逆転の力を合わせて 第1章 | |
作者:
最終兵器
2008年07月20日(日) 13時30分21秒公開
ID:Om9q4VDFwHE
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「2人目は被害者の妹で大学院生の色飾葵(いろかざりあおい)さん。」 被害者には妹がいたのか。目撃したのはショックだったろうな。 「彼女は現在ショックで堀田クリニックに入院中です。」 まぁ当然だろうな。いよいよ3人目か。 「3人目はホストの馬雷英孝(ばらいひでたか)さん。」 なんでホストが修行場にくるんだ?そこは後で調べるか。 「それでは成歩堂さん。あなたに現場捜査を10分間許可します。大蛇君、同行してあげなさい。」 「分かりました。刑事部長。」 このおっかない刑事がついてくるのか。真宵ちゃん大丈夫かな。 「狩魔検事。あなたはひき逃げ事件の犯人が捕まったそうです。また、殺人の証拠も挙がってきたので殺人罪で再逮捕するそうです。検事局はあなたを担当検事にするそうです。 直ちに現場へ行ってください。」 ひき逃げの方も捕まったのか。 「犯人は矢張政志(やはりまさし)という男だそうですよ。」 ズコッ。本日二回目のこけ。矢張政志。御剣と同じく小学生からの親友でトラブルメーカー。事件の影にやっぱり矢張と言われている。 「やっぱりさん。また捕まっちゃったんだね。」 さすがに真宵ちゃんもあきれている。 しかし困った。僕は御剣の弁護で精一杯だしどうしようか。 「その方の弁護。私が担当しましょう。」 そこに現れたのは、このころはまだ知るよしもないが、7年間僕を苦しめた、まだ純粋な弁護士だったあの男だった。 「私の名前は牙琉霧人(がりゅうきりひと)。弁護士です。」 そこには金色の長髪で紺のスーツにピンク色のリボンタイを着用したひたむきに真実を追究する、迷いのない目をした男がいた。 牙琉霧人。最近活躍中の弁護士だ。 「偶然現場を通りかかったら、明らかに犯人じゃなさそうな絵本作家がいたもので。成歩堂さんは安心して捜査してください。」 この人は信頼できそうだ。よかった。 「それでは、成歩堂さんと大蛇君は、修行の間へ、牙琉さんと狩魔検事はひき逃げ事件現場へ行ってください。八ノ巣君は鹿羽組の捜査、糸鋸刑事は刀条検事を迎えにいってください。」 いよいよこの事件の捜査が始まる。なんとしてでも御剣と矢張をたすけなくては。」 第2章へ続く |
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