鴨と掟の事件レポート・狂乱芸術家の叫び
作者: 被疑者A   2009年01月04日(日) 07時08分52秒公開   ID:PccG.Ft8hx.
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    7月14日 ????
狂ったような男が叫ぶ
「あなたは私の芸術を理解しなかった。今その天誅を与えてやる。」
狂気に満ちた男に初老の男が言う
「わしは一般的に見た、わしは間違っていない。」
しかし初老の男が言った時はもう遅かった。
狂った男が飛びかかる。その瞬間あたりは鮮血にまみれた。

   7月15日 芸名大学大ホール
「うわ〜こりゃひどく殺れれてるな〜」
鴨が言う。彼は不謹慎と言う言葉を知らないのか?などと思いながら私も納得がいく、確かにこれはひどい。死体を磔にしたうえさら胸に杭が刺さり死体の近くに被害者の血で
「「作品名・天誅」」と書いてある。とてもふざけて行われた殺人以外の何者でもないような気がする。
「なぁ、掟これさぁ俺に調べさせてよ。いいだろ?」
一応ここでしらない人たちのために僕たちの説明をしておこう。僕は法ヶ掟これでも一応検事局副検事長兼特殊緊急時検事長代理だ。
これでも20歳でEUで検事になった。
そしてもう一人が鴨沢賢。僕とともにヨーロッパに行き科学捜査官になった。今は地方警察科学捜査班班長兼鑑識課課長だ。そして僕たちは地方警察屈指の捜査コンビと言われている。あともう一つ僕と鴨には特殊な能力があるがこれは秘密にしておこう。そのうち明らかになるはずだ。さてと捜査に戻るか。ちゃちゃっと解決して書類整理に打ち込むか
「それじゃ、鴨、いこうか。」
僕は多少不安を抱えながら捜査に乗り出す。
「なぁ、法ヶこの死体俺がここの医学部で解剖してもいいだろ?」
鴨が聞いてくる。本当ならここは断るべきところだが僕は何よりこの被害者が誰かいち早く知りたいし、彼の腕なら心配がないためお願いすることにした。すると鴨は
「ヤッホー。こんな興味深い死体解剖できるなんて超幸運だな〜。」
僕はつくずくこの死体の家族がここにいないことを喜んだ。もしここに家族がいたら絶対に鴨は殺されてるな〜などと僕が思っているのをよそに早速鴨は解剖に乗り出す

同日 芸名大学
「さぁて解剖、解剖」
とんでもなく罰当たりなテンションで解剖を楽しみにしている鴨。やはりこいつはへbb陣だと思いつつ解剖を見守る。すると鴨が言う「法ヶ、俺はこっちで解剖やるからさ〜お前は現場検証でもしといて。」
などと言われ追い出された。たっく仕方がないいっちょ現場でも見てきますか。

      同日 事件現場   
うわ〜相変わらずひどいな。おっ、でも初動捜査は終わったみたいだな。あそこに猫華舞理刑事がいる。
「猫、初動捜査は終わったのか?ていうか何で君がここにいるんですか?」
猫華舞刑事は不機嫌そうに答えた。
「仕方ないでしょ。捜査一課の連中はみ〜んな連続強盗殺人事件に駆り出されちゃって、暇な私たち特殊捜査課にこの事件を無理やり押し付けてきたんだから。あ〜あいつらの課長と私の不倫、奥さんにばらしてやる。」 こいつは権力ある奴とならだれとでも付き合うと言っていたが、まさかあの愛妻課長とも不倫してたのか。そんなことより
「被害者の遺品や容疑者の遺留品なんかはありましたか?」
「ああ、あったよ被害者のものと見られる職員証があった絡み元が分かったわよ、回飲見他毛濡市(かいのみ たけぬし)ここの教授ね。」
教授かこれからって時に可哀そうに。そんな時鴨がやってきた。
「鴨か、解剖結果はどうなった?」
「死因はナイフで刺されたことによる失血死だと思うまぁ動脈を切られてたから死ぬのにそんなに時間はかからなかっただろうね。」
僕は鴨の話に一か所分からないところがあったので聞いてみることにした。
「でも鴨、そうしたら見つかる危険を冒してまでこんな大きな偽装工作する必要ないんじゃないですか?」
鴨はちょっと悩んだ後
「う〜んやっぱり捜査のかく乱のためでしょ。でもその割には時間かかりすぎだし。でもな〜う〜ん。」
鴨が悩んで結論を出した。
「まぁ、もうちょっとしたら結論を出すよ。後よろしく」
あ〜この適当捜査官が調子に乗って。まあいいこのまま行こう、明日こってり絞ればいいか。
「お〜い法ヶサンこちらでおもしろうものが出ました。来てくださ〜い。」
変な捜査員に呼ばれた。
「一体なんだい?どんなものが出たんだい?捜査員君。」
そこで捜査員が答えた
「自分は捜査員じゃありません。自分は板打木真師田(いただき ました)本日付で配属になった。あなたの秘書です。」
ふ〜ん、とうとう僕にも秘書がついたのか。まあいいそのまま始めるか。
「凶器らしきものを見つけました。カッターナイフですね。」
証拠品 カッターナイフを手に入れた。 
「ねぇ、君ちょっと表に出てくれないかな?」
僕は板打木君にそういった。
 
     同日    芸名大学 
「君は検察庁からのまわし者だろう?」
僕はそういった。検察庁それを僕は強く覚えている。僕がここに来る前所属していた組織であり、僕をここに追いやった組織そして僕をつらい目にあわせた犯人に何もできなかったゴミみたいな組織、けど今はそんなことのうのうと考えている場合じゃない何より今はこいつだ。
「自分は違います。自分は検察庁である人物を起訴しようとしたらいきなり首になったのであります。そこで貴方様の監視を三ヶ月間続けたら検事に戻してやると言われて・・・」
そういうことか、こいつもまた被害者か
「分かった。ここで検事として働いていい局長には僕が言っとく。」
「あ、ありがとうございます。」
落ち着いたし今日は一度家で調査してみか。
   
    同日 法ヶ検事の自宅
「ふぅ〜」    
僕は家に帰り早速風呂に入った。寝間着に着替えてホッとしていると、いきなり鴨から電話があった。
「おい、法ヶお前家でのこのこ寛いでるんじゃない、また芸名大学で殺しだ。」
いきなりの訃報に僕は焦りながら駈け出した。
 
  同日 芸名大学 招待教授室
「おお、鴨やっと来たか。でも何で甚平?」
くるなり恰好を鴨に突っ込まれた。まぁ仕方がない。いそいで駆け付けてきたんだからな。
「いやぁ、まあ急いできましたたからね。で、被害者は?」
その場にいた捜査員が説明する
「ガイシャはアドラド・ディデロこの大学の
招待教授でありますうぅぅ〜」    
捜査員は拡声器を使いながら言う。
「うるさいですね〜来月の給料日楽しみにしてておいてくださいね。」
僕はにっこり微笑みながら言う
「グスン。」
捜査員は落ち込んだようだ。
「そういえばここに来た時被害者はまだ生きてたんだろう最後の言葉を聞いたものはいるか?」
これは聞いとくべきであろう。そのあとすぐに救急隊員が名乗り出た。
「確か、ロウバ・カイノミと繰り返していました。」
老婆か、そういうことなら。
「皆さんは被害者の親族に老婆に値する人物はいないか探ってください。それでは捜査を開始してくださ・・・どなたですか?」
僕の横におとなしそうな女性が立っていた。
「もう一度聞きます。どなたですか?」
女性は少し落ち着いてから答えた。
「回飲見里佳子(かいのみ りかこ)最初の被害者回飲見 他毛濡市の妻です。」
突然の来訪者に僕や鴨は唖然とした。
「で、里佳子さんはどうしてここにいるんですか?」
「実は主人の殺害現場を見に来たんです。でも何で私の愛した人ばっかり・・・」
彼女は少し気になることを口にした。
「愛した人とはどういうことですか。?」
彼女は一瞬ためらったがすぐに答えた。
「愛人だったんです。アドラドさんは私の。」
アドラド氏とこの人がそんな関係だったなんてびっくりだ。
「まあ、それは良しとしましょう。しかしこれまた不幸ですね。お悔やみ申し上げます。」
彼女はこくりとうなずいた。その後、僕は彼女の顔に笑みのようなものが映った気がした。

 7月16日 川端署・捜査本部
「いいか、被害者の交友関係から老婆に値する人物を探すんだ分かったな。」
川端署署長、息吹 減助(いぶき げんすけ)氏が吠える。なぜなら今回の事件は久々の本庁の刑事(鴨)と東京地検(僕)が登場するという川端署にとってはとてつもないビッグイベントなのでこの際、一気に評価を上げようというこんたんなのだろう。だが僕はこの件に、あくまで個人的意見だが、老婆は関係ないと思う、なぜなら今回の事件は大人の男が(しかも片方の外人はかなり大柄)が刺殺されて、片方はかなり大掛かりな偽装工作までされている。そんなかなり力を必要とすることが女性にできるのだろうか。まぁそんなことよりアドラド氏のダイイングメッセージが気になる。そのため大学に行くことにした。

   同日 芸名大学・文学講義室
「君がアドラド氏の通訳を担当していたアリサ・クルナド君ですね?」
はい、と言ってクルナド君はうなずいた。
「俺は故郷の大学で優秀な成績を持ち、なおかつ日本語が喋れたから、アドラドさんに連れてきてもらい、留学させてもらったんだ。」
クルナド君は言った。
「あまり時間がないから率直に本題に入りたいんですが、いいですか?」
「ああ、俺は別にかまわない。」
と、クルナド君は答えた。
「君たちの母国語の言葉でロウバは何を表わすかなんだが、分からないですかね。」
「ロウバですか。ロウバ、ロウバ、ろうば、老婆、rouba、え〜と確か婦人とか奥さんとかいう意味なんですけど何か?」
「ここから先は小声でお願いしますね。実はアドラド氏のダイイングメッセージなんです。」
彼はびっくりしていた。
「それではこのことはご内密に。」
そういい僕は大学を出た。犯人への大きな手がかりを掴んで。
    同日 芸名大学・資料室
「里佳子さん、里佳子さんと。」
僕には犯人が分かったとなると次はもちろん動機探しだ。僕の感が正しければ彼女はここの生徒だったはずだ。とりあえず卒業生名簿を片っ端から読む事にした。こういうときは
局長に育てられた(無理やりやらされた?)
事務処理能力のおかげである。おっとストップ、ストップとここに里佳子さんの写真があるじゃないか。彼女はやっぱりここの生徒だったのか、ならやはり他毛濡市氏との年の差婚も納得がいく、たぶん彼が彼女を愛人にすることで無理やり卒業させたのであろう。彼女の資料は整ったお次は他毛濡市氏の資料だ。回飲見教授、回飲見教授と。おっと、ここに彼の昔の展覧会の作品集があるぞ早速見てみよう。あれ、たしかこの絵、どこかで見たことがあるような気がします。確か、ここに、これは里佳子さんの卒業枠にある絵と同じ絵じゃないですか!まさか他毛濡市氏は里佳子さんの絵を盗作したというのですか!これで動機もはっきりしました。僕の仕事は終わりですあとは鴨君に任せますよ。
  *ここからおまけ、飛ばしてもOK
    同日 芸名大学・廊下
「すいませ〜ん刑事さ〜ん。」
なんだかとてつもなくガラの悪い男子生徒に呼び止められた。
「俺、さっき聞いちゃったんすよね〜刑事さんとアリスの会話。で、こういうのってマスコミにリークしたらかなりヤバいけいじゃないですか。」
完全に大人をなめてる口調で話しかけてきた。どうやら僕を刑事と勘違いしているようだ。
「んで、俺、今月マジ超ピンチなんですよ。で、マスコミに言わない代わりに100万恵んでもらえないっすかね?」
「それはできない相談ですね。」
僕は冷静に答える。
「分かったっすよ。くれね〜ならマスコミに情報売るだけっすよ。いくらで売れるっすかね〜」
「残念ながら君にはそれもできませんよ。」
そういい僕はコンタクトレンズを外す。そうすると僕の本当の目の色、金と銀が入り混じったような目が現れる。僕はその眼で彼を見つめる。そして僕は自分が持つ能力を発動させる。それは他人の心に錠をかける力、確か名前はどこかの文献によればサイコ、ロックとか言ったような気がしたが、僕が書ける錠の色は黒なので僕は自分の力をブラック・ロックと名づけている。この目を見た相手の僕の決めたことに対する記憶を封じることができる能力だ。僕はこの能力がスピード出世で来た一つの要素だ。そして僕は彼に一言いい大学を今度こそ出た。そんな脅しをやる暇があるならアルバイトをして賃金をもらいなさい、と。
      *ここから鴨視点
     7月16日 監察医務院
「この仏さんは単純に刺殺。ふ〜ん。」
俺は現在監察医務院にいるその理由は単純だった。おとといの事件と機能の事件の解剖報告書ができたからである。
「さすが立派だね解剖医で食って行ってる方々の解剖の速さは。」
「いえいえそんなことないですよ。げんに鴨さんだってこういうこと得意でしょうが。」
この言葉を言ったのは羽虫 従慈(はむし じゅうじ)おととし名亭大学医学部法医学科を卒業したばっかの新人の監察医だ。
「そういえばさ、この前言った血液の総量いくつだった?」

⇒To Be Continued...

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