僕は心臓が飛び出そうなほど、めちゃめちゃびっくりしました。マリアンティア夫人を殴ったのが…僕達、ですって… 「先生!!どういうことですか!!」 僕は多少強めに言いました。これくらい強めに言わないと、先生は話してくれません。 「…チェルミー警部の話によると、医務室で目覚めたマリアンティア夫人は、いきなり私に殴られたと証言をしたそうだ。」 先生は深くため息をついて、やれやれと言った感じの顔をしました。 「で、でも、僕たちはあの悲鳴が聞こえた後に展望デッキへ行ったことを、アロマさんが証明してくれるはずです!!まず、アロマさんが犯人と言われた理由が分かりません!!」 僕は言い終わった後、アロマさんをちらりと見てみました。アロマさんへ絶句した様子で、一言もしゃべる気配がありません。美雲さんも、どうしたらいいか分からず、戸惑っています。 「…残念ながら、私達が悲鳴が聞こえた後に展望デッキへ行ったこと、そう証明してくれた人はいないんだ。そのアロマも、グルだと疑われている。」 僕は絶句してしまいました。まさか…モレントリー急行でこんなことになってしまうなんて… 「それで、そろそろチェルミー警部が、私達を捕まえに、ここにやってくるそうだが…」 先生がそう言い終わるや終わらないや、ドアの外から気配を感じて… ドン と乱暴にドアを開け放つ音がした後、チェルミー警部、バートンさん、頭に包帯を巻いている、マリアンティア夫人が入ってきました。 「いたざます!!あれが私を殴った人です!!」 さっそくマリアンティア夫人が…ってあれ?漢字が!!漢字が含まれています!! 「ど、どうしたんですかその喋り方!!」 僕は早速突っ込みました。いや、誰だって突っ込むはずです。 「あらあら、私を殴った方と一緒に居た方ですか!!この喋り方に何か問題でもあるざますか?」 い、いやいやいやいや!!なんですか?あの変なしゃべり方から、いきなり出来る女的な感じの喋り方になりました。 「いや、最初にあった時はもっと…」 「ああ、私!!怒りが最高潮になると!!少しおかしな喋り方になるのざますよ!!」 いやいや、今の喋り方が普通で、今までのがおかしいだけですよ。 「では、話を元に戻そう。マリアンティア夫人が目撃した決定的な目撃。それを今から私が話す。レイトン心して聞くがいい!!」 うわ、チェルミー警部本気モードですよ。 「ルーク、証拠品、少し貸してもらうよ。」 つ、遂に…奇跡の対決が新たに始まろうとしています!! 証言開始 決定的証言 「マリアンティア夫人はこう証言している。貴様がマリアンティア夫人を殴ったと。」 「理由?そんなの簡単だ!!その前に、まずは!!動機を説明しよう。」 「動機、そんなの簡単だ、金目当てだ。貴様らも人間だ。欲があるに決まっている。」 「それにだな、マリアンティア夫人の証言によると、殴られた瞬間。後ろにシルクハットをかぶった人間が居たそうだ。」 「シルクハットと言えば…レイトン。貴様しかいないだろう!!」 うーん…早い話が、シルクハットと言えばレイトン先生だ。ということですかね。 「なるほど…しかしそれだけで犯人と決め付けるのは…」 先生も人間です。自分が犯人になってしまうのは嫌なんでしょう。必死に反論しています。 「うるさい!!被害者自身が貴様に殴られたと言っておるのだ。文句などあるまい!!」 チェルミー警部も、相変わらずの強引さで先生を犯人にしようとしています。 「…とりあえず、…その証言を、うち砕いて見せます。」 お、先生も、かなりやる気みたいです。…やっぱり、自分が犯人になるのはいやみたいですね。 「そこの子供ども、貴様らもまとめて逮捕だからな!!」 あ…そういえば、僕とアロマさんも、一応犯人とされているんでしたっけ、すっかり忘れていました。いやこのまま忘れていたかった、むしろ忘れさせてほしい、むしろこのまま逃げたい。 尋問開始 「マリアンティア夫人はこう証言している。貴様がマリアンティア夫人を殴ったと。」 待った!! 「間違いないんですか?」 「あたりまえだ!!何なら本人に聞いてみるか?」 チェルミー警部…グロスキー警部みたいに、やる気が空振りしなければいいですが… 「私!!間違いなくシルクハットをかぶった男に殴られたざます!!」 うーん…きっと作者も書きやすいでしょうね。漢字変換ができて。 「レイトン教授と奇跡の仮面。レイトン教授と奇跡の仮面…」 アロマさんが何かつぶやいています。気になる人は、検索してみてください。 「次だ!!次の話を聞け!!」 相変わらず自己中心的なチェルミー警部ですね。そりゃ、いい所もありますが、こんな大人になりたくないです。 「理由?そんなの簡単だ!!その前に、まずは!!動機を説明しよう。」 待った!! うーん…先生に、待った!!は似合いません。待ってくれ!!いや…待ってください!!いや…待つんだ!!いや…待ちたまえ!!いや…僕って…ネーミングセンスありませんね。 「動機もなにも、まだ決定的な証拠が…」 正論ですね。はい。僕も犯人扱いされているから、10倍同意できます。 「うるさい!!なんならマリアンティア夫人に…」 またこのパターンですか?もう一回聞きなおすのは嫌です。だが断る!! 「いえ、結構です。」 先生も、きっぱりと断りました。なんかかっこいいです。 「キー!!私がせっかく話をしてあげようと…」 うん。マリアンティア夫人もキーキーと怒っています。まるで猿…いやなんでもありません。 「マリアンティア夫人。そう怒らないでください。レイトンは私の手で必ずや捕まえてみせます!!」 うーん…なんか、僕とアロマさんの存在、忘れられていませんか? 「…ま、いいざます。」 「動機、そんなの簡単だ、金目当てだ。貴様らも人間だ。欲があるに決まっている。」 待った!! 僕も「待った!!」と言いたくなりました。金目当てとは…失礼な。先生に無礼です。 「確かに私も人間です。欲ぐらい少しはあります。ですけど…」 …先生にも、やっぱ欲はあるんですか。ま、人間ですしね。…いや、別にイメージ崩れていませんよ。いや、本当ですよ。 「だから何だ!!貴様は聖人か何かか?人にはよくがあるに決まっているだろ!!」 そういうと、先生は唸ってしまいました。先生は自分、さらに僕達までもが犯人にされている時点で、平常心を失っています。「迷いの森」の時はあんなにクールだったのに… 「ふん。何も言えないか!!」 うーん…イライラします。ですけど、チェルミー警部からこれを取ると、絶対何も残りません。 「それにだな、マリアンティア夫人の証言によると、殴られた瞬間。後ろにシルクハットをかぶった人間が居たそうだ。」 待った!! 「しかし…それだけで私を犯人と決め付けるのは…」 …先生、そのセリフ、いったい何回そのセリフ言っているんですか? 「だ・か・ら!!被害者が…」 チェルミー警部も負けずと大声で叫びました。いや、そろそろ鼓膜の限界です。 「被害者と言わないでほしいざます!!私はマリアンティアという立派な名前が…」 あー、もう!!耳がおかしくなりそうです!! 「あー、耳が痛いよ…」 「ううう…耳を押さえていてもずきずき聞こえてきます。」 美雲さんはアロマさんも、耳を押さえながらうずくまっています。なにやら頭を痛そうに抱えています。 「次で最後だからな!!よく聞くがいい!!」 あぁぁぁぁぁ!!耳がマジで僕もやばいです!!誰か助けてくださぁぁぁぁぁい!! 「シルクハットと言えば…レイトン。貴様しかいないだろう!!」 待った!! 「なんてことを言うんですか!!この…」 つい僕は「待った!!」と言ってしまいました!!僕はこの後、髭面警部!!と言っちゃいそうになりましたが、先生が首を横に振ったので、言うのをやめました。 ⇒To Be Continued... |
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