「Laughing Ogre」の感想

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No.4   投稿者:牧陽介   評価:0点   投稿日:2008-09-01 21:15   ID:awByd8g/CMA
 皆様。ご覧頂いただけではなく、ご感想いただき、ありがとうございます。
 本来ならばお一人お一人にお礼申し上げるところですが、今回は非礼ではありますが、この場にてお礼申し上げます。
 まことにありがとうございました。


>トーラさん
 前に書いたものが四ヶ月前ですしね…初期設定は早かったのですが、多忙と細部の詰めに手こずりご無沙汰になりました。現状では短編を三ヶ月に一本というのが良いところですね。
 もう、ざっくりと読んでください。おっしゃるとおり、今回はどうやっても淡々とした雰囲気が抜けず「香りは良いが味は普通」な小説になりました。(サブキャラの最終話には多い傾向ですから、それはそれで良いのですが。)
 これは「方言」を使ったことが原因ではないかと考えております。本来ならば一人称とはいえ文章表現で緩急をつけますが、今回は「方言」を使っておりますので、文字にできない声やイントネーションに頼らざるをえない。おそらく、これを関西弁を使いこなせる人物に読んでもらえれば、淡々とした印象が解消されるのではないかと考えております。
 それに内容も前回のような「場変」がありませんから、切り替える明確なポイントがいれられなかったのだと思っています。


>国村裁臣さん
 ご無沙汰していましたね。お元気そうで何よりです。
 状況描写の細かさは私の癖のようなものでもありますが、今回の場合は舞台が特殊すぎたからでしょうね。特に冒頭の部分は、もう少し頭を使えば簡略化できたのではないかと思っています。
 「読者の想像力」を上手く利用できないところが、現役を退いてから最も失われた感覚なのでしょうね。大切なことながら、こういうのは拘りがあればあるほど見失います。
 現在の特撮スタッフは、遠い日の楽しい記憶を抱いていた筈なのですが、本質的なところは時代の波に流されて原型を保てずにいます。一ファンがそれをどうこう言ってもしょうがないですから、その部分は一ファンとして記憶のある人間が受け継ぎましょう。勿論、それは特撮には限りませんけどね。
 汚れ役お疲れ様でした。(笑)
 ※追伸、誤字訂正させていただきました。


>dirtytomさん
 災害地域でしたか。復旧作業お疲れ様です。拙作ではありますが、多少なりとも楽しんでいただければ幸いです。
 何度も標準語にしようとしましたが、納得できなかったんです…なるほど、クラフトマン・シップと言うんですね。(笑)
 今回のモデルとなったキャラクターが関西方面の人でして、最初は台詞部分のみに使うつもりでしたが、若き正義超人……もとい、物書きさん達の参考策にするためにも「方言」にしました。
 関西と関東では「笑い」の仕組みが違うようで、年末のM-1が始まってからそれを勉強し始めました。
 前者の大御所は、番組や「お笑い」をしているところを実際に拝見していないので何とも言えませんが、お馬鹿をプロデュースする某大物司会者の方は「構成」や「人の動かし方」に学ぶものがあるかと見ています。
 ただ、それもまた本人の実力で大御所の仲間入りをしている理由なのでしょうが、やはり「バラエティ」であって「お笑い」ではないと思います。まあ、本人がそれを認めるかどうかは分かりませんが。
 その道に身を置かなければ機会がないとは思いますが、「お笑い」とはなんたるかと是非とも一度伺ってみたいですね。
 私の済んでいるところでもお笑いは馴染みませんね。というか性質としては「野次飛ばし」「熱しやすく冷めやすい」「誰かがなんとかしてくれる」という感じなのだと思っています。
 そこそこ売れていればタレントでもすぐ議員にはなれるでしょう。本気で市政を考えることもしないところですから。
 まあ、笑いや地域性はこのくらいにして……「関西弁の明るい女の子」っていいですよ。前回もお話しましたゲームキャラでそういうのがいるので…。
 関西弁の格好良いキャラ……名古屋弁でいいのなら「バイクル」ですね。今度フィギュアがでるらしいです。ポジション的にも今回の主人公と近いかと。
 次ネタは、まだ考えていませんが、最近は強化スーツ系に興味もっています。
 

No.3   投稿者:dirtytom   評価:10点   投稿日:2008-09-01 16:44   ID:R5OId5T0PVE
 災害地域の復旧活動に追われ、出遅れてしまいました。残念ながら汚れ役をゲットできませんでしたので、イロモノ役に徹する事とします。

 かなり大胆な手法できましたね。バリエーション展開の上ではカンフル剤であり、意欲作ではありますが、若干読みにくかったというのが本音です。
 方言にかかせないものに、アクセントやイントネーションというものがあります。耳で聞き、その表情を含めた表現力と絶妙のバランスに、美しさと文化を感じ取るのでしょう。当然、関西弁が全国的に市民権を得ていることを計算されてのチョイスだとは思われますが、活字として取り入れる場合、それに馴染みのある方を除いては、やはり脳内で一度標準語に変換する作業が必要になるため、どうしてもテンポが悪くなります。それを補う力技で作品全体をねじ伏せなければならない分、今回は最初からかなりビハインドだったはずです。それでもありきたりのものは創りたくない、という、クラフトマン・シップはひしひしと伝わってきました。標準語で軽いノリの人物像を描くことも可能だったのに、それでは満足できなかったのですね。熱い漢です。
 過去に、登場人物がその土地にまつわる言い伝えを話し言葉で語るというシーンにチャレンジしたことがありますが、原稿用紙十枚程度にもかかわらずその単調さに嫌気がさし、結局劇中劇の方向へ逃げたことがあります。正直、ハンパないです。ソラで子供に物語れるお母さん、尊敬してしまいます。

 私事ですが、関西弁というものにかなり偏見を持っています。
 確かに他地方に比べ、その言語自体がすでにスタンダードとも言えるほどですが、他の地方の人が慣れない標準語を駆使して一生懸命伝えようとしているのに、「地元に誇りをもてんのかい! なっさけないやっちゃのー!」とでも言わんばかりに上から目線でしゃべくり倒す一部の輩を見るに、個性や芸風を通り越して傲慢であるとすら感じる時があるからです。特に進行形でおバカな人達をプロデュースしている大物司会者は苦手で、最近では顔を見るだけでチャンネルを変えるようになってしまいました。余談ではありますが、かつてドン・どこ・欽曜日などで大ブレイクしていた大物芸人を指し、『あの人のは笑いやとは思ってないですから』と声高に主張していましたが、今彼がしていることはそれと全く同じような気がします……
 すみません、勝手に熱くなってしまいました。実は保守王国人のただのやっかみだったりもします(客観的に見て、日本で一番お笑い文化が根付かない地域だと自負しております)。とはいえ、筒井御大の関西弁小説にはハラを抱えて笑い転げた記憶もありますし、ノリカさんも大好きです。ちなみに私の住んでいる地域では、タレントさんが知事になるのは百二十パー不可能でしょう。

 雑談ばかりになってしまいましたが、作品としての出来は秀逸でした。後書きでおっしゃっていることには全同意であり、これ以上何をかイワンや、です。一つだけつけ加えると、私にとって予備知識もなしにコテコテの関西キャラをイメージしろと言われると、四十代後半のパンチ系が浮かび上がってしまいます。それはそれでカッコいいのですが、できれば靜弦太郎かスペクトル・蒲生に白羽の矢を立てたいところです。
 デルザー軍団の存在が匂ってくるようですが、今度は番外で首領のボヤキなんぞが聞いてみたいところです。博多弁あたりで(ゴッツええでそんなのがあったような。世界観崩壊の足音が……)。
 次も頑張って下さい。

No.2   投稿者:国村 裁臣   評価:7点   投稿日:2008-08-31 21:14   ID:4J7Zd5cCzQE
 牧さんの小説とは、何とも久しぶりです。
 まあ、僕がここに来るのも超久しぶりですけどね(笑)
 特にこれといって、問題はないと思いますね。よくも悪くも「牧陽介ワールド」でありました。
 恐らく牧さんは、賛美を聞こうとは思わないはず。ならば僕が、汚れ役を買って出ることにしましょうか(笑)

 まず方言の挑戦ですが、
 やはり読みづらさはあったと思います。特に怪人たちとの戦闘で方言ですと、いかに牧さんの筆力と言えどわかりづらさは否めないでしょう。
 まあ、僕はあまり読解力のあるほうではないので……
 それと、全体的に状況描写があまりにも克明だということですね。
 昔、どこぞかのサイトで「読者に想像を」というものがありました。牧さんならわかってることなのでとやかく言うつもりはないですが、やはり現役を退かれているのか、少し慎重になりすぎているように感じますね。
 僕自身、特撮というのは遠い昔の楽しい思い出でしかありません。しかし、この小説を読んでいると、ちょっと昔を思い出せる気がします。

 僕も今日、長い休眠から冷めようかなと思います。いい刺激になったことは間違いありません。
 では

 更新
 >容易せんかい
 これは「用意せんかい」ではないですか?

No.1   投稿者:トーラ   評価:8点   投稿日:2008-08-31 16:54   ID:.lzhbfUwqkE
牧さんの小説を読むのは久しぶりですね。

ざっくりと読ませてもらいました。
文章の中に「」を殆ど使わないのが、今回の話の雰囲気になっているような気がしました。
全体的に淡々として、迫力的な部分が薄い感じもしましたが、主人公の人物像というか、変身後の細部はしっかりと書かれていて、何だか香りを楽しむような話だなぁという感想です。
過去と現在を行ったり来たりでも読みづらい箇所も殆どなかったです。方言でも、特に読みづらいという箇所はなかったです。

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