町内祭〜法ヶ検事の陰謀
作者: 被疑者A   2008年12月11日(木) 21時58分38秒公開   ID:6og8qs4kpGo
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  10月 13日 副検事局長室
「フフッ。これでやっと日ごろのうっぷんを晴らせるナ。」
男の顔がつくり笑から本物の不敵な笑みに変わる。そしておとこが再度笑う。
「フフッ。」

   10月14日 検事局長室
「ふぅ。」
私は御剣怜侍、検事局長だ。みんなに押されその場の空気に流され検事局になったものの
書類整理などは副検事局長である法ヶ君に任せきりだ。そのため彼は通常の二倍の責務をこなしている。ちなみに法ヶ君というのは法ヶ掟(25)だ。検事になりまだ三年目だというのにもう副検事局長になったというものすごいけいれきの持ち主で、身長が190cmあるのではないかと言うほどに大柄だそして常に不敵な笑みを浮かべているため彼の気持ちや心情は何一つ読み取ることができない、そういう人物だ。ちなみにこれからここに来る。法ヶ君に書類のことで聴きたいことがあるから呼んだのだ。とか言ってるうちに法ヶ君が来た。
「失礼しま〜す。」
法ヶ君が入ってくる。彼に私に言う。
「いったいなんのようですか?」
彼に言われる私は言う。
「町内祭のことだが・・・」
法ヶ君が衝撃的なことを口走る。
「ああ、あれなら出しときました。参加の印を押して。」
うぐ、早速きつい言葉が入る。
「私は言ういったいなんで出るんだ。」
さらに手厳しい言葉が来ると私も思ってなかった。
「検事局メイド&執事喫茶です。」
痛恨の一撃、御剣に999のダメージ、と言うようなアナウンスが流れる。
「あ、僕は当日理事として本部にいますから皆さんで頑張ってください。」
ダメ押しの一撃だがなんとか耐える
「法ヶ君私は出ないからな。」
「あ、それはかないませんよ。出ないと局長と奥さんのらぶらぶキスシーン、週刊現代に流して、記事にしてもらいますから。」
とどめの一撃御剣は倒れた。その瞬間法ヶ君が笑う。
「それでは頑張ってください。」
こうして私の最悪の一か月が始まったのだ。

   同日 法ヶ検事の自宅
「ふぅ〜。」
僕は久々に自宅に帰る。3日ぶりだな。御剣局長の仕事も一緒にきてもう死ぬかと思った。フフッ、だが今回の計画ですべてのうっぷんを晴らしてやる。と思い僕はワインに口をつけるのであった。そう思いながら一人夜の雰囲気に浸っていると、ある電話がかかってきた。
「「なぁ、法ヶ今からそっち行ってもいいか?」」
「「何だ、鴨か。」」
電話の相手は鴨沢賢(25)僕の古くからの親友で地方警察科学捜査班班長兼鑑識課課長
というとてもややこしい役職の人物で僕の住んでるマンションの隣の人物だ。僕とは古くからの親友で、EUに一緒に留学した中だ。そこで僕は検事としての、鴨は科学捜査の勉強をしていた。
「「ああ、暇だしちょっとそっち行こうかなと思ったんだけどいい?」」
彼から聞いてきた。どうせ僕も暇だったためもちろん来ていいというような感じで答えた。そして3分ぐらいしてから彼が来た。
「おう、法ヶ突然来て悪かったな。これ土産な。」
などと言い彼は焼酎を差し出す。そしていきなり
「なぁ、お前が局長をまたいじくったって早速話題になってるぞ。」
たく、この男はどっからそんな詳しい情報を手に入れるのだ、などと思いつつ僕は彼が持ってきた焼酎に口をつける。
「あぁ、本当だよ。あの人をいじれないようじゃわざわざあの人の仕事をしてやる必要ないですし。」
それから鴨といろいろ話し合いその日を終えた。

 *ここからオドロキ君視点になります。
 10月15日 オドロキ君のマンション
「はあ〜これから何しようかな。」
俺はここ数日ものすごい暇に悩んでいた。なぜなら成歩堂さんは真宵さんと結婚し現在ハネムーンに行っているのだ。
「この結婚式の様子は後で書くつもりなの今は何も触れないでください。」
「う、うわぁア、アンタは誰だ?」
謎の男が答える。
「僕は筆書期 必車(ふでかき ひっしゃ)
被疑者Aの小説に筆者からの伝言役に時々登場しますからよろしくお願いします。それでは、チャオ。」
謎の男もとい筆書期さんはいなくなった。しっかしなんだったんだ?今の人?まぁいいかちょっと」暇潰せたし。にしても暇だな町でも歩いてみるか。

    同日 ??町??商店街
う〜んやっぱり暇だな。などと思いながら街を歩いていると牙琉検事が声をかけてきた。
「やぁ、オデコ君どうしたんだい?」
牙琉検事はいかにも予定がありそうだった。
「そういえば僕さ。今日法ヶ副検事長から飲みに誘われてるんだけどさ、茜クンとのデートなんだよね。だからさ法ヶ副検事長との飲み会代わりに出といて。それじゃあね。」
<証拠品 法ヶ検事の家の地図>を牙琉検事に押し付けられた。
う〜ん暇だしとりあえず行ってみるか。

    同日 法ヶ検事の自宅前
「「ピンポーン」」
「はい、どなたでしょうか?」
法ヶ検事が出てきた。前見た時とは違い、普通のTシャツに普通のズボンそれに似合わず異常なほど高い身長、ろくに手入れされてない黒髪、普通と言っていいんだか?言っちゃダメなんだかよく分からない格好だった。
「あれ、君はこの前、成歩堂さんと一緒にいた弁護士だよね?なんでこんな所にいるの?」
俺はすかさず答えた。
「いえ、あの、牙琉検事になんか法ヶ検事の飲み会代わりに出といてといわれたもので。」
法ヶ検事は一瞬困ったような顔をして
「あ〜牙琉君か、彼、検事としての腕はいいんだけど、ひととの約束すぐすっぽかすからな〜あ、無視してごめんね。入っていいよ。」
早速俺は部屋に入ることにした。

     同日 法ヶ検事の家
中に入ると法ヶ検事の他に二人の男の人と一人の女の人がいた。一人の男の人は髪が長く
黒くて、黒いサングラスをかけてきている服もこれまた黒といった不思議な人だった。しかし俺はその人をどこかで見たことあるような気がした。もう一人はかなり低いであろう身長にちょっと痩せた体系かなり小さな人のようだ身長が高い法ヶ検事と比べると差は歴然としていた。女の人は茶髪に派手な服装という格好が目立った。
長髪の男の人が俺に気づいたようだ。
それに対し法ヶ検事が俺のことを説明していた。説明が終わると三人が自己紹介にきた。最初は長髪の男の人だった。
「君がオデコ君か、牙琉の奴が言ってたかれを厚くした弁護士は君のことか。俺は黒金黒雨(くろがね こくう)上級検事で、牙琉率いる新バンドガリュー・ライトニングのべーシストだ、よろしくね。」
次がもう一人の男の人
「俺は鴨沢賢、これでも地方警察科学捜査班班長兼鑑識課課長兼特命課副課長だ。
よろしくお願いするよ。」
最後に女の人が
「あたしは猫華舞璃沙美香(ねこかぶり さみか)。職業は地方警察特命課の刑事よ。」
三人が終わると法ヶ検事が出てきて
「そういえば僕からも自己紹介がまだでしたね。名前はまぁ知ってますよね。一応肩書だけ、地方検察局副検事長兼臨時時検事長代行兼特命課課長です。改めてはじめまして。」
法ヶ検事の自己紹介が終わり俺は疑問を口に出す
「特命課ってなんですか?」
法ヶ検事が答える。
「特命課って言うのはね。詐欺やハッキング、組織内での収賄や不正取引などを告発するために作られた捜査課何だ。」
ふ〜んと思う。もうちょっと深く聞いてみることにした。
「どういう方法で検挙するんですか?」
法ヶ検事は答えてくれた
「それはね、こっちから相手に喧嘩を売って
相手を嵌めるの、それが詐欺の捜査。ま、僕流だけど、あとはハッキングし返したり、潜入捜査したりね。」
またまた勉強になった。
「まぁ早速飲もうぜ、今日はお前のゼミじゃないんだからな、法ヶ。」
そう黒金検事が言ったので、みんなで飲むことにした。
  
     〜数時間後〜
「ふ〜ん、そういうことでオドロキ君は成歩堂さんっていう弁護士のところで働いてるんだ。」
気づくと俺は鴨沢さんに今までの俺のいきさつを話してた。
「それでですね。鴨沢さん、」
「あのさ、その呼び方やめてくれない?あんま好きじゃないんだ、苗字とか名前で呼ばれるの。」
鴨沢さんはふいに口に出した。俺は
「じゃあどう呼べばいいんですか?」
「鴨でいいよ。後その堅苦しい敬語、やめてくれよ。」
「鴨って呼ぶのは分かりました。でも何で敬語も?」
鴨さんはちょっと酒を飲んでから答えた。
「ああ、それは違う意味、敬語を使うってのは法ヶだけが持ってる特権だから。」
「何で敬語で呼び合うことが法ヶさんの特権なんですか?」
「それはヒ・ミ・ツなのよあの、二人だけのね。そんなことより一緒にあっちでゲームしましょう?」
猫華舞璃さんが誘われたので俺は一緒にゲームすることにした。

   〜数分後〜
「あんたさ〜法ヶと鴨について知りたいの?」
不意に猫華舞璃さんに言われた。
「あ、はいまぁ。」
「残念ながら、あたしはあの二人についてはよく知らない。でもあたしと黒のことなら話そうか?」
そういったので俺は迷わず
「はい、お願いします。でもそのまえに・・・」
「なに?」
俺は猫華舞璃刑事に言った。
「wiiスポーツやめません?」
それから猫華舞璃さんはゲームをやめ、話し始めた。
「私はね幼い頃売られたの。」
「売られた?」
俺は疑問に思ったので聞いてみた
「売られたって言うのは簡単なことすなわち少女売春よ。私の親が麻薬中毒でその借金のかたに売られた。全く最低だったわ。」
ちょっと間を置いたあとまた話し始めた。
「そんなとき助けてくれたのが黒金検事の父親、黒金鉄二だったわ。」
黒金検事が寝てるのを確認し、つづけた。
「それから家に戻ったら両親二人とも麻薬中毒で死んでた。びっくりしたわ。」
笑えないことを笑いながら言った。
「それから、黒の家に住むようになったの。それから黒とは恋仲になったの。」
猫華舞璃さんは自分のことを言い終わった後
「あたしの知ってる限りでいいなら話そうか?」
猫さんはそういった。
「いえ、それはいいです。それにそろそろお開きにしますね。」 
急に上から法ヶさん出てきてお開きを宣言した。まあいいこれは俺で探ってみよう。
そうして俺はその日はそこを後にした。
ところが帰る時ふいに法ヶさんに声をかけられた。
「オドロキ君、このマンション気に入った?」
法ヶ検事に聞かれたので俺は率直に感想を述べた。
「確かにいいところですね。でも俺なんかの安月給じゃこんなとこ借りれません。」
最後に悲しい事実を冗談めかしく言った。
なぜなら俺が今住んでいるマンションは築30年と言うぼろマンションで住人も部屋数の3分の1しかいない。
「それが住めるんですよ。だってここ僕のマンションですから。」
俺は一瞬事実と認識できなかったが隣の部屋から出てきた人物を見て納得いった。何と隣の部屋から大企業コルラデグループの若手社長、法ヶ守(ほうが まもる)が出てきたからである。さらにその後こんなことを口にした
「あ、兄貴、今日休みなの?あ、黒さん、猫さん、鴨さんお久しぶりです。で、兄貴そこの人、誰?」
一気にいろんなことを言われ法ヶさん(兄)は少し戸惑っていたがすぐに答えた。
「今日は2週間ぶりに休みです。ついでにそこの人は王泥喜法介、通称オドロキ君です。ここに住みたいそうなんですがいいですか?」
法ヶさん(兄)は法ヶさん(弟)に聞いた法ヶさん(弟)は
「ふ〜ん兄貴が見込んだって言ってたこの人ってこの人じゃあいいよ。で、何部屋?」
何部屋って
「じゃあ俺と妹ので、2部屋貰えませんかね。」
法ヶさん(弟)は答える
「はい、じゃあこれ鍵ね」
俺は聞くのが少し恥ずかしかったが聞いた。
「あの、ここって家賃どのくらいなんですかね?」
すると意外な答えが返ってきた
「タダだよ、タダ。まぁここには俺と兄貴がきにった奴しか済ませないけど。」
「タ、タダですか。」
俺はびっくりしていたけど嬉しくてとりあえずみぬきと成歩堂さんに話すことにした。
そのため一度家に帰った。

*ここから冥視点
    
11月27日 町内祭・検事局刑事局ブース
「おかえりなさいませ、ご主人さま。」 
ぐ、屈辱だわ。誇り高き狩魔の人間がなんでこんな格好をして、こんなことを言わなければならないなんて屈辱中の屈辱よ。こうなったら鞭を振って八つ当たりするしかないじゃないの。
、ビシ、バシッ、バシッ、ビシッ、売ってるうちに変な声が聞こえてくる
「メイドさん、うっ、もっと、うっ、打ってください〜」
ってよく見たら気持ち悪いオタクがずっと鞭打ちうけてるじゃな〜い。気持ち悪い。満足に鞭すら打てないの?私はかなり落ち込んだ。これも全てあの変人副検事長法ヶ掟のせいだは。いや、でも彼がイライラしてるのは私の夫のせいよね。けど、そうすると私の夫のせいってことになるはよね。まぁいいわ、とりあえず家に戻ったらレイジにたくさん鞭打ちすればいいわ。とりあえず今はこのオタクに向かって鞭打ちすればいいわ。

⇒To Be Continued...

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