闇星事件−アーカイブ
作者: 邪神   2012年07月19日(木) 08時42分06秒公開   ID:LsmXA1cmAZk
No.1 行方不明青年のポスター
取得人物/不明 取得時間/不明
取得場所/不明
取得条件/異界を破壊する
内容
この人を探してください。
昭和84年(2009年)8月2日(日)、自宅を出た後、××県三途市夜見島付近の漁港で目撃されたのを最後に行方不明になりました。
【氏名】神田 光平(かんだ こうへい)
【生年月日】昭和62(1986)年5月24日生(22歳)
【血液型】A型
【特徴】身長182cm 体重75kg
【外見】大柄で筋肉質な体格に、亜麻色の髪型。また、左手の手のひらに青色の稲妻のような傷跡がある。失踪当時、ナイフなど多数の武器を所持していたことが確認されています。
【失踪当時の服装】深緑の革のジャケット・灰色がかかった黒色の半袖アンダーシャツ・自衛隊員用の黒色の運動ズボン・茶色のブーツ。
心当たりの方は、下記警察署、もしくは最寄り警察署にお知らせ下さい。

備考
第二次夜見島事件に巻き込まれたことで異界に残り、現実世界では消息不明になった神田光平の行方不明を伝えるポスター。しかし、彼が現実世界に帰還することは永久になく、発見されることもない。
また、第二次夜見島事件の後、光平は生存者の谷昭次を自身の力で現実世界に帰す際に、「現実世界に戻ったら、妹達や警察には俺は夜見島の消滅に巻き込まれて死んだことにしてほしい」と伝えており、夜見島の消滅後に生存者として保護された谷は、光平の伝言通りに彼の妹・あずさとあすかや警察に「自分と少女(もう1人の生存者・葉月祐里)を助けた後、夜見島の消滅に巻き込まれて命を落とした」と虚偽の証言をしたため、光平は戸籍上では死者扱いされている。




No.2 國報新聞
取得人物/神田光平 取得時間/不明
取得場所/時空の狭間
取得条件/第二次夜見島事件を思い出す
内容
國報新聞
昭和84年8月5日夕刊
日本のバミューダと呼ばれる夜見島、謎の消滅!
犠牲者多数か?

5日の深夜4時頃、××県三途市に位置する離島・夜見島が原因不明の大爆発を起こし、跡形もなくなるほどに崩壊し消滅した。
明けて5日の昼頃、海上自衛隊と陸上自衛隊が島付近に到着して捜査を開始したところ、海上を彷徨っていたボートを発見し、ボートに乗っていた猟師の男性と小学5年生の少女を保護した。
その後の捜査で、島は海底の底まであった部分も含めて根こそぎ消滅したことが判明。爆発の原因は現在も調査中だが、なぜ爆発したのかもわかっておらず、捜査関係者も頭を抱えている状況。生存者と死亡者の捜索も行われているが、爆発は島だけではなく半径数km圏内にまで及んでいるため、島付近にいた人間や死亡者の遺体も爆発に巻き込まれて消滅している可能性が高く、生存者と死亡者の発見は絶望的と見られている。
保護された男性は自衛隊員が行った事情聴取で、島にいた20代の若い青年に「ドルフィン桟橋にボートがあるから、それを使って早く逃げろ。島が爆発する」と言われ、「連れていた少女と一緒にボートに乗り一目散に島から離れた。爆発の原因についてはわからないが、青年は島から出てくることはなかったので爆発に巻き込まれて命を落としているだろう」と答えている。
専門家は今回の爆発に対し、「海上に出ている島の表面の爆発だけならば凄まじい数の爆薬を使えば人為的にも行うことは十分に可能だが、跡形もなくなるほどに消滅させたり、海底の底まで含めた根こそぎの爆発となると人為的に行うことは核ミサイルなどを使わない限りまず不可能」とコメントしている。
保護された生存者の男性と少女は、発見当時は衰弱していたが、現在は病院で治療を受けており、順調に回復しているという。男性が証言した20代の若い青年についても捜索中だが、現時点では見つかっていない。
夜見島はこれまで、昭和51年(1976年)の島民消失事件・海底ケーブル切断事件、昭和61年(1986年)のブライトウィン号消失事件、昭和80年(2005年)の翔星丸消失事件・陸上自衛隊ヘリコプター墜落事件と、数々の前代未聞な怪事件が多発していたため、日本のバミューダ海域と呼ぶ者もいる。
2005年の2つの事件後、株式会社SKTが島の買取を発表し、リゾート地開発の計画を発表したため、批判が殺到したことは記憶に新しい。
開発は今年の7月中旬に既に終了しており、9月のオープンを目指して調整していた矢先に起こってしまった今回の爆発に、SKTは同紙が行った取材で、「関係者が不在のため、対応することができない」とコメントしている。

備考
夜見島の爆発と消滅を伝える新聞。この記事に掲載されている20代の若い青年は光平・猟師の男性は谷昭次・小学5年生の少女は葉月祐里のこと。詳しくは、『人物設定 神田光平』の光平の来歴と第二次夜見島事件の項目を参照。




No.3 デジタルオーディオプレイヤー
取得人物/神田光平 取得時間/不明
取得場所/闇星
取得条件/異界を旅する
内容
パソコンから取り込んだ音楽ファイルを再生する携帯用音楽機器で、ヘッドホンを接続して使用する。近年の内部記憶装置の大容量化に伴い、従来の携帯用音楽機器には無かった音声再生以外の様々な付加価値を備えた製品が数多く開発されており、光平が所持している物もこれに該当する。プレーヤーのプレイリストには、V6が歌った光平のお気に入りの曲・「TAKE ME HIGHER」がリピート指定されている。ヘッドホンは光平の親友・須田恭也が残した物をそのまま使用している。

TAKE ME HIGHER(テイク ミー ハイヤー)…1996年に発売された、ジャニーズ事務所所属のアイドルグループ・V6の楽曲。メンバーの1人・長野博が主演を務めた同年の特捜番組・『ウルトラマンティガ』のオープニングテーマとして起用された。『ウルトラマンティガ』の人気・知名度と相まって、番組終了から13年が経過した2009年(光平が第二次夜見島事件に巻き込まれた年)現在でも根強い人気を持ち、V6の曲の中では抜群の知名度を誇る。


備考
異界ジェノサイダーには必須というべきアイテム。このデジタルオーディオプレイヤーは、光平の妹・あずさとあすかが光平への誕生日プレゼントとして贈った物。妹達には良き兄として慕われていた。恭也が使用していたのはカセットしか再生できない古いタイプだったが、光平が使用している物は2009年に製造されたこともあってかパソコンに接続して音楽を取り込む30GBという大容量を誇る最新のタイプ。




No.4 看板の文字
取得人物/神田光平 取得時間/不明
取得場所/闇星 夜見島海岸・小屋
取得条件/小屋の看板を調べる
内容
小屋の看板に残された意味不明な文字。
どす黒い血で6個の奇妙な図形が書き殴られている。

備考
闇人文字で「しょけいごや」と書かれている。小屋の中に飛び散った血は、永井や下記の手帳の持ち主ではなく、永井が手帳の持ち主を救出した後に部屋にいた闇人達を殲滅した際に付着したもの。また、闇人はミスをしたり失態を晒した仲間をこの小屋で始末していた。




No.5 血まみれの手帳
取得人物/神田光平 取得時間/不明
取得場所/闇星 夜見島海岸・小屋
取得条件/小屋の床を調べる
内容
血で真っ赤に染まった女性用と思われる手帳。血は中まで浸透し、読むことができるページはほんのわずかしかない。表紙にはローマ字で「Nishiyama・Julie・Erisa」と刺繍が施されている。

闇の巫女・カンナの命令で視察をするためこの世界を訪れたが、すぐに闇人という化け物の集団に囲まれてしまった。銃は持っていたが、闇人達を撃ち続けていたためすぐに弾丸がなくなってしまった。その気になれば武術を使えば全滅させることくらい簡単だったが、闇人達の動向を探るため、無抵抗の女を演じることに決め、わざと闇人に捕まり、この小屋に連行された。闇人の1人によると、この世界で人間は絶滅しているらしく、人間こそが伝説の怪物であり、排除されるべき異端の存在だという。しばらくは様子を見ることにしよう。

私の処刑が決まった。理由は排除されるべき存在であると同時に、世界を平和にするためだという。死ぬことが決まった私の心情を察してくれたのか、闇人の1人が4年程前にも突如空から人間が落ちてきたことがあった話を教えてくれた。その人間は迷彩色の服を着た若い男で、顔まで迷彩柄に染めていたらしい。その人間の男が銃を乱射したせいで、多数の闇人が犠牲になったらしい。その男を捕まえようと闇人達が捜索を開始したが、見つからなかったという。私はか弱い女を演じ終えるのを、処刑日に決めた。演じ終えるのを待つだけとなったが、この世界にまだ人間がいたことを知って少し安心した気持ちになった。

処刑が決行される日まであと2日となった今日、私は小屋に突入してきた1人の青年に救出された。その青年はボロボロになった迷彩色の服を着ていて、長い髪を後ろで結んだポニーテールにし、無精髭を生やしていた。見た限りではごく普通の人間に見えた。闇人が話していた、4年くらい前に空から落ちてきたという男だろうか?私は彼に一緒に逃げようと言ったが、青年は断り「健康優良日本男児に任せな」と言って、拳銃を渡して逃がしてくれた。逃げてからだいぶ時間が経っているが、彼は無事だろうか?
素性を隠して組織に潜入しているため、カンナや他の仲間達に私の正体がばれるのは時間の問題だろう。早めに結晶の巫女・詩織様の元へ戻り、この状況をご報告しなければならない。別次元のパパとママにも早く会いたい。

備考
闇の巫女・カンナの部下と思われる人物が書き記した手帳の中身の一部。この手帳の表紙を読む限り、部下の性別は女性で表紙の刺繍から西山・ジュリー・エリサという名前だということはわかるが、同じ苗字の正志や名前が酷似している樹里との関係性は不明。




No.6 写真週刊誌・新読丸
取得人物/神田光平 取得時間/不明
取得場所/闇星 蒼ノ久集落
取得条件/永井頼人との遭遇
内容
新読丸−シントクマル−
2005年8月10日号
陸上自衛隊支援ヘリ消失!!
全隊員の消息は今だ不明!!

……8月2日に××県三途市夜見島沖で観測されたのを最後に消息を絶った陸上自衛隊の支援ヘリ。3日後の8月5日、夜見島に上陸した陸上自衛隊がヘリの残骸を発見。残骸の状態から何らかの原因でヘリが墜落したと思われる。ヘリに積まれていた銃火器がほぼ無くなっており、隊員達の姿も見当たらないことから、陸上自衛隊は隊員達が何らかの事件に巻き込まれた可能性が高いとして、捜査を続けている。
(略)…これまで、夜見島は原因不明の怪事件が多発しており、「呪われた島」と呼ばれ上陸が禁止されていた。また、同じ日に夜見島沖で漁船・翔星丸が消失する事件が起きており、警察は関係性を調べると同時に、島で保護された翔星丸の乗務員の女性から詳しく話を聞くとしている。


備考
『SIREN2』の事件で夜見島に墜落した自衛隊のヘリ墜落と隊員の行方不明を知らせる週刊誌の記事。生存者だった永井頼人・三沢岳明や、沖田宏をはじめとした死亡者も母胎が起こした赤い津波で異界のコピーされた29年前の夜見島に飛ばされたことで姿を消したため、全ての隊員が行方不明になった。記事の夜見島で保護された翔星丸の乗務員の女性とは、木船郁子の体を乗っ取った母胎のこと。
■作者からのメッセージ
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