僕の素敵な魔法の力
作者: りり   2012年02月03日(金) 19時11分09秒公開   ID:idaVUwi09Bg




〜僕の素敵な魔法の力〜


「今日、僕ね!フウト君が踏もうとした、
 蟻さん助けたんだよぉっ?すごいでそ?」

「へぇー、そうなのぉ!どうやって助けたの?」

「まずね…フウト君を風で、吹き飛ばして…。」

「えっ?」

「そのまま、あさがおのつるに縛り付けて…。」

「え?ユウキ?それって…」

「最後に、あさがおに食べてもらったの!
 ね?ちゃんと助けたでそ?」

初めて、僕に力があると気づいたのは

幼稚園のときだった。

小さい頃は、当たり前のように言っていた、
自分の力。

でも、成長するにつれて、
僕の力は強くなっていった。

僕が泣けば、自信が起こる。

僕が怒れば、台風が来る。

そんな、力はいらないようで
必要な気もするのだ。


僕は小学5年生。
名前はユウキ。男だ。

カッコいいとも可愛いとも言われたくない。

当たり前か(´`;

さっきも言ったけど、

僕には何だかおかしな力がある。

どんなことでも思い通り。


■作者からのメッセージ
作者からのメッセージはありません。

■一覧に戻る ■感想を見る ■削除・編集