逆転裁判小説集 逆転のホームラン 前編 | |
作者:
東条
2010年02月22日(月) 17時18分58秒公開
ID:Uk/VlOgR0.A
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「その帽子は秋山氏のものです」 「特に変わった様子もないと言いましたが、秋山氏は6時からこれをなくしているんです、しかもこれを拾った人物は貴方じゃないですか!秋山氏のトレードマーク的な帽子が無くなっていることを、本当に見たのなら見逃すはずはない」 「なんだとぉぉぉぉおぉぉぉぉぉぉおぉぉ!」 御剣に一泡ふかせてやった。 鶴田氏も悲鳴をあげている。 後はこの証人にとどめを。 「証人の発言はデタラメだらけです、この証人は使い物になりません!」 「待った!」 どこから、ともなく待ったと聞こえてきた。 声がきた方角を見ると証人席だった。 「待ってください、私早く事件が終わる事を願って、こんな嘘をつきました、ホームランホテルはやっと、流行ってきたホテルなのに、事件で汚れていくのが嫌だったんです。 あの時の様に、この球場が汚れていくのがいやだったんです! 真実をお話しますから、どうか聞いてください」 うん?あの時って。 少々引っかかったが、揺さぶる事はやめることにした。 でも、これで目撃証人の証言は崩れた。 「これから、本当の事を話します、じつはバットも投げていません置きました。 はっきりは、見えませんでしたが見たのは子供でした」 「待った!ちょっと待つのだ、証人貴方は、殺人犯は子供と証言するきか!」 裁判長の静粛にという声も傍聴席の騒ぎを止めることはできなかった。 挙がった、新事実は犯人は子供。 一体どうなってるんだ。 つづく |
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