レイトン教授×逆転裁判 暗闇の時計塔 逆転旅行 [2] | |
作者:
たこやきDJ
URL: http://gyakutensaibansaikoudesu.rakurakuhp.net
2010年07月31日(土) 13時46分31秒公開
ID:kccVdmsyCdk
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「は、はい!!」 矢張…鞭の跡が体中に付きまくっているぞ… 「ナルホド君、機内食まだ〜…」 真宵ちゃん…もうNOコメントだよ… 「大変お待たせしました。機内食です。」 機内食はとてもおいしそうだ。フランスパンに…コンソメスープに…プチトマトと魚のムニエルに…巨大ミートボールに…こんにゃくゼリー?そんなのいつの間に売り出されていたんだ。 「やった〜、やっぱこれだね〜」 真宵ちゃん…ものすごくうれしそうに機内食を食べ始めた。…他のみんなも機内食を食べ始めた。…僕も食べ始めるか… 「ナルホド君のおかずもーらった!!」 真宵ちゃんは獲物を狙う蛇のような勢いで僕の機内食を盗んでいった。 「あ!!ちょっと!!」 僕のおかずはほとんど真宵ちゃんにとられてしまった。ああ、残ったのはこんにゃくゼリーとフランスパンだけ… 「(ほとんどないじゃん!!)」 僕は鋭く心の中で突っ込んだ。 「ム、ムニャ、ここはどこっすか…」 「(イトノコ刑事…生きていたのか。……今思ったこと取り消し!!糸鋸刑事…やっと目覚めたのか…に変更!!)」 僕は心の中でボケて突っ込んだ。…後でかなりむなしくなった。 「あ、お髭の刑事さん。先程は申し訳ありませんでした…」 春美ちゃんが申し訳なさそうに言った。いつもの反省しているときのポーズだ。 「いや、気にする必要はないッス、彼女のことをあんたって言った自分が悪かったすよ。そういえばなんでファーストクラス担当のあなたがなんでエコノミーを…?」 「あ、それはあの事件からいろいろ考えまして、その結果ほかの仕事もしたくなって…それでエコノミー担当に志願したのです。」 あの事件?なんも聞かされてないぞ… 「君も大変なのだな…」 「はい、この前の事件…とてもいい勉強になりました。」 うん、理解不能。あの事件って何なんだよ。 「あの〜ナルホド君、あと何時間ぐらいでロンドンにつくのでしょうか?」 流石に春美ちゃんが訪ねてきた。 「え、あと14時間ぐらいじゃない。」 僕はとっさに答えた。 「いえ、後5時間くらいです。」 いきなりCAの人が話に割り込んできた。さすがCA、客の質問には真っ先にこたえる。 「(えっ、ちょっと早すぎだろ…)」 僕は心の中で多少戸惑いながらも突っ込んだ。 「この飛行機は特別製です。ジェットターボを搭載しているのですよ。」 「(…って、いやいやいやいやいやいやいや…あり得ないだろ!!ジェットターボなんて!!)」 僕は心の中で一生懸命否定した。 「じぇっとたーぼ搭載なのですか!!すごいのですね!!」 「春美ちゃん…!!(目がきらきらしているぞ…)」 「後5時間か〜やっとヒメコに会えるんだな…金髪の美しい奴だったな〜…」 え、金髪ってことは… 「なぁ、矢張、ヒメコさんって日本人じゃないのか?」 「え、ああ、そうだけど…」 …名前からして普通日本人だろ… 「矢張…ちなみにそのヒメコさんの本名は何だ?」 「え、たしか〜…ヒメコ・アルラウネだったかな?」 矢張は多少考えながら言った。 「(てゆうか彼女の名前ぐらい[?]なしで答えろよ。)」 僕は心の中で急に突っ込んでいると急に眠気に襲われた。 「ちょっと眠くなってきたわ…」 狩魔検事が眠そうに言った。 「私も機内食食べたら眠くなってきちゃった…」 真宵ちゃん…もう食べ終わったのか…他のみんなはまだ半分しか食べてないのに。 「うむ、アイマスクでも貸し出していないのか…」 「お客様、アイマスクをただいま貸し出しております。」 「(ナイスタイミングゥゥゥゥゥゥ…)」 僕は多少タイミングの良さに驚きながらも貸してもらうことにした。 「あ、こっちに6人分ください。」 そして僕たちは一回寝ることになった。後30分ぐらいしたらおきるとするか… 「おい!!俺のアイマスクはどうなっているんだよ!!おいみんな先に寝ないでくれよ!!…けっ!!機内食食って寝てやるよ!!」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ?月?日?時?分 ??????? 「…例の計画はうまくいっているだろうか?」 男は冷静な声で言った。 「はい。成歩堂龍一&御剣怜侍抹殺計画ですね。」 女も冷静な声で言った。 「少し声が小さいな。何かあったのか?」 男はさらに冷静な声で聞いた。 「はい…バーバラ・スコーグルスがしくじりました。」 女はさらに冷静な声で答えた。 「…まぁいい、あいつはすでに使い物にならない精神異常患者だ。組織の緊張に耐えられないやつなどすでに使い物にならない。」 男は声に癖をつけた言った。 「はい。…それに驚くべき事実が発覚しました。」 女は少し戸惑いながら言った。 「…なんだ。」 男は少し不機嫌そうな声で言った。 「バーバラ・スコーグルスは成歩堂龍一と御剣怜侍に対しての殺人行為らしきものを一切しなかったそうです。」 女はさらに戸惑いながら言った。 「なにっ!!」 冷静な彼が興奮していった。 「詳しい情報は分かっていませんが…とりあえず任務Bはクリアしたようです。」 女がとくに特徴のない声で言った。 「…あの捜査官殺害か。そっちはうまくいったようだな。」 男はにやりと笑った。 「そういえば少し気になっていることがあるのですが…」 女が少し戸惑いながら言った。 「なんだ。」 男は回転椅子を回転させながら言った。 「なぜ密輸組織がただの弁護士と検事を殺す必要があるのでしょうか?私には理由がわかりません。」 女が頭の上に[?]マークを出しながら聞いてきた。 「…お前が知る必要はない。もうさがれ。」 男が不機嫌そうに言った。 「は、はい…」 女が「しまった」という感じに返事をした。 そして女は部屋から出て行った。 女が部屋から出ると男が独り言をしゃべり始めた。 「…成歩堂龍一…御剣怜次…あいつらだけは許さん!!」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 7月26日午後12時45分 飛行機内 僕は目覚めた。30分ぐらい寝ていたらしい。 「ん〜、よくねた。」 僕は腕を伸ばそうとした。しかし腕は伸ばせなかった。 「あれ…体が麻痺して動けない。」 隣を見ると御剣も狩魔検事も春美ちゃんも真宵ちゃんも糸鋸刑事もぐっすりと寝ていた。…ピクリとも動かずに。 「誰か〜!!誰か〜!!居るなら返事してくださーい!!」 僕は必死に助けを求めた。しかし帰ってきた返事は僕が全く予想していなかったものだった。 「黙れ!!それ以上しゃべるとブチ殺すぞ!!」 とても低い声で僕はいきなり怒鳴られた。 「な、な、な、なんなんだ!!」 僕は驚かずにいられなかった。とりあえず周りの状況を見直してみた。目の前には銃を持った男が三人立っていた。全員覆面をかぶっていて黒い服を着ている。持っている拳銃の名前は…いちばん左の男が…ハンドガン。真ん中の男が…ショットガン。いちばん右の男は…コルトパイソンを持っている。何にしろかなり危険だ。 「お、お客様!!落ち着いてください!!」 「(あなたが一番落ち着いていないよ…)」 僕は心の中でつぶやいた。確か…いちるとかいう名前だったけ… 「なんだ、お前は機内食、食べていなかったのかよ!!」 「プロのCAとしてお客様の機内食は食べません!!」 彼女は強気で言い放った。そうか…機内食だ。機内食に薬が入っていたのだろう。僕の奴はほとんど真宵ちゃんにとられてあまり食べられなかったからな…効果が薄かったのだろう。 「お客様!!無事だったのですね!!よかった…」 彼女はほっと胸をなでおろしながら言った。 「(…ん、しびれ薬の効果が切れてきたようだ…)」 僕は薬の効果が切れたことがばれないようにこっそりと喋った。 「一体何が目的なんだ!!」 僕はこういう時のお約束のセリフを言ってみた。 「なんだ、もうしびれ薬の効果が切れたのか。」 「(…簡単に悟られてしまった。)」 「お、お客様!!き、危険です!!そうむやみに凶悪犯と話しかけてはいけません!!」 ものすごく動揺しながら彼女は言った。 「凶悪犯って言うな!!ハイジャック犯とよべ!!」 凶悪犯、いやハイジャック犯が起こりながら言った。 「は、はい!!申し訳ありませんでした!!」 彼女が慌てながら答えた。 「いちるさん。一応この飛行機の状況を教えてくれませんか。」 僕は張り詰めた空気の中で恐る恐る聞いた。正直なぜこんな状況でここまで冷静に居られたか分からない。 「え、あ、はい。現在この飛行機は凶悪…ハイジャック犯に乗っ取られました。機長の食事には何も入っていなかったので飛行機は問題なく飛んでいます。現在あなた方の連れが5人眠っています。そして2人起きています。そして機長と副機長と私が起きているだけです。」 「なるほど…(ん、2人起きている?)」 僕はおかしいと思った。僕たちは6人でこの飛行機に乗った。そしてそのうち5人が眠っている。狩魔検事、御剣、春美ちゃん、糸鋸刑事、真宵ちゃん。6−5=1。もし一人だけ起きているなら問題はない。だけど僕一人だけしか起きていない。2人起きているはずはない。 「…成歩堂さん。どうしたのですか?」 いちるさんが頭に[?]マークを浮かべながら恐る恐る聞いてきた。 「え、いや、なんで2人起きているって言ったんですか?おきているのは僕一人だけですよ。」 僕も恐る恐る彼女に聞いてみた。 「だって成歩堂さんとそちらの方で2人でございます。」 いちるさんの指さす方向を見てみると… 「成歩堂!!もしかして俺の存在を忘れていたのか!!酷いじゃねえかよ!!」 …見るんじゃなかったと僕は心から後悔した。そういえば矢張も飛行機に乗っていたんだ。…ちょっと待て。 「あの、いちるさん。」 「え、なんでしょうか?」 いちるさんはいきなり話かかられたのでひどくびっくりしていた。 「…もしかして矢張を僕たちの旅のメンバーだと思っていませんよね?」 僕は少し不安な気持を覚えながらも聞いた。 「え…違うのですか?」 …なんてこった… 「いちるさん。一応言っておきますが矢張は旅のメンバーには入っていませんよ。」 僕がそういうと彼女はまるで追い詰められた真犯人かのようにひどく動揺しだした。 「そそそ、そうなのですか。すすす、すみません!!私の早とちりだったみたいで…」 なぜか彼女は急に謝りだした。なにか僕悪いこと言ったのかな… 「成歩堂!!俺も旅のメンバーに入れてくれたんじゃなかったのかよ!!」 「矢張…(あれだけ鞭に叩かれても応えないのか…)」 「それにしてもあの機内食に薬が仕込んでいたなんてい思ってもいなかったぜ。あまり食べなくて良かったぜ!!」 矢張は機内食をあまり食べなかったらしい。正直言って矢張にはずっと眠っていてほしかった。 ズキュゥゥン 僕がそんなことを考えていると一発の銃声が響いた。 「貴様ら!!今自分たちがどんな状況か分かっているのか!!」 …そうだ、僕たちの乗る飛行機ハイジャックされてたんだ。 「すっかり忘れていたぜ。」 「すっかり忘れていました。」 矢張に続いていちるさんも言った。 「おまえら!!俺たちが凶悪犯であることを忘れてのんびり何話していやがるんだ!!」 「スパーク!!俺たちは凶悪犯じゃない!!ハイジャック犯だ!!」 「だけどボルケイノ、俺たちハイジャック犯というより凶悪犯じゃねか?」 「私はボルケイノに賛成ですね。たしかに私たちは殺人という犯罪を犯し凶悪犯という名が似合っているかもしれません。しかし!!今私たちは飛行機に居るのです!!凶悪犯というよりハイジャック犯のほうが今は似合うと思いますがね。」 「フリーズ!!よく言った。俺が言いたかったのはそれだよ!!スパーク!!まだ何か言いたいことはあるのか!!」 「フリーズまでなんだよ!!お前までボルケイノの味方するつもりなのかよ!!」 「ボルケイノ、スパーク、いったん落ち着きましょう。今は目の前にあることのみに集中しましょう。」 「あ、…悪かったな、フリーズ。」 「…悪かったぜ。」 おばちゃんにも負けないマシンガントークで3人は喋った。 …今の話を整理すると彼たちは一度、殺人経験があるらしいな。 (証拠品・犯人について) 「スパーク、ボルケイノ、フリーズというあだ名の3人組。帽子とサングラスをかけている。殺人経験あり。」 「さてと…こちらの話は終わりましたよ。矢張さん、成歩堂さん、いちるさん。」 長い話がやっと終わった………待て。 「長い話だったな。にしてもよー、なんで凶悪犯が俺たちの名前を知ってたんだ?」 矢張も気づくときは気付くらしい。矢張に限って気づくことはないと思ったのに… ズキュゥゥン 「話を聞け!!俺たちは凶悪犯じゃなくて!!」 「いい加減にしな!!スパーク、無駄玉をもうお前は2発も撃ってしまったんだぞ。」 「もう凶悪犯でもハイジャック犯でもいいじゃないですか。どっちにしろ悪いことなのですから…」 「…分かったよ。悪かったな。フリーズ、ボルケイノ…」 ⇒To Be Continued... |
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