逆転裁判小説集 逆転のグラス | |
作者:
東条
2010年02月22日(月) 17時15分48秒公開
ID:Uk/VlOgR0.A
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「証拠それなら見せてあげますよこいつです!」 法廷が呆然としている。 そりゃそうだ、こんなのが証拠なんて聞いたら皆呆然とするな。 「何ですか、その猫は....」 「ドラです、見てのとおり猫です。 この、ドラは毀れてしまったジュースを舐めてしまって....」 すると裁判長が驚いて...。 「何ということでしょう....... ご冥福を祈ります」 最後まで話を聞いてほしいんだけど。 「しかし、それはグラスに毒が本当に入ってたらの話です ストローの毒により被害者は死んだんだし、 後からグラスに毒を入れる小細工もしましたが、おそらく毀れたジュースには気をとめなかったでしょう。 もしこの猫が生きていたのなら、ストローに毒が盛られ、グラスには初めから毒が盛られてなかったことが証明されます 裁判長!今すぐこの猫の捜索を.......「もう良いです!」 柿沢さんの声だった。 彼女はようやく観念したようだ。 「そうよ、私が殺したのあの目障りな奴を消すために 私はあいつに脅迫されていたの 何をやるにしても何時もあいつに邪魔される 今回だって、400万くれなきゃおまえの過去をレストランの店員にばらしてやるって だから始末したのよ! でも.....結局はまた奴のせいで刑務所、奴が生きてるならもう一度殺してやりたいぐらいだわ」 レストランの悲しい事件は終わりを告げる、 残ったのは真犯人の憎悪と悲しみだけだった。 「それでは、稲瀬 洋蔵あなたに判決を言い渡します 無 罪 !」 某日 某時刻 尼威波嗚 「いやぁ〜殺人事件も起きてすいてるかと思ったけど......」 何故か満員だった。 閉店セールかな?いや、それでもお客さんが多すぎる。 「いやぁ〜助かったよ成歩堂さん、あの猫の飼い主がグルメ雑誌の編集長さんの猫だったもんだから、うちの猫が世話をかけたお詫びにグルメ雑誌にうちの事をのせてくれたもんで」 稲瀬さん機嫌がいいな。 店員も米村さんの他にも増えているし。 とにかく、僕たちは稲瀬さんのおかげでご飯もただにしてくれたし。 満腹で幸せな気持ちで帰っていった。 そして、僕自身も弁護士として少しは立派になったなと思うころだった。 「まぁ、まだまだ素人だけどねなるほどくんは」 おわり |
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