【クロード編】
？？？？「！
　　　　　あれっ。
　　　　　たしか前にも会ったよね！？
　　　　　あたしに何か用？
クロード「ああ、うん。ちょっと
　　　　　聞きたいことがあってね。
？？？？「ｩ
　　　　　もしかして、ナンパ？
　　　　　そんなら、あたしは大歓迎だよっ。
クロード「違う、違う。
　　　　　そんなんじゃないから。
？？？？「そんな、ちからいっぱい
　　　　　否定しなくても別にい〜じゃん。
　　　　　あたしに失礼だよ。
クロード「ご、ごめん。
？？？？「まっ、い〜や。そんで、
　　　　　あたしに何のようなの？
クロード「正確には、君じゃなくて、
　　　　　君の持ってる物に
　　　　　興味があったんだ。
？？？？「…これ？
クロード「それって、
　　　　　ラジコンカーだよね？
？？？？「え〜？
　　　　　そんなダサダサな
　　　　　名前じゃないよ〜。
　　　　　『無人くん』って〜の。
　　　　　あ〜、でも無人くんてのも
　　　　　ダサダサかな？
クロード「いや、そんなことないと
　　　　　思うけど…。
？？？？「ホント？よかった。
　　　　　ちょ〜っと気になってたんだよね。
　　　　　何かラララ…♪て感じじゃん。
　　　　　あのさあ、これ…
　　　　　面白かったの？
クロード「？
　　　　　えっ！？
？？？？「あたしの持ってる物、
　　　　　面白いって思ったの？
クロード「そりゃあね。だって、
　　　　　どう見てもラジコン
　　　　　そのものだったからね。
？？？？「そのラジコンて〜のは
　　　　　よくわかんないけどさ。
　　　　　無人くんのことを
　　　　　面白いって思ったんなら、
　　　　　きっと気が合うんだよ、ね。
　　　　　良かったらさ、
　　　　　あたしん家に来てお茶しない？
　　　　　もっと面白い物を
　　　　　見せて上げられるからさ。
クロード「いいのかい？
？？？？「言っとくけど、
　　　　　逆ナンじゃないよ。
クロード「別に構わないけど…。
？？？？「そんじゃ、全然いいよ。
　　　　　あたしプリシス、
　　　　　『プリシス・Ｆ・ノイマン』って〜の。
プリシス「よろしくね。
クロード「あ、僕はクロード、
　　　　　クロード・Ｃ・ケニー。
プリシス「ふ〜ん。
　　　　　よろしく、
　　　　　クロード。
プリシス「ねえねえ。そ〜いえばさぁ、
　　　　　クロードって今いくつなの？
クロード「今年で１９歳だけど。
プリシス「そんじゃあ、あたしと３つ差かぁ。
　　　　　じゃあ、ぜんぜんオッケーじゃん。
クロード「？
　　　　　何が？
プリシス「何だと思う？
プリシス「そういえば、クロードと
　　　　　一緒にいた青い髪の女の子ってさ〜。
　　　　　あれってクロードの彼女？
クロード「ち、違うよっ！
プリシス「ふ〜ん。そうなんだ。
クロード「ここが君の家かい？
プリシス「そ〜だよ。クロード、
　　　　　あたしん家のこと知ってるの？
クロード「ああ、ちょっと…ね。
プリシス「さっ、あがりなよ。
プリシス「こっち、こっち。
クロード「おじゃまします。
　　　　　あれ、レナ？
レナ「クロードこそ、どうして。
プリシス「何だよ〜、親父！
　　　　　デートすならデートするで、
　　　　　先に言っといてよ。
親父「何を言っとるか！？お前こそ、
　　　男を連れ込むなら連れ込むで、
　　　ワシにみつからんようにせんか！
クロード＆レナ「…
　　　　　　　　あの〜…。
プリシス「そんじゃあ、レナも
　　　　　これに興味があった〜ってわけ？
レナ「え、ええ。
親父「そういうことだ。
　　　まあ、真の天才もいつかは
　　　人に理解して貰える時が
　　　来るということだ。
プリシス「たいてい、死んじゃった
　　　　　ずっと後にだけどね。
親父「一言多いぞ！
クロード「まあまあ。…だけど、
　　　　　どうしてここにあるような物を
　　　　　作ろうと思ったんですか？
親父「え！？あ…いや。その…
　　　自分で言うのも何だが、
　　　天性の閃きってやつだろうな。
　　　わっ、わははははは…。
クロード「はあ、そうですか。
親父「そんなことよりも、だ。
　　　ワシはさっきから、君の服装の事が
　　　気になっとったんだがな。
　　　他の人とは違うじゃろう。
クロード「そ、そうですか？
　　　　　そこいらで売ってる普通の服ですよぉ。
　　　　　は、ははははは。
クロード＆親父「あはははははは…。
レナ「ねえ、クロード…
クロード「えーと、あの…、
　　　　　みんなも待っているし、
　　　　　そろそろお暇させて貰います。
親父「お、そうか。大した
　　　もてなしも出来ずにすまんな。
レナ「いえ。お茶、
　　　美味しかったです。
プリシス「さっきさ、親父が天性の閃きとか
　　　　　何とか言っていたけど、
　　　　　あれ嘘だかんね…。
クロード「嘘。
プリシス「昔ね…。
　　　　　ウチの親父が、ぴかぴか光る
　　　　　変な鉄の塊を拾ってきたんだ。
　　　　　すっごくおっきいの。
　　　　　なんか、
　　　　　空から落ちてきたって言ってた…。
レナ「？
　　　落ちてきたっ…て。
　　　ソーサリーグローブみたいに
　　　空から？
プリシス「うん、たぶんね。
　　　　　それでね…
レナ「それで…。
プリシス「ねえ、レナ。
　　　　　もしかして、
　　　　　やきもち妬いてプンプンなの？
　　　　　だったら、素直にそう言いなさいよ。
　　　　　あたしは別に、
　　　　　ライバル全然オッケ〜なんだからさ。
レナ「ちょっ…私は、
　　　…そんな。
プリシス「そんならい〜じゃん、別に！
　　　　　それとも、
　　　　　やっぱクロードのことが
　　　　　気になるの？
レナ「そ、そんな訳ないでしょ。
プリシス「じゃあ、
　　　　　問題ないじゃん。
レナ「問題あるの！
　　　大有りよ！
プリシス「なんで〜。
レナ「な、なんでって…。
プリシス「何故、なに、ど〜して？
　　　　　何でなの〜？
レナ「そ、それは…ね…
　　　そう！
　　　ソーサリーグローブ！
　　　ソーサリーグローブのせいなのよ！
クロード「…
レナ「いいプリシス。
　　　私達はこれから、
　　　ソーサリーグローブの探索に
　　　行かなければいけないのよ。
　　　悪いけど、あなたに構っている暇はないの。
プリシス「ほえほえ！
　　　　　ちょっと待ってよ、二人とも。
　　　　　もしかしてクロード達ってさあ、
　　　　　ソーサリーグローブを
　　　　　見に行こうとしてんの？
クロード「ああ、そうだけど…。
プリシス「あ、あたしも行く！
　　　　　ねえ、お願い。
　　　　　あたしも一緒に連れていってよ。
レナ「そ、そんなこと言われても…。
プリシス「え〜っ、ダメなの〜？
　　　　　あたしだって仲間じゃん。
クロード「おいおい、
　　　　　いつの間に仲間になったんだよ。
プリシス「あたしはずっと
　　　　　そのつもりだったよ？
　　　　　な〜に？
　　　　　あたしは仲間外れ？
クロード「別に、
　　　　　そういう訳じゃないけど…。
プリシス「じゃあ、問題ないじゃん。
　　　　　だってさ、ソーサリーグローブも
　　　　　空から落ちてきたんでしょ？
　　　　　だったら、それもって帰ってくれば、
　　　　　今よりもっとすっごいのが作れるよ。
　　　　　それにさ。
　　　　　あたしのことをフツ〜の女の子として
　　　　　扱ってくれたのって、
　　　　　クロード達だけだったしさ…。
レナ「プリシス…。
�@わかった、一緒に行こう。
�Aダメだ。遊びじゃないんだからな。

→�@
プリシス「ホント。クロード。
レナ「まあ、しょうがないでしょ。
プリシス「やった〜。ほんじゃさ、
　　　　　あたしイロイロと準備してくる。
　　　　　町を出るころには合流するからさ。
　　　　　…先、行ってて。
プリシスが仲間になる

→�A
プリシス「そんなことわかってるよ。
クロード「とにかく、ダメだ。
　　　　　僕らの旅は常に命がけなんだ、
　　　　　気軽に観光気分で楽しむ
　　　　　旅じゃないんだぞ。
レナ「そうよ。それに、
　　　あなたが旅に出てしまったら、
　　　お父さんが心配するでしょ。
プリシス「う〜っ。二人のけちんぼ！
　　　　　レナだって
　　　　　旅に出てるじゃないかっ！
　　　　　もういいよ〜だ。べ〜っ。
レナ「…しょうがないわよ。
変化無し

【レナ編】
→�@
プリシスが仲間になる

→�A
変化無し

グラフト「だから言ってるだろ。
　　　　　そこの配線は、
　　　　　ああ繋ぐんだって。
プリシス「え〜っ！？
　　　　　そんな事してたら、
　　　　　電化が流れすぎて、
　　　　　ハンダが溶けちゃうよ。
グラフト「文句を言う前に、
　　　　　とにかくやって見ろ。
　　　　　絶対に大丈夫だって。
プリシス「ホントかなぁ？
グラフト「おう！クロードさんじゃねえか。
クロード「どうも、お久しぶりです。
プリシス「いらっしゃ〜い。
クロード「もしかして、
　　　　　おじゃまでしたか？
グラフト「いや、んな事はねえよ。
　　　　　どうせそろそろ、
　　　　　お茶にでもするつもりでいたんだから。
　　　　　そうだ！よかったら、
　　　　　一緒にどうだい？

�@それじゃあ、ごちそうになります
�Aいえ、結構です

→�@
クロード「それじゃあ、
　　　　　ごちそうになります。
グラフト「そう来なくちゃな。
　　　　　それじゃあ、
　　　　　ちょっとお茶の準備をしてくらあ。
　　　　　プリシスはクロードさんを
　　　　　奧に案内しといてくれ。
プリシス「ほい、ほ〜い。
　　・
　　・
　　・
グラフト「今日のお茶は、
　　　　　お洒落にジャムティーなんぞに
　　　　　してみたんだがね。
プリシス「じゃ、ジャムティー！？
　　　　　うっわ〜、似合わない。
　　　　　無理なんかしないで、
　　　　　素直に玉露でも
　　　　　飲んでればいいのにさ。
グラフト「そんな言い方はないだろうが！
　　　　　こちとら、ナウなヤングに
　　　　　合わせてやろうとしてだなぁ…。
プリシス「ナウなヤングなんて、
　　　　　今時だ〜れも言わないよ。
　　　　　んな事言うのは親父だけっ！
クロード「ま、まあまあ…、
　　　　　とにかく、楽しく飲みましょうよ。
プリシス「そだね。お茶くらい、
　　　　　楽しく飲もっか。
グラフト「すみません。
　　　　　お見苦しいところを
　　　　　見せてしまって…

�@さっさと飲んで帰ろう
�Aもう少し、のんびりさせて貰おう

→�@→�@
クロード「かっ、辛〜っ！
　　　　　なんだこれ、
　　　　　とてつもなく辛いぞ！！
プリシス「ちょっと、親父！
　　　　　クロードに、
　　　　　いったい何を飲ませたのさ。
グラフト「何をって、ただの紅茶だぞ。
　　　　　ジャムをたっぷりと入れた…。
プリシス「！
　　　　　あ〜っ！もしかして、
　　　　　そのジャムって、
　　　　　あたしがサルバで買ってきたヤツ？
グラフト「ああ、そうだが…。
　　　　　サルバ名物、
　　　　　唐辛子ジャムぅ！？
プリシス「あっちゃ〜っ。
クロード「何でもいいから、
　　　　　み…、
　　　　　水を…。
　　・
　　・
　　・
プリシス「ゴメンね、クロード。
グラフト「すみません。
　　　　　娘が馬鹿なばっかりに…。
プリシス「な〜に、あたしが悪いっていうの！？
　　　　　親父がドジなせいじゃんか。
グラフト「何を言うか！
　　　　　元はと言えば、
　　　　　全部お前が悪いんだろうが。
クロード「もういいですから、
　　　　　喧嘩はやめて下さい…。

→�@→�A
プリシス「そ〜言えばさぁ、
　　　　　ウチにジャムなんてあったっけ？
　　　　　いつの間に買ったの？
グラフト「何を言っとる。
　　　　　お前が買ってきたヤツが
　　　　　あっただろうが。
プリシス「え！？それって…
　　　　　もしかして、サルバの？
グラフト「ああ、そうだ。
　　　　　ささ、クロードさん。
　　　　　冷めないうちにどうぞ。
クロード「それじゃあ、
　　　　　いただきます。
プリシス「あ〜〜〜っ！
　　　　　ちょっとタンマ！！
グラフト「何だ、プリシス？
　　　　　級に大声なんぞ出して。
プリシス「い、いや、
　　　　　何でもない何でもない。
グラフト「？
　　　　　変な奴だな…。
　　　　　！
　　　　　おっ！な、何だこりゃ！？
　　　　　こら、プリシス！
　　　　　何じゃ、こりゃ〜っ！
プリシス「う〜ん。だませなかったか。
　　　　　それがサルバ名物、
　　　　　『激辛！唐辛子ジャム』だよ。

→�A
クロード「いえ、結構です。
グラフト「そうですか、
　　　　　そりゃあ残念です。
プリシス「え〜っ。
　　　　　もう帰っちゃうの？
　　　　　ウチの親父に、挨拶に
　　　　　来てくれたんじゃないの？
クロード「おいおい…。
グラフト「『娘さんを下さい！』ってか？
　　　　　…まあ、
　　　　　その話は追々すればいいだろ。
プリシス「追々じゃなくて、
　　　　　今にしようよ。
　　　　　ねっ！それでいいじゃん。
クロード「勘弁してくれよ、
　　　　　プリシス。

【ラクールで返した場合】
クロード「あれ！？
　　　　　いつもの人と違うね？
少女「ええ。
　　　今は父が出かけているので、
　　　私が店番をしているんです。
　　　！
　　　あっ、貴方は！
クロード「あれ！？君とは、
　　　　　ラクールで会ったよね？
少女「え、ええ。
クロード「そっか、
　　　　　帰ってきてたんだ。
少女「どうも、都会の空気は
　　　肌に合わなくて…。
　　　やっぱり、住み慣れた町が一番よね。


【ハーリーで返した場合】
クロード「あれ！？
　　　　　いつもの人と違うね？
少女「ええ。
　　　今は父が出かけているので、
　　　私が店番をしているんです。
　　　！
　　　あっ、貴方は！
　　　何しに来たの？
　　　私を追って、
　　　リンガにまで来るなんて。
クロード「だから…、
　　　　　その妄想癖を何とかしてくれよ。
　　　　　勘違いだってば！
少女「うるさいわね！
　　　いくらウソだとしても、
　　　私は絶対に騙されないわよ。
　　　さあ、分かったら帰ってちょうだい！
　　　さっさと帰らないと、人を呼ぶわよ！

レナ「クロードも本を
　　　探しに来たの・
クロード「そうだけど。
　　　　　レナもかい？
レナ「うん、ちょっとね。
　　　探したい本があったの。

クロード「何を読んでいるんだい、
　　　　　レナ？
レナ「きゃっ！
　　　もう！脅かさないでよ。
クロード「ごめんごめん。
　　　　　レナが何を読んでいるのか、
　　　　　気になってさ…。
レナ「この本の事？
クロード「そうそう、なんて本だい。
　　　　　えっと、『大学進学講座』？
レナ「そうよ。私ね、前から
　　　大学について興味があったの。
クロード「ふ〜ん。レナって、
　　　　　大学に行きたいんだ？
レナ「違うわよ。
　　　単純に、どんな所か
　　　知りたいなって思っただけ。
　　　第一、アーリアからリンガになんて、
　　　どうやって通うのよ？
クロード「そうか。
　　　　　そういえば、そうだね。
　　　　　そうだ！よかったら、
　　　　　僕が少し勉強を見てあげようか？
レナ「？
　　　えっ！？
クロード「大学について知りたいのは、
　　　　　勉強がしたいからなんだろう？
　　　　　だったら、
　　　　　別に大学になんて行かなくても、
　　　　　レナの知りたいことを
　　　　　教えてくれる先生がいれば、
　　　　　問題はないんじゃないのかい？
レナ「…
クロード「そんなに信用ないかなぁ。
　　　　　こう見えても、
　　　　　学校の成績は良かったんだけどな。
レナ「あっ、違うの。
　　　私…、
　　　本当に嬉しかったから。
　　　それじゃあ、お願いしますね。
　　　クロード先生。
クロード「ははは、先生…か。
　　　　　それじゃあ、何から始めようか。
　・
　・
　・
クロード「…つまり、これは
　　　　　こういうことだよ。
　　　　　分かった？
レナ「ふ〜ん。面白いのね。
クロード「それじゃあ、今日のところは
　　　　　ここまでにしておこうか。
レナ「ありがと、クロード。

怪しげな露天商「ハイハイ。
　　　　　　　　そこ行くお兄さんにお姉さん。
　　　　　　　　ちょっと寄ってらっしゃい
　　　　　　　　見てらっしゃい！
　　　　　　　　学生さんにお母さん、
　　　　　　　　はたまた教授のみなさん方も、
　　　　　　　　これを読めばたちどころに
　　　　　　　　天才の仲間入りだ。
　　　　　　　　読めば読むほど実になってくよ！
学生「ホントかよ…、
　　　胡散臭いなあ。
怪しげな露天商「何をおっしゃるウサギさん。
　　　　　　　　文句があるなら、
　　　　　　　　この本を読んでから行ってちょうだいな。
学生「どうする…、
　　　お前、買ってみろよ？
学生「馬鹿言うなよ。
　　　こんな得体の知れない本なんか、
　　　買ったって損するだけだよ。
怪しげな露天商「はいはい、そこのお兄さん。
　　　　　　　　そういうことは、
　　　　　　　　せめて買ってから言ってちょうだいね。
�@買ってみようかな
�A興味がないからもういいや

→�@
クロード「すみません。
　　　　　これ下さい。
怪しげな露天商「おっ！
　　　　　　　　この本の良さを分かる人がいたもんだ。
　　　　　　　　さすがだね〜、兄ちゃん。
　　　　　　　　やっぱ、見る目が違うよ！
　　　　　　　　はい！１冊１９８０フォルだよ。
　　　　　　　　はいはい、ありがとさん。
　　　　　　　　いや〜兄さん、
　　　　　　　　いい買い物したよ。
【スキルガイドブック入手】

→�A
怪しげな露天商「なんだよ、買わないのかい？
　　　　　　　　明日になったら、
　　　　　　　　絶対に後悔するぞ。
クロード「そうかも知れませんね。
変化無し

ニーネ「いらっしゃい。
　　　　何の薬を買いに来たのかしら？
クロード「いえ。買い物に
　　　　　来たわけじゃないんです。
ニーネ「あら、そう。それじゃ、
　　　　うちの人になにか用かしら？
クロード「そうじゃなくて、今日は
　　　　　ニーネさんに聞きたいことが
　　　　　あって来たんですよ。
ニーネ「？
　　　　私に？いったいなにかしら？
クロード「…
　　　　　あの…。
　　　　　亭主関白っていうのは
　　　　　ホントですか？
ニーネ「？
　　　　亭主関白…って、
　　　　誰と誰が？
クロード「もちろん、ニーネさんと
　　　　　ボーマンさんがです。
ニーネ「…
　　　　そんなこと誰から聞いたの？
クロード「ボーマンさんですけど…。
　　　　　ニーネさんの人生は
　　　　　ボーマンさんの
　　　　　三歩後ろを歩いているって。
ニーネ「まあ、そうなの。
　　　　あら。あなた。
ボーマン「いや、その、なんだ…
　　　　　確かに、亭主関白ってのは、
　　　　　ちょっと言い過ぎた
　　　　　かもしれないな。
ニーネ「何をいってるのよ。
　　　　あなた？
ボーマン「だ、だから…だな。
ニーネ「シャキッとして下さいな。
　　　　うちは亭主関白なんですから
　　　　あなたがしっかりしてくれないと
　　　　困るのよ。
ボーマン「えっ！？あ、そうか…。
　　　　　そうだよな。
　　　　　あは、は、ははは…。
クロード「…