「弁護士の資格〜成歩堂龍一2」の感想

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No.2   投稿者:KITT   評価:1点   投稿日:2008-10-15 00:06   ID:QUK5F1AO7dA
 はじめまして、読ませていただきましたが、正直なところアイデアはそこそこでも小説としては失格ですね。辛口で申し訳ありませんが。

 まず第一にゲームと小説、文章での表現がまるで違うことを理解しきれていないためか、ゲーム的な演出をやり過ぎて文章になっていません。

 例えば証言に対する尋問も、ゲームではシステム上あのような形式になっていますが、現実であるのなら証人の発言に合わせての突っ込みないし聞き終えた後の突っ込みとなるはずです。つまり、ゲーム的な演出のせいで物語の流れがぶった切られています。

 それと、成歩堂が弁護士に復帰するのは良しとしても、資格喪失から現在に至るまでの人物関係――特に旧シリーズのキャラクターとの関係が不明瞭な点が多く、裁判自体の展開が速くてボリュームが圧倒的に少ないため不必要な証拠品や人物情報が極めて多く、物語上不要な部品が多過ぎるためさらなる消化不良を起こしています。
 例として「冥が御剣の性になっている(=結婚した)」「真宵と成歩堂の間に子供がいる」など、少なくとも「3」本編後の内容であるにも関わらず一切の注釈が無いなど、作者だけが納得している展開が多いです。これは作品と言う存在における害悪以外の何者でもなく、改善しなければならない最たるものです。

 これは「脳内補完」と呼ばれる作家が最もやってはいけないことが顕著に現れていると断定出来ます。
 これはそのまま読んだとおり、作者の脳裏では完成しているのに文章に反映されず、読者に伝わらないという極めて強烈なマイナス要素です。これが改善されない限り、つまり言いたいことは全て何らかの形で文章にしっかりと反映させて、かつ後から読んでも矛盾が生じない流れにしなければお話として成り立ちません。

 また文章の初め、段落の部分は一文字分(全角)空ける、「!」「?」の後は一文字分(全角)空ける、括弧閉じの前には。が付かない(「!」「?」は例外)、シーンが変わる部分では行間を空ける、というのは基本ですので今後も創作を行うのであれば覚えておいてください。

 また台詞と地の分の行間が開いているほうが総じて読みやすいため注意すると良いでしょう。

 作品そのものの内容としては上記の問題点の影響をもろに受けて評価しがたいです。プロットのみが先行して後は全部おまけの感じが強いですね。
 ただ、逆転裁判という現実とは異なる裁判方式であるにしても、こんなにあっさりとは決着が付かないと思いますし、何より証拠というものは逆転裁判においても苦労して集めるものなので、苦も無く揃ってしまうと「何このご都合展開」という印象がどうしても先走ってしまいます。
 ご注意を。



 正直な話以上の点を解消すればこの作品もっと良くなると思うので、下手に数重ねて作品増やすより、一つの作品をとことんまで完成度追求した方が技量が上がると思います。というのは、手を広げすぎるとその分だけ思案せねばならない内容が増えて構成などの文章における基礎能力が向上しにくいからです。
 一度完成させた内容なら後は文章としての完成度の追及と、それに伴う内容の補強で済むので、新作手がけるよりは技量が上がりやすいですよ。

No.1   投稿者:柊 睦月   評価:6点   投稿日:2008-10-04 21:51   ID:6LYj7APiAlQ
こんにちは。読ませていただきました。
前回より描写が増えていたので読みやすかったです。ところどころコピペミス?と思うところがあったのが気になりました。
事件についていろいろとわかってきましたが、結構簡単に証拠が出てくるなぁと感じました。捜査のシーンを深くしてみても面白いかもしれないです。
最後の、なるほどくんと真宵ちゃんのやり取りももう少し説明があってもよかったかと思います。あとは、オリジナルキャラの服装や顔立ちがどんなものか、などなども書けると思います。

いろいろ言いましたが以上です。
犯人がわかったので、法廷でどれだけハラハラできるか楽しみにしています。頑張ってください。

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