「蒼色の星夜」の感想 |
No.8 投稿者:暁 評価:0点 投稿日:2008-12-15 22:52 ID:n2AyXP0hFJM |
牧陽介さま。お初にお目にかかります、暁です。 拙作をお読みいただき有難うございます! その上、感想まで頂け、本当に嬉しいです。ためになるご意見に、読みながら思わず唸ってしまいました。 人類の移住計画。たしかに一時期、流行りましたねー(そういえば、最近はめっきり見なくなったような……自分が気付かないだけかもしれませんが)。自分でもありきたりな設定だなとは思っていたのですが、「読者としては停電が起きた段階でアクション性のあるものを期待してしまう要素が――」と言うお言葉に、目からうろこな気分です。 ありきたりな設定を使うと当然、読者様の方も先入観を持ってしまいますよね(作者としては目新しさや独自性に欠けるというところが気がかりだったのですが、確かに先入観、といった点でも問題ですね)。そのまま王道な展開を突っ走った上で読者さまに楽しんでいただく事も難しい気がしますし(読みなれた物語から全く逸脱しないのも物足りないと感じさせるような)、展開を逸脱しても納得していただくだけの物語を描けるか、というのも難しいですよね。今後は、このあたりももう少し考えて書いていかねば、と考えさせられました。勉強になります! 文章自体は悪くない、切り替えが面白く感じた、というお言葉にほっと胸を撫で下ろしつつ、盛り上がりに欠けるといった感想が耳に痛いです。いつもヤマやオチのある物語にしたいと思ってはいるのですが……まだまだ修行が足らないですね。 何かの物語のダイジェスト――というのも、実にドキリとさせられるお言葉で(苦笑)。短編として完結させても「続きが気になる」「長編の一部のようだ」と言われることの多い自分は、短編というものがいまいちつかめていないのかもしれません。元々長編から書き始めた人間なので、未だに長編を短くする気分で短編をまとめてしまうのかな。うーん。難しいです。 と、冗長なレスをすみません! ためになるコメント、本当に有難うございます! 頂いたお言葉を参考に、今後の執筆に役立てたいと思います。 |
No.7 投稿者:暁 評価:0点 投稿日:2008-12-15 22:18 ID:n2AyXP0hFJM |
dirtytomさま、こんばんは! お初にお目にかかります。暁です。 10点評価を頂いたようで、かなり感激しております。私事ですが自分の作品は「可もなく不可もなく」という評価を頂く事が多いので(不可もなく、というのは分不相応な高評価なのかもしれませんが……でも物書きとしては「面白くない」と言われるよりも寧ろ致命的な気がします)、満点をつけていただけたということに感動しきりです。有難うございますね! それから丁寧に物語を読んでいただいた上での丁寧な感想、非常に嬉しいです。本当に有難うございます。 「淡々とした展開の中に、絶望が静かに流れて――」と言うのはまさしく作者が書きたかった雰囲気なので、そこを感じていただけて嬉しいです!(作者の描写不足を、dirtytomさまの読解力で華麗にカバーして頂いた気もしますが(笑)) 戦闘妖精、ですか。寡聞にも知らなかったのですが、SF小説なんですねー。あまりSFは読んでいなかったので、是非とも手にとって勉強させていただきたいです。 硬質な文章、硬派なSF、と言うお言葉に舞い上がりつつ、実のところ恐縮しまくってもおります。普段は軽い文章や話を書くことも多い、と言うか、SFらしいSFを書いたのも今作が初めてでしたので、にわかSF(サイエンスフィクションというよりスペースファンタジー?)ではないかとビクビクしていたのですが、そう言って頂けると嬉しいです。思わず、SF書きになろうかな、と思ってしまったほどです(単純(笑)) 真剣に小説を書こうとしている人――と言うお言葉にドキリとしたものを感じつつ(果たして自分は真剣に小説を書くことが出来ているのだろうか、と思わず考えてしまいます)、dirtytomさまの小説に対する真摯な姿勢に背筋が伸びる気分がいたしました。「研ぎ澄まされたナイフのような」と言う言葉にそれこそ胸を打ちぬかれてしまった(笑)私です。そうした作品には是非とも出会いたいですし、いつか自分もそうしたものを読み手に与えられれば、と思います。 自作に対する客観的な意見・批判が欲しい、とこちらに投稿させていただいたのですが、こうしたお話を聞いて自分の小説を見直す機会を頂いただけでも、このサイトに投稿して良かった!っと思わされるのには十分です。有難うございますね! |
No.6 投稿者:牧陽介 評価:5点 投稿日:2008-12-14 19:45 ID:Zk9uS1T9FGg |
はじめまして。 宇宙船による人類の移住計画というのは、一時期流行った設定ですね。漫画のプロローグに使われていたり、SF等でも扱われています。 また、この場合は宇宙船ですが、船や潜水艦などでも特殊な密室空間というものもアクション映画などに見られる設定です。 そのあたりの前段がありますから、読者としては停電が起きた段階でアクション性のあるものを期待してしまう要素がありました。そこから外れてしまった上、何事もなく終わってしまいましたから、物足りなさを感じてしまったと思います。 一方で文章自体は悪くないですし、夜空が停電で消えてしまったあたりは、この切り替えが面白く感じました。このあたりでようやく始まったような気がしたのですが、それから先が特に盛り上がるところもなく終わってしまった感じがあります。 誤解を恐れずに言えば、この作品は何かの物語のダイジェストのように思えます。小さい範囲での起承転結は形にはなっていると思うので、そこから膨らませるようにすれば、それなりの作品にはなるでしょう。 |
No.5 投稿者:dirtytom 評価:10点 投稿日:2008-12-14 19:16 ID:R5OId5T0PVE |
拝読いたしました。 謙虚な姿勢とは真逆に、硬質な文体と練り込まれたしたたかな構成に、確かな蓄積を感じます。かなりのてだれとお見受けいたしました。いえ、こういうことが言ってみたい年頃のオッサンなので、お気になさらないでください。 一見淡々とした展開の中に、希望無き世界の絶望感が静かに流れていて、いい雰囲気でした。戦闘妖精の人の短編もこんな雰囲気だったような気がします。(すみません、あまり読んでませんが……) 惜しむらくは今のご時勢、このような類のモノを好まれる方が、若年層を中心に極端に少ないということでしょうか。 宇宙大作戦や星戦争よりも、レッド・ドワーフが好きなひねくれモノなので、参考になさらないでください。 自分のことはいつも棚の上に置いたまま、らしいことだけをぬかしていますが、ネットという媒体の中で真剣に小説を書こうとしている人ってどれくらいいるのでしょうね。おそらくは1%にはるか満たないのだろうな、と考えると、淋しい気持ちになります。何ちゃって、で逃げる余地を残さず、背水の陣で自作と向き合っておられる方を見かけると、思わず饒舌になってしまいます。お恥ずかしい。 鋭利な文章は触れた皮膚を切り裂き、セリフは胸を貫く。研ぎ澄まされたナイフのようなものが語り部の理想ですが、掲げた理想だけが高く、いまだ爪楊枝にすら成りえていない己が恨めしや、というか、しょんぼりです。 こんなタイミングで硬派なSFにお目にかかれるとは思っていませんでした。クリスマスぽいものを一品産み落としてから、冬眠に入ろうかと考えていたのですが、思わぬ収穫があったようです。 これからも良作を期待しております。 |
No.4 投稿者:暁 評価:0点 投稿日:2008-12-14 18:12 ID:n2AyXP0hFJM |
トウコさん、こんにちは! 初めまして、なんちゃって。 改めて拙作を読み返していただいたとのことで……うわー、お手数をおかけして申し訳ないです。二度も読んでいただけた事が嬉しいと同時に、粗が目立ってないか心配なのですが、自分らしい話だと言っていただけて嬉しいです。 宇宙は好きなのですが、それだけに小説にするのは難しくって。科学考証なんかを考えてたら全く話が進まなくなったので(苦笑)、結局は「これはファンタジーだ」と自分に思い込ませながら書いてました。でも下手に理系だから、ファンタジーを書いていても、地に足の着いた独創性の無い話になるのかな(苦笑)。 短編、を書くのは非常に苦手なので、「わかりやすくすっきりまとまっている」と言うお言葉に感激しきりです。有難うございます! それから想像を膨らませることをあまりしない――と言うのは私もそうなのですよね。だから、出来るだけ小説には不足しないように描写を書き込みたいと思っているので(多すぎないように、というのも注意しなきゃですが)、「世界観だけでなく、そこに生きる人々の感じが付け足されていくと、より伝わってくるかなぁ」と言うコメントがとても有難いです。そうした視点で読むと、確かに今作は設定(世界観)や人物そのものの描写に終始している感じがします。関係や日常の雰囲気なども、付け足せばもう少し、厚みのある物語になるのかもしれないですね。ご意見、本当に有難うございます! 楽しい時間を――と言うお言葉が本当に何よりです。作者冥利に尽きる尾言葉を有難うございます! こちらこそ、楽しい時間を(←感想を読ませていただく時間と、こうしてレスをさせていただく時間)有難うございました。 |
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