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▼ヴァルキリープロファイル ・1999年12月22日発売 7,140円(税込)プレイステーション用CD-ROM2枚組
・2005年2月3日に廉価版(PSone Books)として再販 2,625円(税込)
・2006年7月20日に再廉価版(アルティメットヒッツ)として再販 1,575円(税込)
■Amazonでも現在販売中!
・推定売上本数 634,965本(エンターブレイン調べ、廉価版は含まず)
発売元/エニックス 開発元/トライエース
キャラクターデザイン/吉成曜 音楽/桜庭統 |
●レビュー
「スターオーシャン」シリーズで名を上げたトライエースが放つ北欧神話を題材にしたRPG。プレイヤーは様々な理由で非業の死を遂げた人々をスカウトし、鍛え、神界での戦争の戦力として送りこむのが(表面上の)目的。Periodによって移動回数が制限されたいたり、金(店や宿屋)の概念を無くしたり、懐かしの横スクロールライクでアクション性を取り入れたダンジョンや戦闘など、システムが普通のRPGとはかなり毛色が異なり、それを新鮮と見るか不可解と見るかで評価が分かれそう。個人的にはとっつきにくさはあるが慣れると面白くなると思う。RPGには珍しくちゃんと難易度調節も出来るし。アイテムの整理が出来ない等の問題点も若干あるがダンジョンでの仕掛けや戦闘の爽快感は格別で、特に戦闘システムは今までやったRPGの中でも一番だと思う。コンボがはまり、必殺技で敵をなぎ倒すのはホント痛快。このソフトやる直前にプレイしていたレジェンド オブ ドラグーンのあまりの戦闘のタルさにウンザリしてたというのもあるけど。
一方のシナリオ面では、徹底的に暗い雰囲気、プレイヤーの介入の余地がほとんど無い死のエピソード、そして実は指令通りにせっせと神界に人材を送り続けたプレイヤーが損をするマルチエンディングシステムなど普通のRPGとは一線を画す作りになっているために、人によっては不満に感じる可能性も。立ってるキャラが多いだけにそれを生かしきれていない(大抵のキャラは他人のエピソードには全く登場しない)のも歯がゆい所。CDにつきものの読みこみやセーブの長さを最小限に食い止めていることは評価できる。各所で言われているフリーズについては俺はクリアまで2回しか起きなかったので許容範囲。声優陣の好演もあり個人的には良作と言える出来でした。この世界観に惹かれる人、そして爽快感あふれる戦闘を味わってみたい方は是非一度プレイしてみて下さい。
(レビュアー/今師@げーむじんスタッフ)
さぁ。それほど出来が悪かったわけでもないのに、なぜか賛否が分かれまくっていることで有名な「ヴァルキリープロファイル」だよ。
まぁ確かに、ストーリー至上主義者には評判悪いでしょうね(笑) シナリオ部分に関しては、正直イマイチです。ほとんど内容のないシナリオなんかもあったりなんかするし。まぁでも、バトルが楽しくて仕方がないゲームだから、シナリオは正直どうでもいいと思います。いざプレイを始めたら、シナリオどうこうなんて問題じゃなくなります。そんなのいいから、早くバトルをやらせろ!って思うようになりますから。
俺はこのゲームの戦闘システム、かなり好きです。とにかく爽快かつ豪快なバトルシーンは、横で見ているだけでも楽しめてしまうんじゃないかしら?百聞より一見です。もし、近所にこのソフトを持っている知り合いがいたら、バトルシーンがどんなものか見せてもらってください。このゲームがいかに面白いか、すぐに分かると思います。わざわざ触らせてもらう必要はないでしょう。このゲームの面白さは、一度見ただけで充分理解していただけるはず。
まぁただ、ヴァルハラに戻った際に発生するシミュレーション部は、あってもなくても良かったな。これは正直、存在意義がまったくわかりません。あと、このゲームのマルチエンディングですが、ベストエンディングを見たい人は専用サイトに行くか、攻略本を買ってください。普通にプレイしていても、ベストエンドには間違いなくたどり着けません。企業間の黒い交際が見え隠れするのは、ボクだけですかね?
(レビュアー/KAY.Sak@げーむじんスタッフ)
オススメ度…★★★★★
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