逆転のクーデター
作者: 鍋氏   2009年10月11日(日) 22時15分26秒公開   ID:SraEIqNgCGs
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「うそ、こんなちっちゃい子がミナトの諜報部員!?」
俺と凛ちゃんだけが全く話に取り残された。
「なんかおばちゃん凄い人みたいだね。なんなのかな?」
そう笑顔で言った全く小学生とゆうのは暢気なものだ。そして俺は恥ずかしいながらも春美ちゃんにに質問した。 
「あの、”ミナト”ってなんですか?」
そう言うと皆(凛ちゃんを除く)が少し呆れた顔をして
「あのね、オドロキ君そんなことも知らないで弁護士やってたの?普通の弁護士ならそれくらい知ってて、当然なんだけど。まぁ噂のレベルだけどね。」
「俺はそんなことも知らないダメ弁護士ですよ。」
「まぁまぁそんなに気を落とさないで。いいかい、ミナトってゆうのは警察庁に属する非公式組織。まぁ、活動が危険だから公式にできないだけなんだけどね。春美ちゃんはそこの諜報員って分けさ。」
「あの、度々すいません諜報員ってなんですか?」
「王泥喜のおじちゃんそんなことも知らないの?分かりやすくいえば007、ジェームス・ボンドだよ。」
凛ちゃんにそんなことを言われて俺は若干自分が情けなくなってしまった。
     同日 王長裏町
久しぶりだな、おじさんが住んでる場所に来るの。
「おや、掟の旦那じゃありませんか。お久しぶりです。」
「ハチ、久しぶりですね。伯父さんは家にいますか?」
ちなみにハチと言うの葉地崎虫助(29)プロの殺し屋でかなりの腕前だ。(まぁ僕にはかなわないけど。)
「佐々右門さんなら今の時間家にいるんじゃないですか?」
「じゃあ家に行ってみる。仕事がんばってね。」
   同日 成歩堂法律事務所
「じゃ、明日の裁判がんばりましょ名菜井さん。」
成歩堂真宵は邪法教のマルチ商法の被害者である名菜井静香と明日の裁判の打ち合わせをしていた。すると亭主の龍一から御剣から電話だと言われ電話に出た。
それは真宵にこれから話があるから検事局に来てくれと言われた。 
   同日 御剣検事の執務室
「ああ、真宵君そこに座ってくれたまえ。」
「あ、はい。でなんですか?御剣検事。」
「明日邪法教の裁判だそうだな。それを法ヶ検事に言ったらこれを渡してほしいと頼まれた。」
「なんですかこれ?ってこれって邪法教と癒着をしてるが大物のリストじゃないですか。
何で法ヶ検事がこんな物を?」
「私もよく覚えてないのだ。同じことを聞いたとこまでしか記憶がない。いったい何があったのだろうな?」
御剣検事は笑っていた。しかし真宵は笑えなかった。真宵にも似たような経験があった。
確か虎狼死屋佐々右門に捕まった時の一時期の記憶を今となっても思い出せないのだ。もしかして法ヶ検事が佐々右門なのだろうか。
真宵はそう考えたりもした。
  同日 虎狼死屋佐々右門の屋敷 
「伯父さん、よろしく頼みましたよ。」
「かわいい、甥のたのみです。私も断れません。」
この人に血縁じゃに対する同情があったとはびっくりだ。
そして俺は念を押し
「ミナトの援護をお願いしました。うちのメンバーを守る時には教徒をいくら殺しても構いません。」
「それでいつなんですか決行日は?」
「びっくりしないでくださいよ。それは僕にもわかりません。あちらが決めることです。」
「動いたらつぶすってやつですね。分かりました。」
そうして二人は微笑み合った。
  同日 デンジャラスランド管理室
「全く手間かけさせやがって。」
ミナトのナンバー05帆酒 陣字はたった今この籠城事件を解決した、というより犯人ごとぶっ壊した。まぁ銃を持っている相手に対してこんなことで来たかと言うと空手3段、柔道4段、剣道3段、合気道6段等々と言った超武闘派人間だからである。
「こりゃ長官に特別手当払ってもらうしかないな?」
そんなことしていると突然ドアが開き中に何人かはいってきた。
「「あっ。」」
そう自分が言った言葉が入ってきた綾里春美と言葉がシンクロした。
「帆酒さんお久しぶりです。」
「ええと、君は春美ちゃんだったっけ。確か十刑衆の一人の。」
帆酒はそういった。175センチメートルの牙琉検事ばりのイケメンが春美ちゃんに話しかける姿は王泥喜に十分衝撃を与えた。
「ねぇ、春美ちゃんその人誰?」
「ああ、仕事の同僚ですよ。」
「あ、帆酒と申します。宜しくね。」
そう自己紹介してもらい俺は納得いったがまた別の疑問がわいてきた。
「度々すいません十刑衆ってなんですか?」
「十刑衆って言うのはね。ミナトの中でも実力のある住人の諜報員で結成される組織。俺はそこのナンバー05でこいつは09ってとこだな。」
そう帆酒さんに説明され王泥喜はやっと納得がいった用だった。
    同日 伊賀の里
「姉貴、本当に俺が海流預かっていいのか?」
「いいわよ、その子がいきたいって言ってるんだから行かせてあげるのが親ってもんでしょ。それにあの子もあなたに懐いてるみたいだし。」
そういい親ぶって俺に海流をあずからせたいのは目に見えてる。
「分かったよ。つれてきゃいいんだろつれてきゃ。」
「やった!きっとあの子も喜ぶわ!」
そう喜ぶ姉貴を見て俺は頭が痛くなった。
    同日 法ヶ守の別荘
やっぱり午後は紅茶に限る。そう、俺は思った。それなのに俺と同年代の奴はビールだ日本酒だと酒ばっか。もうちょっと、こう、優雅な時間を過ごすという思考回路はないのか!
「まも君ったらまた紅茶ばっか飲んで!たまには日本茶なんかも飲みなよ!」
「うるせえな、俺の優雅な一時を邪魔すんな。」
こんな暢気なところで二人で言い争ってても仕方がない。そう思い二人とも喧嘩を止めた。   
    同日 監察医務院
御剣怜侍は疑問を抱えていた。大山法務大臣の体には皮膚に密着させて拳銃を撃った時にできる。火傷の跡はあったが抵抗した痕跡はなかった。つまり顔見知りに撃たれたということだ。そんなことを考えていると急にでっかいアフロヘアと特徴的な言葉使いが聞こえた。
「あのさーもっと分かりやすくて、理解しやすくて、ソウルフルにならないのかね。この解剖報告書ってやつは、ブラザー。」
「いえ、あの、そんなこと言われましても。」
そこにいたのは未等菩検事と監察医の羽虫従慈だった。
「未等菩君こんな所にいたのか。」
「あ、検事長。今、彼とソウルフルでビートな議論をしてたんですよ。」
そう、彼は答えた。
「君は今この事件を解いているのか?」
「ええ、だって気になるでしょ。火傷の跡はに凝ってるのに抵抗の跡はない。そう考えると不思議でしょうがないんですよ。」
そう言い彼はまた資料に目を落とした。
      同日 巌徒邸
「ああ、法ヶちゃん座って座って。」
「一体なんなんですか。伯父さんへの依頼が終わったらいきなり呼び出すんですからまいっちゃいますよ。」
今僕が話してるのは巌徒海慈。元警察局長で
殺人犯。しかし彼は警察により罪をもみ消された人間だった。
「一体何の用だ。殺人鬼め。」
そんなことを言いながら捜査二課の警部。罪門恭介が入ってきた。
「いやぁね。君たちに話しておこうと思ってさ。いろいろとね。」
元局長はそういった。
「でも、僕も暇じゃないんです。いろいろと邪法教を潰すのに準備がいるんです。」
「まぁ、そう言わないで。君の仕事にも関係あるかもしれないことなんだし。」
そう言うと彼は一冊のファイルを取り出した。その表面には「邪法教事件」と6人の捜査官の名前と一人の検事の名前が書かれていた。
「これって弟がベストオブ検事を受賞した時、一番評価された事件じゃないか!」
「ああ、そうだよ罪門ちゃん君の弟はこの事件でベストオブ検事を取った。でもよく思い返してみればこの事件がSL9号事件の始まりだったんだよ。」
「あの事件の、始まり?何言ってんだあの事件を起こしたのはあんただろう!」
罪門警部補はかなり怒っている様子だった。
それも仕方ないか彼の弟は巌徒元局長に殺されているんだから。
「確かに君の弟を殺したのは僕だよ。けど他の5人は青影だよ。それに青影の最後の標的は僕と君の弟だったんだ。」
「最後の標的?」
今度は僕が話に首を突っ込んだ。
「彼は僕たちを殺すために警察に逮捕されたんだよ。邪法教事件の捜査の記者発表をやめさせるためにね。」
彼の言った言葉に僕と罪門警部は驚愕した。
「邪法教事件って俺の弟がその年のベスト・オブ・検事を取ったとき立件が最も高く評価された事件じゃないか!」
「なんだって!」
僕は思わず叫んでしまった。
「ほらそれに彼だってそうさ多田敷君だっけ?彼にも殺されかけたんだよ。」
「うそだろ!」
今度は罪門警部が叫んだ。
「嘘じゃない。彼は邪法教の熱烈的な信者だったんだ。」
「まさかあんたが弟を殺した動機って言うのも・・・」
「もう勘ぐりはついてるだろう。そうだ。僕は恐かったんだ。これ以上命を狙われるのが。」
「そんな理由で弟を!」
かれは巌徒元警察局長に殴りかかろうとした
それを僕は止めた。
「罪門警部、今、彼に殴りかかっても何にもならないはずです。今は彼の話を聞きましょう。」
そう言うと彼は落ち着いたようでもう一度座り元局長の話をもう一度聞き始めた。
「それでとどのつまり僕に言いたいこととはなんなんですか?」
「邪法教に手を出すのはやめた方がいい。命が惜しかったらね。」
「おあいにく様僕はもう止まる気はありませんし、いまの話を聞いたらさらに腹が立ってきましたよ。」
「法ヶ検事!」
僕は急に呼び止められ振り返った。
「なんですか。罪門警部。」
「俺も、捜査に加えてくれ!弟の無念を晴らしたいんだ!」
そう言う彼の眼は怒りにうちふるえていた。
「分かりました。では僕が今から言うことを調べてください。」
僕は彼を捜査に加えることにした。
   同日 邪法教・本部
全くもう長官は何考えてるのかしら!こんな美女をこんな危険な所に潜入させるなんて!
そう思いつつ下を見ていると(私は今、天井裏に潜んでいるのだ)さっき盗聴器をつけた男が邪法教の教祖である天貝源平と話していた。
「教主様、今中国にいる密輸担当の信者から連絡がありました。チヤイニーズマフィアから武器を手に入れたようです。」
ぶ、武器の密輸!こいつらいったい何考えているのよ!
「で、内容は?」
「トカレフ、自動小銃、サブマシンガン、マシンガン、グレネードランチャー、ロケットランチャーなどです。」
「ロケットランチャーなんてよく手に入ったな。」
「まぁ、いろいろやりましたから。これを自衛隊出身の信者に持たせて。」
「テロ行為を起こすわけだな。」
「はい。」
そう言い彼は立ち去った。恐ろしいことを聞いてしまったと私は一瞬思ったがそれよりも長官に頼まれた任務の方を思い出した。あの男長官と体形が似てる。彼を連れて行けば長官も納得するわね。そう思い私は彼の後を追った。勿論天井裏から、ね。
      同日 議員会館
「陽民党の調所代表ですよね?」
野党の大物議院調所清風のもとに検事と弁護士、さらに変な捜査一課の刑事が訪ねてきたのはその日の午後だった。彼等は大山信輝の事件の一件で捜査をしてると言うと諮問を撮らせてほしいと言ってきた。調所自身何も後ろ暗いことはしてないし彼らに指紋の採取を許した。そしたら急に去って行った。調所は思わず「何だあいつら?」と口にした。
同日 警視庁捜査一課・三係
「しっかしよくこんなに集まったッスね。」
まぁ、確かにイトノコ刑事の言ってることは
正論だと御剣怜治は思った。いくら検事や捜査一課の刑事だと言っても国会議員や議員秘書からこんなにも指紋が取れるものかと思った。
「御剣検事とりあえずこれを監視機に持って行くッスよ。」
そうイトノコ刑事が言った瞬間に彼の携帯電話が鳴った。
    同日 どこかの路地
「動かないで!」
いきなり後ろから声をかけられ邪法教の幹部滝川雷太の動きが止まった。それと同時に背中に固いものが当たるのを感じた。
「動かない方がいいわよ。死にたくなかったらね。」
そう言われ滝川は自分に拳銃が当たっているということに気づいた。
「一体何が望みだ?金か?。」
「いいえ。」
そう言われた瞬間、滝川の首筋に激痛が走った。それと同時に滝川は意識を失った。
「生きてるわよね?」
そういい女は笑った。そして女は滝川をどこかに運んで行った。その直後滝川は意識を失った。
   同日 ミナト本部・爆刃の研究室
「長官が言ってた通りの邪法教の人間。連れてきたわよ。」
「サンキュー、舞サン。」
そう答えたのは爆刃亮二、現役高校三年生だ。しかし彼は高校一年生の頃、空き家を連続爆破するという暴挙に走り逮捕された。しかし、長官との裏取引でミナトに入ることを条件に不起訴になった。それ以来、ミナトの機械分野を担当している。
「で、どうゆう人物なんじゃ?」
そう聞いてきたのは葛城瀬龍。爆刃とは違い、今年62歳になるおじいさんだ。しかし”瀬世羅義流”と言う拳法(?)の使い手でめちゃくちゃ強い。さらに間接系統の技が多いらしく尋問(拷問?)はこの人に任せている。

⇒To Be Continued...

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