クリーチャー紹介&設定
作者: 邪神   2016年10月27日(木) 03時01分11秒公開   ID:LmuRwrHe5Zs
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ゾンビ
T+Gバーキンの攻撃で、アンブレラ地下研究所から流出したTウイルスに感染したラクーンシティの住人の成れの果て。正式名称は活性死者。
ウイルスに感染したことで脳の前頭部が破壊され、「食欲」のみに基く行動を取るようになる。また、新陳代謝が異常に増幅し、「発症初期における皮膚の激しいかゆみ」「ヒトでは死に至るほどの肉体的なダメージに耐え得る生命力の獲得」「胃酸濃度を極度に上昇させ、大量のエネルギー摂取(食物の素早い消化吸収)を可能としたことにより、常に強い空腹感を抱える」などの症状を露呈する。
多少の外傷では活動を続けるが(たとえ腹部を破壊されたり下半身を切断されても、個体によっては活動し続ける)、頭部(特に脳)や脊髄組織などの中枢神経系を破壊された場合や、エネルギーとなる肉の供給が消費に追い付かない場合は生命活動を完全に停止する(この際は、他のゾンビの餌食になることもある)。
ただし、十分な食料を摂取し続けることができた場合はウイルスによる変異がさらに進行し、リッカーやサスペンデッドといった強力なクリーチャーに変貌することになる。
主な感染ルートは、汚染された水や保菌生物(主にネズミ・犬や猫などのペット・カラスやゴキブリ)との接触である。しかしウイルス抗体を持たない者が、ゾンビやウイルスに感染したクリーチャーの攻撃を受けたことで感染してしまうケースも存在する。後者のケースとして、本作でもゾンビに噛まれたシェリー・バーキンがゾンビ化してしまった。
集団で行動することが多いが、仲間意識などがある訳ではなく、ゾンビ同士の共食いも行われる。外見は生前の状態(年齢、性別、職業など)によって様々であるが、基本的には人間の死体そのものである。損傷が少ない場合は生前の面影が残っているため、正常な人間がゾンビ化した友人や家族への攻撃をためらうケースもある。シェリーのケースの場合、ゾンビ化したとはいえ子どものシェリーに若い女性のクレア・レッドフィールドがためらってトドメをさせないと判断した主人公の西山正志は、時間稼ぎをしたうえで自らトドメをさしている。
感染前の記憶は多少残っているようだが、T-ウィルスの副作用である知能の著しい低下により、自分と何らかの関係のある場所を徘徊する程度となっている。
ゾンビ単体の能力は、元となった人間が持っていた身体能力に影響される。特殊部隊員などのゾンビは、一般人のゾンビと比較すると耐久力や攻撃力に優れ、移動速度も速いことが多い。これは感染前に身体が鍛えられていたためであり、スポーツ選手などの個体にも当てはまる。また、墓場などのゾンビは当初より朽ち果てているため耐久力が低い。
生命活動を完全に停止させるには、中枢神経系が破壊された場合は生命活動を停止するため、頭部(厳密には脳)を銃で撃ち抜く、鋭利な物で突き刺す、切断するなどが有効な攻撃手段である。



リッカー
ゾンビとなった人間の身体が、Tウイルスに更に侵食されたことで突然変異を起こしたクリーチャー。脳と筋肉組織が剥き出しになっており、身体能力は人間に比べ大きく向上している。体力はゾンビを上回る。
脳の肥大に伴い視覚器官が失われたことで聴覚が異常に発達し、物音で正確に獲物を察知して襲い掛かる。手足には大きな爪が生えており、それらを駆使して壁や天井に張り付きながら歩くことが可能。獲物を察知すると床に降り立ち、爪や長く発達した舌を突き出すことにより対象を屠る。ただし、足音を立てないまま移動すれば、接触しない限りは気づかれずにやり過ごすことが可能。ボウガンのような音を立てない武器であれば、気づかれないまま倒すこともできる。ゲーム『バイオハザード2』では、グレネードランチャーの硫酸弾に弱いと設定されているが、本作ではクレアがリッカーに硫酸弾を使用する描写はない。
間合いが離れていても、敵の位置を知るとその舌で瞬時に攻撃したり飛び掛かりながら爪で斬り付けてくる。また、手で敵を貫いたり突き刺すといった攻撃も得意としており、正志は手で腹部を突き刺される攻撃を受けたため、大量出血を起こすほどの重傷を負った。なお、リッカーの攻撃を受けてもウイルスに感染することはない。
身体が赤黒く変色して爪が更に大きくなり、体力の増した「リッカー改」という亜種も存在する。



ゾンビ犬
警察犬としてラクーン警察署で飼育されていたドーベルマンが、Tウイルスに感染した存在。
ラクーン警察署の犬舎はTウイルスの感染源である下水道に近い位置にあったため、署内への蔓延より先に感染した犬達が飼育担当者に傷を負わせるなどにより、署内感染経路の1つとなっていった。銃声や敵の姿を感知すると、即座に飛び掛かってくる。
俊敏さを持っているため、ハンドガンやショットガンで対処しにくく、マシンガンやアサルトライフルなどの銃撃が速い武器で対処するのが好ましい。噛みつき攻撃を得意とし、攻撃を受けた場合は抗体を持っていない人間以外はウイルスに感染してしまう。



アイアンズモンスター
T+Gバーキンがブライアン・アイアンズに胚を植えつけ、宿主との間に拒絶反応を起こした胚が成長した姿。
頭部が海水魚のタツノオトシゴのそれに酷似した形になり、口からは鋭い牙が形成されている。巨大な体が強靭な筋肉と鋭い棘で覆われ、耐久力も通常のクリーチャーを遙かに凌駕している。G成体との共通点は左背面に存在する巨大な目玉が残っているのみで、それ以外は全くの別物になっている。しかし不完全な存在であるため、T+Gウイルスの特徴といえる電気体質は見られない。
再生能力を持っており、ダメージを受けたとしても回復が可能という、強靭な生命力を持つ。しかし、クリーチャーとしては不完全な存在であり、ロケットランチャーなどの大型火器の攻撃には耐えることが出来ない。
鋭い棘が生えた両腕での叩き潰し攻撃、両足での踏みつけの攻撃を得意とする。また作中では見せていないが、鋭い巨大な牙で敵を噛みつき刺してバラバラや真っ二つにしたり、敵を捕まえ自らの体の棘に突き刺すといった攻撃も可能。
再生能力で正志達を苦しめるが、駆けつけたエドワード・ジョンソンが放ったロケットランチャーの一撃を受けて倒され、跡形もなくなるほど消滅した。



挟む帝王
第22話のウェスカーの台詞で存在のみ明かされたクリーチャー。詳細不明。



暴君の追跡者
挟む帝王と同じく、第22話のウェスカーの台詞で存在のみ明かされたクリーチャー。第23話から登場。
ゲーム『バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ』に登場したイワンにネメシスを組み込み、7つのゲームの1つ・『鬼武者』の敵・幻魔の血と『SIREN』のラストボス・堕辰子の血を配合して生み出された、欠点や邪魔な部分を徹底的に取り除かれている、ウェスカー曰く、最強のクリーチャー。
幻魔の血が配合されたことで素体となったイワンよりも全ての面の身体能力が大幅に向上しており、その力はウェスカーに匹敵するほど高い。またネメシスを取り込んだことで知能も向上しており、流暢にしゃべることが可能(ただし、セリフは全てカタカナで表示される)。ウェスカーと闇の巫女の命令には忠実で、ウェスカーを「マスター」・闇の巫女を「カンナ様」と呼ぶ。2mを超える身長を除いて人間に酷似した外見を持ち、紫色の防弾・耐爆用の衝撃吸収コートとヘッドマウントディスプレイ内蔵のブラックサングラスを着用している。
発射された弾丸を視認してから回避・ほぼ瞬間移動のような高速移動を行えるスピード、ビルの5階に相当する高さにジャンプできるほどの異常な跳躍力、コンクリート製の地面に底が見えないほどの穴を開ける・ロケットランチャーを素手で受け止める・ミサイルを掴んで投げつけるほどの強大なパワーという完璧なバランスを持つ。その戦闘能力は、光の戦士に変身していない光平を圧倒するほどである。スーパー化できるのかについては不明。
防弾・耐爆用の衝撃吸収コートを着用しているため、体内にはほとんどダメージを与えることは出来ず、大きなダメージを与えるためには頭部を攻撃するしかない。しかし、ネメシスと堕辰子の血が組み合ったことでアイアンズモンスターを越えるほどの再生能力を手に入れており、頭部を攻撃してもすぐに回復してしまう。
自己再生能力は並外れたものであり、大きな損傷を受けても短時間で回復し、目標追跡を続行する。これはネメシスの分泌液と体に流れる堕辰子の血の影響が大きく、これには身体の損傷回復を大幅に促す効果がある。しかし、無理な超回復・急激な再生は、肉体の異形化を起こす要因となる。光平と同じ堕辰子の血が流れているため、一時的に活動を停止させることはできても倒すことは不可能な不死身の存在であり、完全に倒すためには特殊な方法を用いるしかない。
通常の場合、幻魔の血を持つ生物のほとんどは性格が凶暴化してしまう欠点があるものの、素体となったイワンの知能自体が高いうえに冷静で、知能を向上させることができるネメシスを取り込んだことにより、冷静な性格を保つことに成功し、その欠点を克服している。
知能も大幅に向上しており、より明確な標的の選定が可能で、なおかつ学習することで指示された目標のみならず、ターゲットと一緒にいる人間も敵と認識するようになる。また、思考能力の向上で自己判断力も優れたものとなり、銃火器などの複雑な操作を必要とする器具も使用可能となった。
殴る・タックル・蹴り・衝撃波などの攻撃を得意とするが、前述のように銃火器を用いた攻撃もできる。また、腕からワイヤー並みの強度を持つ糸のようなものを放つことができ、これを用いることで敵を拘束して動きを封じたり、鞭のように変化させて攻撃に使用することも可能。
複数の個体が生み出されており、闇の巫女の「西山正志を捕まえろ」という命令を受けてラクーン警察に投入された。最初に現れた個体は、第23話で神田光平と交戦し、光の戦士に変身していない光平を圧倒するほどの力を見せたものの、彼が光の戦士 通常状態に変身したことで徐々に追いつめられる。必殺技・グリッターブレイクを受けて倒されたように見えたが、再生能力で復活する。第25話では、ウェスカーとの戦いで負傷していた正志を拘束するため、彼と介護していたエイダ・ウォンを襲撃。正志をあと一歩の所まで追いつめるが、謎の少女が託した鬼の篭手を使い正志が真鬼武者に変身したことで形勢逆転される。弾き一閃と連鎖一閃を決められて体をバラバラにされた後、地面から噴きあがった鬼のエネルギーを全身に受けて消滅した。



バットアリゲーター
第23話から登場。
ある人物が『バイオハザード2』に登場したアリゲーターのデータを基に、小型のワニにTウイルスと7つのゲームの1つ・『鬼武者』の幻魔の血を配合させたことで試験的に生み出したクリーチャー。
幻魔の血を配合されたことで凶暴性は大幅に増しているが、『2』のアリゲーターとは違い大きさは1.5m程しかない。また四足歩行だったアリゲーターとは違い、人間と同じ二足歩行を行うことが可能になった。
人間の体を簡単に貫くほどの貫通力を持つ棘が背中に生えており、それを使った身体を丸めての体当たり攻撃や鋭い大アゴによる噛みつき攻撃を得意とする。また、両腕の爪が鋭いブレード状に変化しており、これを使った引き裂き攻撃をまともに受ければ大怪我は免れず、第32話で実際に攻撃を受けた正志も大量出血を起こす重傷を負った。
物体の熱を感知することで暗闇でも視界を確保でき、その眼球は遠くの物体を双眼鏡のように拡大して見る機能を備え、狙った獲物を正確に捕捉し絶対に逃さない。また、聴覚や瞬発力も発達しており、物音で正確に獲物を察知してジャンプや飛び掛りを使用して襲い掛かる戦法を得意とする。
弱点は全くないように見えるが、知能を低下させるTウイルスと凶暴化させる効果を持つ幻魔の血を配合してしまったことで、目に見える物全てを攻撃してしまう習性を持ってしまったため、生み出した人物は「失敗作」と称している。しかし、クリーチャーとしての完成度は高い。
戦闘データを採取する目的のため一時的に量産され、ラクーン警察署地下の下水道に集団で生息している。



アルバート・ウェスカー
第24話から登場。
本作に登場するのは、『バイオハザード5』でクリス・レッドフィールドとシェバ・アローマに倒されたウェスカーであるため、『5』と同様に人間の姿を保ったままウロボロス・ウイルスの力を使いこなすことができる。また、闇星事件で神田光平に手も足も出ずに倒されたことから、彼への対策として7つのゲームの1つ・『鬼武者』の並行世界で高等幻魔・ギルデンスタンから幻魔創造神・フォーティンブラスと幻魔王・織田信長の血を投与され、幻魔としての力を手に入れた。

⇒To Be Continued...

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