レイトン教授×逆転裁判 暗闇の時計塔 逆転旅行 [2]
作者: たこやきDJ   URL: http://gyakutensaibansaikoudesu.rakurakuhp.net   2010年07月31日(土) 13時46分31秒公開   ID:kccVdmsyCdk
【PAGE 5/17】 [1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17]



僕は自信たっぷりに喋った。

「そ、それのどこが矛盾しているのでありますか!!」

亜内検事も動揺している。

「成歩堂君。一体この証拠品とさっきの証言。どこが矛盾しているのですか?」

裁判長は不思議そうに尋ねてきた。

「糸鋸刑事。あなたはこの証拠品で被害者を殴った…って言いましたよね。」

「そうッスけど。」

またかかった…

「どうやって…ですか?」

「へ?」

「成歩堂君。どういうことか説明してください。」

裁判長がうまい感じにかかってきた。次の証人が来る前に[謎]を少しは残しておかないと…

「はい。簡単に説明します。まずこの凶器、ツルハシには先端部分にしか血が付いていません。」

「はぁ、このとがったとこのことですね。」

裁判長は先端部分のことをとがったところと表すみたいだ…幼稚ぃな。

「そして被害者は撲殺された…と糸鋸刑事が証言してくれました。被害者の解剖記録にもそう書かれています。」

「証言したッス。」

「では単刀直入に言います。この証拠品で被害者を殴れるはずがありません!!」

僕は偉そうに、人差し指を突きつけながら言った。

「どどど、どういうことなんですか!!」

「どういうことッスか!!」

「どういうことなの。ナルホド君。」

「成歩堂君。どういうことなのか説明してください。」

ついに僕の時間がやってきた。スーパーナルホド―タイムだ!!

「はい。まず女性が人を殺すには力が必要です。それにこの血が付いている部分で人を殴ると殴るというか突き刺さるという感じになります。そして解剖記録には殴られて殺されたと書かれています。刺殺ではありません。」

「ま、まさか…」

「裁判長。その通りです。どうやって彼女は被害者を殺したんですか!!」

裁判長にも僕の言いたいことは分かったらしい。まず彼女が人を殺すには相当の力が必要。そしてそんな力でツルハシの先端部分で殴ったら死因は撲殺というか刺殺になるはずだ。

「ムギュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ…」

あ、亜内検事の髪が少し抜け落ちたぞ。

「亜内検事!!あなたにはこの謎を解き明かせますか?」

「ムムムムムム…逆に聞きますが成歩堂君。あなたはこの謎を解き明かすことはできるのですか!!」

「もちろんです。」

「ぎゃはぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…」

ここまではシナリオ通りだ。…ロジック…御剣がお勧めする訳だ。ハッタリよりはいいかもしれない。これを機に恐怖のハッタリ男から完璧なロジックを組む男にでもなってみようかな…

「ではナルホド君。どうやったらこの謎を解き明かすことができますか?」

「はい、この凶器を科学捜査班にまわしてください。それとルミノール試薬とアルミ粉を凶器全体にまんべんなく書けるように言っておいてください。そうしたらこの謎は解けます。」

僕は自信たっぷりに答えた。今回はハッタリなんかじゃない。完璧なロジックを組んだからこそ言えることだ。…まさかこんなセリフを言う時が来るとは思わなかった…

「そうですか。それでは検出が終わるまで、30分の休廷を取ります。それでは、これより休廷!!」

       カンッ!!

7月25日午前9時50分 法廷第2控室

「いてててっ。いきなり何なの。」
               
そう、法廷第2控室に入った瞬間。いきなりぼくは真宵ちゃんにほっぺをつねられた。

「だってさぁ、今日のナルホド君いつものナルホド君じゃないと思ったもん。いつものナルホド君ならいつも証拠品見てたじたじしているはずなのに…だからさ!!もしかしてナルホド君に怪盗キッドや怪人20面相や怪人仮面☆マスク。あるいはルパン3世やドン・ポールが変装しているのかなぁ…って思って。」

…少し問題ありだろ。今のコメントは。特に最後の変装している人物の予想図。版権上問題があるんじゃないか?まず怪人☆仮面マスクは変装できないしそれに怪盗キッドって映画に出てくる確率ほぼ100%の人が僕なんかに変装する理由がないし怪人20面相って僕名前しか聞いたことないから変装名人かどうか知らないし…ルパン3世ならかなり有名で怪盗キッドが出てくるアニメと融合したことがあるかなり有名な作品だから知っているけど…最後のは何だ?

「真宵ちゃん。ドン・ポールってだれ?」

僕は当然の疑問をぶつけてみた。まるでどこかのゲームのどこかの悪役みたいな名前だからな。

「なんだ、ナルホド君知らないの?最近ロンドンで活躍している、悪の科学者!!…だよ。」

「いやいやいやいや、悪の科学者が活躍しちゃだめだって!!」

「お、ナルホド君。ナイスツッコミだね。」

…別に突っ込んだわけじゃなかったんだけどな…僕は当たり前のことを言ったまでだ。…どうする?彼のこと詳しく聞いておくか。

「ナルホド君!!ここは法廷じゃないんだよ!!素直に聞いてきたらどう。」

…プロの霊媒師ともなると少しは人の心が読めるのだろうか…

「じゃあ…ドン・ポールってどんな人なの?」

「ふっふっふ…スーパーマヨイチャンタイムの始まりだよ。」

「いいから早く言ってよ。」

僕はこの後依頼人から少し話を聞いておく必要がある。ちゃちゃっと話はすませておかないと…

「もー、ナルホド君はノリが悪いなー。分かったよ。まずドン・ポールっていう人の説明はさっきしたよね。まずドン・ポールにはライバルがいるんだって。」

「ライバル?」

ライバルか…僕と御剣みたいなものか。

「うん。エルシャール・レイトン。謎解きが好きな英国紳士、なおかつ考古学者でね。助手にアロマっていう女の人、弟子にルークっていう人がいるんだって。それでね、今まで不可解な事件を何個も解決してきたんだって。」

「へー、たとえばどんな事件を?」

「えーとね。はっきり覚えている事件は6つかな。なつみさんから貰った外国系雑誌にのっていたの。」

…真宵ちゃん。…すごい。あのなつみさんからものを貰う勇気があるなんて…

「まず一つ目ね。これは「魔神の笛」事件と言われていてね。この事件は一通の手紙から始まったんだって、その手紙にはね旧友、クラーク・トライトンさんから届けられてね、簡単にいえば町で魔神が暴れていると書かれていたんだって。そこでさ、レイトン教授は…」

       待った!!

「レイトン教授?エルシャール・レイトンさんのこと?」

僕はとりあえず訪ねてみた。

「うん。そこでさ、レイトン教授は依頼人がいる町、ミストハレリにね、突然押しかけてきた助手、レミ・アルタワと一緒に行ったんだって。」

       待った!!

「レミ・アルタワ?」

「うん。レイトン教授の助手だよ。」

       異議あり!!

「真宵ちゃん。君の言うことには矛盾がある!!」

「え?どこ。」

「真宵ちゃん。君はさっきアロマという人が助手でルークと言う子が弟子だって言ったよね。」

「…ナルホド君。もしかしてレミさんが助手なのにアロマさんが助手なのはおかしいって言いたいの?」

真宵ちゃんも最近物分かりがよくなってきたな。

「うん。」

「…レミさんはね。この事件の3年後助手をやめているの。そこで入れ替わるようにアロマさんが助手になったの。」

「え、なんで助手を辞めたの?」

「うーん…そこまでは覚えていないの。そこら辺はあまり書いていなくて…」

まぁそれは仕方ないだろうな。まずそういうことは製作者側しか知らないからね。まだ発売していないゲームのことを普通の小学6年生の作者が知っているはずがない。

「続きいくね。そしてミストハレリについたにはいいんだけどさ、そこには魔人の暴れた形跡が残されていたんだって。そこでレイトン教授は依頼人の、旧友、クラーク・トライトンさんに会いに行ったの。そしたらねその手紙はその人が書いたものではなかったんだって…」

「でで、それでどうなったの?」

僕は真宵ちゃんの話にめり込んでいた。

「ここからは内緒。」

「え〜…」

「これ以上言ったら本当にネタばれしちゃうじゃん。これ以上はゲームを買ってもらって楽しんでもらいたいの!!」

…真宵ちゃんも読む人のことを考えてくれているようだ。

「次ね、次は「永遠の歌姫」の事件でね…」

       待った!!

「真宵ちゃん!!これあとどれくらいかかるの?」

「うーん…休憩時間終わっちゃうかも。」

…これじゃ作者が文字稼ぎかレイトン教授のことを読者に話しているようにしか見えないな。

「真宵ちゃん。要点だけザザッと言ってくれない。」

「えー、せっかくナルホド君のために雑学仕入れてきてあげたのに…」

今言うことか!!

「えーわかったよ。好きなだけ話していいよ。ただし!!依頼人に話を聞く時間は残してね!!」

「はいはい。で、さっきの続きだけどね。「永遠の歌姫」事件はね。昔のレイトン教授の教え子。ジェ二スさんからのチケットから始まったの。それでね、レイトン教授はね、弟子のルーク君と一緒に見に行ったの。」

       待った!!

「見に行った?何を。」

「オペラ、ジェ二スさん。今はオペラ歌手なんだって。それでね、実はそのオペラ会場では実は他の目的があってきたお客様がほとんどだったんだって、て言うか二人以外。」

「(二人以外って…何も知らなかったのか。)」

「それでね、ここで永遠の命をかけたゲームが流石にはじまっちゃったわけ。そしてね…」

「そして…なんなの?」

「内緒。これ以上はダメダメ。」

やっぱりこれ以上のネタばれはダメっぽいな。

「次の事件に写る前にね「怪人ゴッド」事件があるんだけどさー…どんな内容か忘れちゃった。ごめんね♪」

まぁまだ売りだされていない本の内容を教えろって言うほうが無理だよな。

       待った!!

真宵ちゃんが急に「待った!!」と言った。

「ど、ど、ど、どうしたの菜宵ちゃん!!」

「だれよ、菜宵ちゃんって!!私は真宵だよ!!」

…作者の奴、早く打つのはいいが打ち間違えがないようにしてくれ…

「すーはーすーはー…で、急にどうしたか?ふっふっふ、ナルホド君。もう私は30秒前の私じゃないんだからね!!」

真宵ちゃんは少し深呼吸をして気を落ち着かせると急に笑い出しよく分からないことを言った。

「私、怪人ゴッドの事件の内容、思い出しちゃったよ!!」

遂に作者も「怪人ゴッド」の本を買ったっぽいな。作者の喜ぶ顔が目に浮かぶわい…

「この事件はね、怪人ゴッドと言う怪人が出てね、ゴッドと言うのは神という意味で、神出鬼没で全く人を傷つけないことから、ゴッド(神)と呼ばれるようになったの。その怪人ゴッドはある共通点がある証拠品を盗むわけ…」

「…」

「…」

一瞬静かなひと時が流れた。

「ナルホド君!!なんで「ある共通点って何?」って聞いてくれないの!!」

真宵ちゃんがものすごく怒りながら言った。

「え、だって真宵ちゃんネタばれ禁止だからって教えてくれないじゃない…」

「でもここは聞いておくのがお約束ってもんでしょ!!」

真宵ちゃんはものすごい形相で言ってきた。

「…もういいよ。最後に作者の感想があるから読むね。えーと…ストーリーは面白かったが読み応えが少し足りなかった。謎ページが多すぎて少しトリックが単純だった。前作の「さまよえる城」のほうが良かった。次回に期待する。…と書いてあるよ。」

今のセリフ…突っ込むところがものすごくあるけど…一つずつ突っ込んでいこう。まず僕真宵ちゃんに見捨てられちゃったよ。それに作者の簡素が書いてあるか乱れから貰ったわけ?それに作者の感想マジの感想だし…

「じゃ、感想も言い終わったし、次の事件行くね。」

真宵ちゃんは話す気満々だ、そんなに僕が知らない雑学を反すのが楽しいのか…

「で、次は「不思議な町」事件。この物語はある一通の手紙から始まったの。そこにはね、遺産相続についてのもめ事を解決してほしいって言う内容の手紙が書いてあったの。そこでレイトン教授とルーク君はその手紙に書いてある街に行ったの。そしたら案の定閉じ込められちゃったわけ。町に、それでね…」

「じゃあ次の事件に行って。」

これ以上文字稼ぎに付き合う気はない!!

「もー、ナルホド君はノリが悪いねー。次の事件なんだけどさー…」

急に真宵ちゃんが黙ってしまった。一体どうしたんだろう…

「あのね。次の事件はさ、「さまよえる城」事件か「悪魔の箱」事件なんだよねー。ま、先に「さまよえる城」事件に行こうか。」

「(…真宵ちゃん。要するにどっちが先に起こった事件か分からないってことだよね。それ。)」

「次は「さまよえる城」事件ね。この事件はね最初にルーク君が散歩しているとね、空を飛んでいる城を見つけたの。そこでルーク君はレイトン巨樹の所へ…」

       異議あり!!

「真宵ちゃん!!巨樹じゃなくって教授ね!!」

「え、あ、うん。そこでレイトン教授のところへ相談しに行ったらさ、そこにも似た内容の手紙が来てたわけ。で、色々あってレイトン教授の学生時代の親友。ジェレミ―さんに会ったの。じゃあ次ね。」

⇒To Be Continued...

■一覧に戻る ■感想を見る ■削除・編集