嘘吐きごっこ
作者: アゲハ   2010年04月01日(木) 13時05分48秒公開   ID:ZN1gVxoLSj6
憂鬱だ。ただの当番ならば、これほど憂鬱では無かっただろう。今日は私が魔王様を起こす当番なのだ……。魔王様とは、死鏡 蛍。とても愛らしい子なのだが……寝起きが怖い。顔は怖くないのだが、背景に漂ってる黒い物がものすごく怖い。覚悟を決めてドアを開いたその時「おはよう、起こしに来てくれたんだよね。でも今日はもう起きてるから大丈夫だよ。」おかしい。何がだって?蛍が起きてる事が。「でも、今日体調悪いからサボ、じゃ無くて休むね。」私は結局疑問を解決出来ぬまま蛍の部屋から、出て来てしまった。「仕方ない、私は学校に行こう。」そして、学校にいったまでは良かったのだが。可笑しい……?休みが異常に多い。蛍のように休、じゃ無くてサボりというのならうなずけるが。ガチャ、ドアが開く音がする。私は正直言ってかなりびっくりした。だって其処にいたのは、「姉を見て驚くなんて失礼な妹ね。こっちは、せっかく逢いに来てあげたのに。」そう、私と同じ容姿をした他ならぬ私の姉だった。「還ってよ。」震えを押さえそういうのが精一杯だった。「酷い事を言うのね、優鬼。まあ好いわ。今日は顔を見に来ただけだから、コレくらいで止めといてあげる。」そういって姉は帰っていった。私は思わず笑ってしまった。アノ姉までが私に騙されている。そう思うと可笑しくて笑いが止まらなかった。私ハ悪くないよ。ダッテ貴方が言ったんでしょう?騙して見なさいって。悪いのは貴方。貴方か私か彼女が死ぬまでコノ遊びハ終わらない。私ハ絶対にしなない。殺されたりなんかしてあげない。
■作者からのメッセージ
駄目文ですいません。でも、続編は書きたいです。出来れば彼女を登場させたいです。読んでくれた人いるなら、有り難うございます。

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