終わりなき逆転(最終話)


 あの事件から1週間が過ぎた。僕たちは今、警察病院の病室前に立っていた。僕たちというのは、僕、真宵ちゃん、春美ちゃん、御剣、狩魔冥、イトノコ刑事、氷水検事の7人だ。これだけ大勢の見舞い客が廊下に固まると、ある種不気味な光景である。で、その先頭にたっているのが僕なのだが、部屋にどう入ろうか戸惑ってしまう。その迷いを誤魔化そうと、ドアの横のネームプレートに目を移す。そこには間違いなく、『姫咲 律夢』とマジックの綺麗な文字で書かれてあった。そう、この病室には、姫咲さんがいるのだ。
 法廷で、殺人事件の共犯者として拘束されそうになった彼女は、拳銃を取り出して、自殺を図ろうとした。だが、狩魔冥の放った鞭が拳銃をはじき返し、自殺を阻止することは出来た。だが、鞭があたる一瞬前に、引き金が引かれた拳銃の弾が、姫咲さんの腕をかすめ、そのまま気絶した彼女は、この病院に運ばれたのだ。幸い、大した怪我ではなく、すぐに傷も完治できるのだが、1つ大きな問題が生まれてしまったのだ・・・・・。

 僕は、意を決してスライドドアを開ける。そこにはもちろん、彼女の姿があった。窓が開いていて、白地の薄いカーテンが風に吹かれ、窓の外を何の気なく見つめている彼女の顔に何度もあたる。それはまるで、映画の1シーンさながらの光景である。実際に見てみると、それはとても神秘的なものだった。彼女が法廷の時よりも、小さく見えてしまう。
 姫咲さんは、やっとこちらのほうに気がつき、軽く驚いた。そして、申し訳なさそうに僕たちに尋ねる。
「あの・・・・、すみません。どちら様ですか?」
「あなたの遠い知り合いです。まあ、忘れていても無理はないでしょう。」
 僕は彼女の質問に、前もって用意していた返事を返す。彼女は、それに半信半疑だったが、何とか納得したようだった。

 彼女の抱える大きな問題。それは、記憶喪失だった。記憶喪失といっても、2年前に僕がくらったような、自分の名前さえも忘れるような、単純なものではなかった。彼女は、自分の名前はおろか、生活できる範囲の知識など全ての事に対して、記憶は正常に働いている。ただ1つ、1週間前の事件のことを除いては。
 引き金となったのは、おそらく法廷での銃声。そのショックで、彼女の脳は、事件のことに関して何か思い出すことを拒否しているのだ。つまり、事件の記憶が、彼女の中に半永久的に封印されたのだ。記憶を取り戻すことは可能なのだが、この場合、無理に思い出させると、彼女自身に大きな精神的ダメージが降りかかるらしい。脳がそれを閉じ込めたのも、彼女に負担を背負わせないための、自然的な処置らしい。

「姫咲さん、この傷、どこで付けたかわかりますか?」
 僕は、いけないとわかっていても、つい聞いてしまった。
「・・・・・・・・・わかりません。なぜ自分がこの病院にいるのか、それさえも思い出せないのです。」
「・・・・・そうですか。」


 病院の待合室。僕は、氷水検事に呼ばれて待合席に腰掛けている。そこに、彼がやって来て、僕の隣に座る。先に話したのは僕のほうだった。
「氷水検事、姫咲さん、何で美柳麗に手を貸したんでしょう?病室の彼女を見ていると、あれが彼女の本当の姿のようでならないんです。今のあの娘は、とても素直で純粋です。とても、殺人事件の共犯者だったなんて、信じられません。」
「人は追い詰められたときに、何をするかわからないものさ。美柳麗と同じく、倉院流霊媒道の地位を狙っていたんじゃないのか。」
「僕には、美柳夫妻のように、地位や名誉を欲しがる人の気持ちがわかりません。そんな物よりも、もっと大切なものがあるはずなんです。」
 僕はつい熱くなってしまった。でも、これは自分の本心である。抑えるほうが難しかった。そして、もう1つの質問を、恐る恐る彼に言ってみる。
「あの、氷水検事。姫咲さんは、どうなってしまうのでしょう。彼女のやったことは犯罪です。でも、無理に記憶をこじ開ければ、彼女自身が破滅する恐れが・・・・。」
「その点に関しては大丈夫だ。彼女は牢獄には入れない。この病院で、期間中ずっと、リハビリテーションだと偽って、とどまらせるつもりだ。偽りとは言っても、精神的ケアなど本格的なものだがな。その後はもう、彼女が事件に関わることはないだろう。きっと、社会復帰してるはずだ。」
「美柳麗殺害の件はどうするんですか。いくら記憶がないとは言っても、殺人犯を病院で保護するのは・・・・。」
「それも大丈夫だ。昨日の捜査会議で、彼女の罪について、いろいろと審議を行ったんだが、御剣検事と狩魔検事と俺からの頼みで、彼女の罪は刑法第60条の共同正犯、裁判長の家の住居不法侵入、及び薬物混入による傷害罪だけとなった。罪状が2つ以上ある場合は、一番重い罪の罰が処せられるので、殺人の共同正犯の初犯で、懲役約4,5年程度に収まるだろう。殺人犯でない以上、病院にいても問題はない。」
「そ、そんなものなのかな・・・・・。あ、ところで、何で僕を呼び出したんですか?」
 彼は、僕の言葉に黙り込むと、タバコに火をつけ吸うと、一回煙を吐いてゆっくり答える。
「別れを言おうと思ってな。もともと検事にはなりたくてなった、って訳じゃねえからな。目的を果たした俺は、この煙のように、その場から消えていく運命にあるのさ。」
「行っちゃうんですか!?それに、何で検事になろうと思ったんですか。」
 その言葉で、また彼は一息おいて、昔のことを懐かしむかのように、語り始めた。

「俺は才羽流霊媒道の本家に生まれた。当然親からは、家元の後を継ぐものだと思ってた。でも、俺は違った。俺は昔から、弁護士になりたいと思ってたんだ。」
「べ、弁護士にっ!」
「最初は、サスペンスドラマなんかを見て思った単純なものだったんだが、日に日にその思いは強まっていった。俺は高校のころに、何度か裁判を傍聴しに行った。そして、最高の弁護士に出会った。それがあの、神乃木荘龍だったんだ。彼の大胆かつ繊細な、キレのある斬新な弁護に、俺は心を打たれ、彼を目指すようになった。その頃が、俺が夢に向かおうとした絶頂期だった。だが、その思いも長くは続かなかった。あの事件が起こってしまったんだ。」
「それって、もしかして・・・・。」
「裁判所で、美柳ちなみが神乃木荘龍のコーヒーに、毒を盛ったあの事件だ。現場が裁判所だけあって、マスコミの情報が制限され、一部のところでは殺人事件と報道された。運悪く俺は、その誇張された新聞を目にしちまった。神乃木弁護士を亡くした俺は、弁護士になる夢をあきらめたんだ。」
「そんな簡単に、弁護士の夢を諦めたんですか。あなたの夢は、そんな単純なものだったんですか。」
 僕は、彼の言葉にムッときて、つい言い返してしまった。彼も少し僕を睨みつけたが、また顔をこわばらせて僕の言葉に返しを入れる。
「お前も、綾里千尋をなくしたならわかるはずだ。憧れの人を失ったときの、なんともいえない絶望感がな。人間は、追うものがいなきゃ強くはなれないんだ。目標も無しに弁護士になるほうが、よっぽど単純なんだ。」
 僕は、彼にこれ以上追求はできなかった。確かに、千尋さんを無くしたときの、絶望感は何物にも変えられなかった。御剣を助けるという目標があったからこそ、僕が強くなれたのも事実なのだ。

「そして、夢をも失うと同時に、新たなる目標が生まれた。『美柳ちなみに有罪判決を下す』という目標が。持ち物検査で、彼女の周りから毒物が出てこなかった。そのため彼女は、容疑者からはずされた。だが俺は、夢も希望も取ったあいつを、どうしても許せなかったんだ。そのためには、検事になるのが手っ取り早かった。警察の情報が、いち早く手に入るからな。
 そのために、司法試験の勉強をしていた。その間に美柳ちなみが、別の人物によって有罪判決が下されていたことも知らずにな。」
「それって、千尋さんのことですか・・・・」
「ああ。お前の大学で起き、お前自身が被告人になった事件だ。検事になった後で、そのことを知ったよ。美柳ちなみは有罪になったが、なんか複雑な気分だった。そのまま目的も忘れ、検事生活を送った。
 そして月日は経ち、ある出来事が起こった。新しく検事が入ってきたんだ。その検事は、白髪で、目に大きなマスクをしていて、手にはコーヒーを持っていた。かなりの変わりようだったが、その瞬間、俺は気づいた。神乃木荘龍は生きていたってことに。そして、1年も経たずに、彼は殺人罪で捕まってしまったんだ。また、美柳ちなみが絡んでいた。その裁判を俺は傍聴していて思った。『美柳ちなみは、まだ消えていない。俺が、彼女の殺人を阻止しなくては』と。そして、今回の事件に至ったって訳だ。
 綾里千尋も、神乃木弁護士も、以前に何度か会っていて、俺が才羽流霊媒道の霊媒師だってことは知っていたんだ。才羽流は、倉院流とは違って、マスコミには一切触れられていない流派だからな。家元の綾里真宵が知らなくても無理はない。」
「ひょっとして、別れって言うのは、才羽流の後を継ぐということですか?」
「そんな気はない。俺には弟がいてな。そいつも強い霊力を持っているから、きっとあいつが継ぐはずだ。家元の座を巡って、今回のような事件は起こしたくないから、俺はそのまま当てもなく旅立つ気だ。」
「氷水さん・・・・。」
 この話、前にも聞いたことがある。確か、毘忌尼さんが言っていたんだっけ。千尋さんも彼と同じく、真宵ちゃんと権力争いをしたくないがために、弁護士という別の道を歩みだしたことを。

 その間何分も沈黙が続いた。どことなくさっきの過去話には、重みが感じられたからだ。美柳ちなみを除霊した彼は、どこに旅立つのだろう。僕としては、もう一度弁護士を目指してほしい。神乃木さんは、今もここにいるのだから。でも、それを口に出すことができなかった。そんな僕は、慌てて話題を変えることにした。
「美柳ちなみは、今どうしているんでしょう。」
「さあな、除霊といってもプライドは消えない。ただ、その霊魂自体をあの《メビウスの輪》の中に閉じ込め、外に出られなくするのが、才羽流のやり方だ。今ごろ俺たちのことを、上から見下ろしているんじゃないのか。」
「・・・・・・・泣いていましたね、彼女・・・・。」
「ああ、俺たちには判らないことだが、愛情のない両親のもとで暮らすというのは、かなりの精神的苦痛を伴うはずなんだ。美柳ちなみは、その中で1人さびしい思いをしてきた筈なのに、なぜ1人でがんばろうとするのか・・・・。」
「あやめさんも言っていました。自分には、毘忌尼さんがついているから、寂しい思いをしなくてすんだ。お姉さんも、葉桜院に来ていればよかったのに、と。今回の事件で、1番の被害者は美柳ちなみだったのかもしれないな・・・・。」


 ・・・・・・・つらい思いをしたのは、美柳ちなみだけではないはずだ、成歩堂。

 どこからともなく、御剣の声が聞こえる。声のするほうを向くと、そこにはいつの間に近づいたのか、御剣と狩魔冥の姿があった。
「美柳ちなみだけではない?どういうことだ、御剣。」
「考えればわかることだ。被害者・美柳蒼介は、綾里春美の実の父親だ。まず真っ先に、彼女は傷付くはずなのだ。」
「でも、彼女は被害者と1度も面識がないはずじゃあ・・・・イテッ!」
 僕がすべてを言い終わる前に、狩魔検事の鞭が飛んでくる。
「無知なアナタに、激励の鞭を入れておいたわ。面識がないから、傷つかないとでも思っているの。親子というのはね、たとえ離れていても繋がっているの。現に私のパパだってもういないけど、私の心の中ではずっと生きているわ。」
「それに、お前と真宵くんの仲を持とうとするのも、父親の失踪が原因らしいな。恋愛不信に陥っていると捜査では言っていたが、それは父親のことを信じていたからこその、行動なんじゃないのか、成歩堂。」
「でも、そうなると春美ちゃんは、父親の死に相当傷ついてるんじゃないかな。1年前も、自分が原因で綾里舞子が殺されたと思ったぐらいだし。もし、立ち直れなかったら・・・・・。」
「きっと大丈夫だ。春美くんなら立ち直れる。私も、父親を亡くしたときは本当に絶望の淵に立たされた。だが、いまはそのことを受け入れ、こうして検事になっている。彼女の場合も、時間はかかるかもしれないが、きっと分かる時がくる。」

「でも、もう1つ心配なのは、綾里真宵ね。倉院流霊媒道の権力を巡って、またしても事件がおきたこの状況で、家元としての地位を恐怖に感じるかもしれないわ。」
 狩魔検事は、そういって鞭をしならせる。でも、確かにそのとおりだ。真宵ちゃんも事件が起き、1年前法廷に立ったとき、自分が綾里家の血を引いていることに、恐怖があることをいっていた。
「確かに、家元になるということは、その看板を背負って立つということだ。真宵くんがプレッシャーを感じていてもおかしくない。だが、彼女には『明るさ』という、ほかの家元では見られない、最強の武器を持っている。彼女の力があれば、倉院流は衰えるどころか、むしろ発展していくはずだ。彼女はまだ、その力に気づいていないだけなのだ。こちらもまた、いずれわかる日がくるだろう。」

「お〜い、なるほどく〜ん。」
 遠くから、真宵ちゃんが走ってくるのが見える。ここは病院だから走るなよ、とツッコミたくなったが、彼女の明るい笑顔に押され、安心感のほうが強かった。その後ろには、春美ちゃんとイトノコ刑事がいた。
「なるほどくん。姫咲さんと話してたら、こ〜んなにたくさんトノサマンの生写真貰っちゃったよ。」
「ちゃんとお礼は言ったのか?」
「はい、それは私とおヒゲの刑事さんが、真宵さまのために御礼をしておきました。」
 春美ちゃんも、無邪気に笑っている。この2人なら、倉院流霊媒道はきっと大きく変わっていくはずだ。そこで僕は、ふと思い出す。
「姫咲さんといえば・・・・、どうして彼女は、拳銃を持っていたんでしょう。彼女が所持品だとは、どうも考えにくいんだけどな。」
 その言葉に、糸鋸刑事が反応し、頭を掻いてすまなさそうに答える。
「それはさすがに調べがつかないッス。犯人は死んじゃったし、当の本人は記憶がないッスからね。ただ、押収した拳銃には、美柳麗の指紋がついていたッス。警察の考えでは、美柳麗が美柳蒼介殺害に失敗したときは、彼女に殺害をさせるために、美柳麗が彼女に持たせた物じゃないかと言ってるッス。」
「あと、凄いスピードでしたよね〜、法廷の狩魔検事の鞭。拳銃を1発で叩き落としちゃうんだもの。」
 真宵ちゃんが狩魔検事の方を向いて答えるも、狩魔検事の方は顔を赤らめ、ピシッと真宵ちゃんに鞭を送り、そっぽを向いた。
「フン、あれぐらい当然よっ!拳銃にはいい思い出が1つもないですしね。さっさと私の視界から消したかったのよっ!!!」
 彼女の言うように、彼女や父親の狩魔豪は、拳銃で肩を撃たれたことがある。でも、そんな彼女の顔はまだ照れている。相変わらず素直じゃないな。その気持ちが僕の顔に表れていたのか、狩魔冥の鞭が連続してこちらに飛ぶ。だから、ここは病院だっていうのに・・・・。

「さて、そろそろ俺は行こうかな。旅立ちの汽車に間に合わなくなるぜ。」
 そういったのは氷水検事。いまどき汽車なんて通ってないだろう、とツッコミをいれようと思ったが、その前に真宵ちゃんが驚く。
「えええぇぇぇぇ!!!行っちゃうんですかっ!!!どうして!何で!なにゆえ!ねえ、なるほどくん!」
「いやいやいや、そこで僕にふるの!?そんなことは本人に言ってくれよ。」
 そういって指差した先には、もう氷水検事は立っていなかった。彼は、病院の自動ドアをくぐろうとしていたが、ふと何かを思い出したのか、こちらの方へ戻ってくる。
「悪ィ、1つ聞き忘れたことがあった。成歩堂、お前にだ。」
「僕・・・・・ですか。」
「俺は1週間前、狙撃される前に御剣と出会った。そして、俺はこう質問した。『有罪の依頼人を無罪にしたら、どうするか』という質問だ。御剣は答えることができなかった。だが、その質問に真正面からぶつかったお前は、絶対に1つの答えを見つけなければならない、とも答えた。お前は、どういう答えを見つけたか、それを聞かせてくれ。」
 僕は考え込む。明確な答えはこの質問にはない。だから、答え方に迷ってしまう。でも、本当の答えは自分のすぐそばにある。考えなんかいらない。思ったとおりの答えを言えばいい。そう思って彼に話しかける。
「僕は弁護士だ。弁護士は、人を信じることから始まる。でも、今回のように有罪の依頼人を、無罪にしてしまうことがあるかもしれない。だけど、弁護をすることだけが、弁護士の仕事じゃないとわかったんです。それは、たった1つの真実を、法廷で明らかにすること。依頼人を信じ、自分を信じ、そして仲間を信じれば、どんな状況に陥っても、真実は顔を出す。そうなれば、必ず突破口が見つかるはずです。2年前も、今回も、そうやって乗り越えてきたんです。これが、僕の答えです。」
「いい答えだ。御剣がおまえを信じるわけが、今わかった気がする。その仲間、絶対に大事にしろよ。」
 そう言い残して彼は、今度こそ本当に旅立ってしまった。僕たちは、それをただ見送ることしかできなかった。けれど、彼もまた、僕らと同じく良い顔をしていた。かけがえのない仲間がいるから、僕は頑張れる。プロローグは、すでに終わっていた。これからは、先の長いエピローグに向かって、みんなと一緒に歩んでいくのだ。この先に、どんな障害が待っていようとも、仲間の力があればきっと乗り越えていけるはずである。僕は、そう信じている。



             終わり


あとがき


がんばってハッピーエンドに近づけるよう、努力してみましたが、どうだったでしょうか?
結局、自分でもいろいろと調べてみたのですが、一事不再審を覆すような方法が見つからずじまいでした。あっても、少し罪が軽くなってしまい、完全な殺人罪にはならないそうです。(法律には詳しくないので、よくわかりませんが・・・・)
自分なりに、この物語でネタを使い尽くした感じです。長編ネタは、考えるのにしばらく時間がかかりそうです。

今まで読んでくださった皆様、感想を下さった皆様、本当にありがとうございました。

小説投稿道場アーガイブスTOPへ